Secret Society

嘘第二新卒inChinaと
新婚アイマスPと
エロゲーマーの、交換日記的ブログ

いま振り返るHappyRain

2007-11-26 00:42:57 | えむあい
画像は板張りになったマイルーム。あ、あんよがちべたい・・・。
いや、さすがに昨日は書き込めなかった・・・
見通しが甘すぎた。
今日なんか筋肉痛で起きましたからねマジに。
でもメイド喫茶に行ってきたよー。職場の先輩♂と。
日曜なので満席だったりしてとにかく歩き回ったけど、その分カロリーも摂取した。
ピンクでふりふり「ご主人様~♪」なとこと、
スカートは膝丈だけど落ち着いたメイド服で「いらっしゃいませ」なとこと。
落ち着いてる方がVIERGE(何て読むのさ)っていうお店。サンドイッチがすごく美味しかった。
思ってたより安かったし、また行きたいなー。今度藤花もよかったら連れてくよ。(メールで言え)


さて、タイトルのアレね。
世界で数人しかわからない話をしますので、皆さん速やかに避難してくださいませ。
あえて説明してしまうと、いわゆる「中二病」に侵されてネクラ女子4人でリレー小説してたシリーズのことです。
そのタイトルが「HappyRain」なのですね。この2行の説明読んでくれた方ごめんなさい。
せっかくの内輪ブログだし、個人的にリフォームして心機一転したということで、勝手にぼやいてみるよ。

・みゆきについて
えむあい担当キャラ。
「ハーフ」という設定のため、ガチで金髪碧眼だった。ハーフを何だと思っていたのか。
ウェーブの長髪で、赤いギンガムチェックのリボンを中途半端な位置につけていた。
たぶん体型はバランスタイプ。胸は平均程度にあるでしょう。84・58・88ってとこか?
いまだったらポニーテールにしますね。ウェーブなしで。
あと、男勝りなのにそんな少女趣味なリボンつけてんなよ。キャラに反するだろ。
気が強くて不器用で正義感が強くてその割りに純情で、っていう王道ヒロインでしたね。
あの頃はこういう、「女に好かれる女」タイプが好きだったんだなあ、と・・・。
イメージカラーは赤、属性は「土」から「光」。クラスは「剣士」だったかな?
彼女を主役ポジションに持ってきたのは確かに独断ですが、でも今でも、一番メインぽいなと思います。
ただ、今だと一番萌えないなあ・・・(笑)

・ゆうみについて
藤花担当キャラ。漢字だと「由美」? 「夕美」もかわいいなあ。
髪は癖の強いウェーブで、肩までの長さ。目をまんまるに描くよう気をつけてました。
絶っっ対に巨乳ですよね。93・63・90くらいはほしい。
みゆきが硬派というか男っぽいので、女の子らしくきゃいきゃいはしゃぐ子にしたかった。
お洒落とか美味しいものとか恋愛とか、そういう楽しいものが大好きでかなりのミーハー、
でも一番大事なのは友達! 芯は真面目、いざとなったら頑張る! 
・・・っていう設定がとても気に入ってて、でも上手く書けなかったなあ。
ゆうみはこのデザインでいいかな・・・? ツインテールにしてもいいけど、それだと狙いすぎだしね。
ゆうみは「さりげなく可愛い」子だと思うので。
イメージカラーは黄色、属性は「風」。なんか「幻惑師」とかいう役だったような・・・。
でっかい水晶持ってたよねえ。重いだろあんなもん。

・きりえについて
キヨハル担当キャラ。「桐絵」でいいんだっけ?
確か、一番美人っていう設定。黒のウェーブヘアーで、ケツまで伸びてました。
だから何でウェーブにするかねえ。描くの下手なくせにねえ。
絶対ストレートの方がいいよ。長さはいいにしても。
確実にツンデレポジションなので、是非とも貧乳にしたい。79・56・80とかな!
何しろキヨハルのキャラなので、冷たく・強く・美しく!描こうとしてた・・・つもりです。
理知的で合理的、そして女性的。まあぶっちゃけ、みゆきのライバル役ですよね。
あ、あー思い出した、確かみゆきの幼馴染を好きになるんだよ。(お前が書いたんだよ)
一番事情をわかってる「案内役」キャラで、時々非情で、でもあんな好青年キャラに惚れちゃうって・・・
可愛いじゃないか。
今なら確実にきりえに萌えですね。たぶん悲恋展開になるんでしょうが、それはそれで萌え。
それだけに、ちょっとキツい一面とか恋愛とか、もっと色々見たかったです。
イメージカラーは青、属性は「火」。・・・青で炎って珍しいなそういえば。
えーとね最初「看護師」とかにしたんだけど、キヨハルに「戦わせろ」と言われてもう一つ考えたんだよな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ごめん、思い出せない!! 

・けいこについて
脱退済な方担当キャラ。「桂子」かな・・・地味だな!
けいこだけ癖のない髪だったんだよ、何故だか。お団子にリボンつけてましたね。
もんのすごいヨゴレキャラでした。ギャグというとこの子。
どうかしてたとしか思えないマスコットキャラに惚れ抜いていらっしゃいました。
いやー何と言ったらいいか・・・もっといいとこ書いてあげたかった。好きだったのになあ。
デザインはけいこが一番気に入ってますしね。美少女なのにここまで崩れるっていうのも革新的だし。
みゆきやきりえが融通きかないので、彼女に明るくしてもらってたんですな。
今だったらもう一つ救済を考えますけどね。実は一番強いとか、名家のお嬢様だとか。
でも胸はつるぺたがいいなー。一番貧乳。76・59・80あたりで。
イメージカラーは緑で、属性が「水」。えーとえーっと・・・ふつうに「魔導師」だったよね!? ちっ違う!?

以上、なんにも見ずにうろ覚えで書いてみました。
けっこう私が勝手に設定決めてたよね、こう考えるとさ・・・orz
そもそもキャラデザが私だもんな。絵のイメージって大きいよね。
どうでしょう、二人から見て。
よければ二人からも聞かせてくださいよ、13年経った今のHappyRainを(笑)!
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休みは休みで気が抜ける

2007-11-25 23:13:39 | 藤花
さて、世間の皆様は明日から出勤でしょうが私は明日も休みです。
はははは。羨ましいだろう

それはさておきまして、えむあいがいつもギャルゲの感想ばかり書き込んでるのでたまには普通のゲームの感想を書いてみます。
。。。。結局ゲームかよってツッコミは無しで

スーパーマリオギャラクシー(WII)

世界一有名なヒゲの赤オッサン(実は20代)の最新作

ゲームとしては64のマリオに非常に近い。
様々な惑星で星を取り戻して、それに応じて次の星やボスに行ける
んでもって、いつもどおりに桃姫を助けるのが基本です。
星の数も64版と同じく120個。全て集めなくてもクリア可能

このゲームの最大の特徴は見た目と裏腹な快適な操作性でしょう。
正直、両手で操作とか無理だろうと最初思ったんですが
なれると思ったとおりにヒゲのオッサンが走り回ります。

64マリオはゲームとしては良くできていたのですが、いかんせん操作が難しかった。
その問題点を克服して、なおかつ64時代よりも一つのステージを短くし(大体星を3つ手に入れればクリア)数を多くすることで砂漠や炎、お菓子やお化け屋敷など多彩なステージを見せ、飽きずに楽しめる作りにしている点で間違いなく良作と言えます。

音楽も過去作品の懐かしいアレンジから、新曲のオーケストラ演出など非常に良いです。何所と無くディズニーランドを意識させる壮大さ。

ゲームセンターCX~有野の挑戦状~(DS)

有野課長が延々とゲームをプレイするだけなのに、現在大ヒット中のゲームセンターCXのゲーム
正直、私も最初はネタ半分で買っいました
ゲームinゲームという形式を取っているのですが、用はミニゲーム集だろうと。

が、このゲームのクオリティが凄い。ファミコンの雰囲気をうま~く取り入れてるんですよ。
例えば、違うゲームでありながら制作会社が一緒だと、1UPのマークが共通だとか、企業とコラボした限定ゲームとか。

攻略に関しても攻略本ではなく、ゲーム雑誌
はみ出しコラムとか、質問コーナーのカオスな質問などゲームをやりこんでいる人であればあるほどニヤリと笑える演出満載です

このゲームをやりながら、自分のゲーマー暦が既に20年だと言う事に気が付いた25歳
いや、これからもゲームやり続けるけどね。

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『SHUFFLE! ON THE STAGE』 感想

2007-11-24 00:10:39 | ギャルゲー感想@えむあい
短いけれどやたら長く感じたレオパレスでの3週間、明日はやっと自宅で眠れます。
ああ、しかし明日はまた大変なんだろうなあ。青痣いくつ出来るのか。
明日の夜も書き込みたいと思っていますが…ダメだったらお察しください。


『SHUFFLE! ON THE STAGE』  (Navel)
あ、順番間違えた。これプレイしたの、『久遠の絆』より前ですね。
何ではっきり思い出せるかというと、これで絵買いに懲りたから。
まだよくこっちの常識をわかってなくて、
「これだけ色々な雑誌で騒がれてるんだからいい作品に違いない」
と思って予約しちゃったんですよね。
まあ未開封を4000円で購入して、一通りやってゲーム屋持ってったら4500円で売れたんで、
元は取ってるんだけどね。
…取ってるんだけどね…


・シナリオ 10~20点
文句のつけようがないほどのへっぽこシナリオ。ここまでくると圧巻。

とにかく要所要所が狙いまくっており、そしてその狙っているのが丸見えており、
「ごめんそこはさすがに引っ掛かってやれないよ」と切ない気持ちに襲われます。
いい言い方をすれば「お約束満載、サービス満点」。
ギャルゲなんて馬鹿馬鹿しくてなんぼだろ!という開き直りが必要とされます。
その割に、中途半端に泣きゲー方向を目指してるところがまた癪に障るんですが。

各ヒロインルートに入ると、
いかにも取ってつけたよーな「悩み」が持ち上がって取ってつけたよーに解決して終わり。
魔族と神族が人間界にやってきてどーのこーの、っていう設定も意味があったのか疑問。
一つとして、複数回プレイする気になれるシナリオがありませんでした。
後悔なく売り飛ばせました。


・グラフィック 65~75点
この作品、というかNavel全体の最大のウリ、それが原画。(2007年時点)
同人ではよくコンビで本を出されている大人気絵師、
鈴平ひろ氏、西又葵氏がエロゲでコラボ!ということで『SHUFFLE!』も大注目されたんですね。
どのヒロインも可愛くキャラデザされてますし、一枚絵と立ち絵の多さはさすがです。
特に一枚絵の入れどころが、さすがに萌えオタのツボをわかってるなという感じ。

ギャラリー鑑賞で立ち絵も見られるというのは優秀。実はこれが、なかなかない。
ただ・・・ぶっちゃけて言うなら、それほど絵のクオリティが高いわけではないんですね。
ただ「人気がある」だけ。
他のイラストレーター諸氏に比して、お二人が飛びぬけて優れているわけではありません。
特に(有名な話ですが)西又氏の画力の低さ、
ポーズや髪型のパターン式については指摘しないわけにはいきません。
一か八かっていうところですかね。ひどい絵はひどいです。かわいい絵はかわいいんですが。
両氏ともに「受け入れやすい」画風ですし、私も好きですが、
『久遠の絆』のように誰が見ても原画が美麗であったり、
『デモンベイン』のようにCG処理に凝ってるわけではないので、
客観的に見てそれほど「素晴らしい」わけではないのです。これでも甘めに見た点数ですね。


・システム 50~60点
普通です。
普通ですが、一つだけ不満が。
男役の音声をオフにさせろ。


・音声 35~45点
CVは…普通。

OPの『ORIGINAL!』はかわいかったかな。ノリが良くて。


総評
原画師の人気に、おんぶに抱っこにあわよくば介護まで。
一生懸命お仕事された声優さんには申し訳ないんですが…。

しかし、これだけメディア展開・グッズ販売を繰り広げてる作品もそうないので、
誰かヒロインが好きになれたら儲けもの、という感じです。

あと、アニメでは楓の性格がガラッと変わって超・ヤンデレになってるらしいですね。
それはちょっと面白いんじゃないかと。
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『久遠の絆 再臨招』 PS2版感想

2007-11-18 18:24:29 | ギャルゲー感想@えむあい
『久遠の絆 再臨招』 (FOG)
このあたりから、ネットでレビュー見て購入するようになってきます。
やっぱシナリオだよな、ってようやく気付いたわけですね。色々コケて。
ADVの面白さに目覚めてハマりこみ、毎日けっこうすごい量をプレイしてました。
なので、ここ数作は順番がはっきりしません。同時進行だったりもしたので。
この『久遠の絆』ですが、一応PSの頃から知ってはいたんですね。
ただまあ当時、推理物以外のADVをやる気がなかったと。

すんげー有名なので、別にギャルゲーマーじゃなくても名前くらいはご存知な方も多いのでは。
1998年にオリジナルが発売されて以来、根強い人気を誇る長編「輪廻転生」ADVです。


・シナリオ 70~80点
メインヒロイン・高原万葉の転校から物語が始まり、
主人公は彼女との関わりから前世の記憶を少しずつ遡っていく。
1998年といったら、まだ「明るくてみんなに好かれる元気な女の子」が主流だったのですが、
万葉はそれには当てはまりません。
品があるぶん近寄りがたい、神秘的なクールビューティー。ぶっちゃけ好みです。
万葉がいわゆる「運命の女性」であり、何度も転生しては出会い、恋に落ちますが、
因縁により、その度に結ばれず悲しい結末を迎えてしまう。
恋愛ADVとしては珍しく和風(というか時代物)の世界観を取り入れており、
それもまた個性の一つ。

万葉シナリオが10時間と大変な長編ですが、舞台が切り替わることもあり、退屈させません。
難をあえて上げるなら、やはり台詞回しや主人公が「古い」ところですかね。
特に主人公の感情の起伏の激しさにはついていけませんでした。
設定上仕方がないんですが、ヘンに熱すぎ。

ともあれ万葉の一途さには胸が熱くなります。
ラストの告白「ひどい女でしょう?」に激萌え。
何というか、ある意味少女マンガっぽくもありますね。
「運命の人が現れて一大ドラマに巻き込まれ、何故だか自分が重要人物ですごい力を持っている」
を男性向けでやってみました、っていう物語なんだと思います。
ギャルゲーというには非常に硬派な、意外性はないけれど重厚なシナリオ。
美少女好きでなくても、老若男女問わず楽しめるでしょう。


・グラフィック 80~90点
線画だけなら100点満点。真面目な話、文句のつけようがありません。
万葉は絶世の美少女だし、栞はかわいいし、沙夜先生は色っぽいし、汰一は嫌味なく二枚目だし、
悪役は迫力あるし、化け物はちゃんと不気味だし…苦手科目はないんですかと聞きたい。

恋愛ADVの原画というのはぶっちゃけ顔重視であり、
上手い下手よりも「好かれるキャラを描けるか」なので、
画力はメタメタな場合が多いのですが、岸上大策氏は別。漫画家並みの技量です。
立ち絵はもう少しほしかったところですが、一枚絵は十分。
どれも安っぽさがなく美麗です。

文句をつけるとしたら、塗りでしょうね。ただまあ、1998年制作なので…。
色調が重い、というか強い色を多く使っており、
重みを感じさせるのにも一役買っているのですが、
べたーっと濃く塗りすぎていて、せっかくの線画がくっきり見えません。
そこがちょっと不満かな。
何気に一番好きなCGは、序盤の吉川絵里が凄絶な表情でアップになってるやつ。
この子は完璧ヤンデレだ。


・システム 40~50点
致命的な欠陥はありませんが、快適かと問われたら「いいえ」と言うしかありませんね。
まず、やや重い。セーブもロードも遅いです。
特に気になるのが、やはりスキップ。
とにかく長いシナリオなので、もう少しここだけは強化してほしかった。

CG閲覧も…「時代分け」っていうのはどうなんだろう?
少なくとも、私には見づらかったです。見たい絵がなかなか見つからない。
しかし、プレイするのが苦になるほどではないので、この頃のものとしては優秀なのかも。


・音声 50点
なんではっきり「50点」なのかというと、CVがないから。
うーん、これはどう評価したもんかなあ、と思ってこうなりました。
BGMはほぼ満点です。どれも名曲揃いで、サントラが凄まじいセールスを記録したのも頷けます。
万葉テーマ「愁眉」、「絆」は『久遠の絆』の作品世界をうまく表現していると思います。

ただ、やっぱり…私はCVがほしかったですね。プレイしてて寂しいもの。
CVがないからこそ、ユーザーそれぞれにキャラの声を想像でき、
伝説の名作になったのかもしれませんが、
せっかく名台詞が多いんだし、せめて万葉だけでもボイスがほしかったなあ…。
フルボイス化で再発売されたらまた買っちゃうかも。
桑島法子さんとか、久川綾さんとかどうでしょう…!!


総評
いうまでもなく傑作。硬派な傑作です。
意外性やわかりやすい「萌え」はないものの、
それぞれキャラが立っていてストーリーに引き込まれます。
色々な部分で「古さ」を感じるでしょうが(ファッションや台詞など)、それも味の一つ。
ベスト版も出たので、長いノベルゲームをプレイするのが苦でなければお奨めします。
男性キャラも手抜きなく書かれているので、女性の方もぜひどうぞ。
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『ショコラ』 PS2版感想

2007-11-12 00:19:09 | ギャルゲー感想@えむあい
レオパレスです。レオパレスに住んでいます。
やっとネットができるようになったよ…。2人部屋でだけど。
いやー本当に不便だね、色々なところが。おうちの有難味がわかります。
ああー椅子に座りたい。


『ショコラ ~made cafe curio~』 (戯画)
ついに来たよ、これを語る順番が!!
シナリオ:丸戸史明先生、原画:ねこにゃん先生。「まるねこ作品」の第一弾です!
はっきり言って、パケ買いだったんですよ。PS2版の美里ちゃんのイラストね。
5000円くらいしてて「高いかなー」とも思ったんだけど、
雰囲気がよさそうだったからヤフオクで落札してみた。
ああ、出会えてよかった…!


・シナリオ 70~80点
アンティーク喫茶「キュリオ」の店長の息子、結城大介が主人公です。
んで、えーかげんな父親が急に再婚して急にどっか行っちゃって急に店長を任される。
「お帰りなさいませ、ご主人様」の謳い文句で
「あーメイド物か、ふつうの学園コメディでいいんだけど」と敬遠してしまってはもったいない。
みなさん基本的にメイド服を着ていらっしゃいますが、中身はふつうの恋愛物です。

ヒロインが6人(+1人)いますが、まあぶっちゃけ2人は捨てキャラです。
さやかと真子は「攻略してもしなくてもいい」と大評判。
属性的にぱっと見てピンとこなければ、ピンとこないまま終わります。
妹のすず、メインの美里ちゃんはそれなりに可愛いです。好きな人は好きだと思う。
特に美里ちゃんはね、容姿も性格も非常にかわいくて憎めない。いい子だなぁ~と。
もう少しシナリオが捻ってあれば、という感じなんですが、それでも十分魅力的です。
もっと他キャラに個性がない凡ゲーだったら、美里ちゃんが一番だったと思う。
ただし、ただし…! このゲームには強力なのが2人いるんですよ!

ぱっと見いかにも「男勝りな幼馴染」翠、ぱっと見いかにも「無口なクール系」香奈子さん。
正直プレイしてみてくれとしか言えないんですが、もう本当…
クセがあっていつまでも心から消えてくれない。
丸戸先生は、この香奈子さんシナリオでまず人気を得たといわれていますね。
後の『パルフェ』『この青空に約束を―』と比べると色褪せますが、
だらだらーっとただ流してプレイしていた私にとって、この2人のシナリオは衝撃的でした。
「真ヒロイン」という言葉は香奈子さんから生まれました。

翠みたいな体育会系、ふだんは好みじゃないんだけどねぇ…
あの健気さはたまらないよ。涙が出た。
こんなに好きですが、点数は上記の通り。捨てシナリオが多すぎるので仕方ないでしょう。
PS2版持ってんのにDVD版まで買ってますからね私。どんだけ信者なんだと。
ああ・・・この2人については好き過ぎて上手く書けなかった。
とりあえず、ショートストーリーでの香奈子さんのエロさは異常。


・グラフィック 40~50点
PS2版の追加画像はともかく、PC版から使用されているCGについてはあまり評価できません。
正直、画力がまるで足りていないんですね。
香奈子さんが翠をひっぱたいてる時の絵とか、ちょっと見ていられない。
枚数はふつう程度。キャラデザはやや地味ですかね。
カラーリングは戯画スタッフが決めてるんだろうし。
この時点でのねこにゃん先生の絵は、
「親しみやすい」という点しかあまり取るべきところがない、と言ってしまっていいのでは。
だからこそ『パルフェ』であそこまでクオリティが上がっていたことに驚いたのですが。


・システム 80~90点
PC版のシステムはひどかったらしいですね。まともに攻略できなかったとか。
しかし、PS2版は非常~に優秀です。すんげー楽。
攻略につまづくのって、翠と香奈子さんくらいじゃないかな。
香奈子さんのアレは…だいたい想像つくしね。

表示速度から何から、細かく設定することができ、とっても快適。
何よりスキップが超優秀です。早いし、オートと兼用できるし。
なんと、章ごとに一気にスキップすることも可能。間違えて押すと厄介ですが。
これ全てのギャルゲーに実装してくれないかなあ。


・音声 75~80点
「デュアルボイスシステム」を採用しており、
PC版からの声優さんと新規声優さんと、キャラごとに選択できるようになっています。
単純に考えて、好みの声に当たる確率が倍になるわけですよね。けっこうお得。
個人的に翠は松下雅さん(PC版)、香奈子さんは千葉紗子さん(PS2版)。

BGMもとてもいい。
「True Love」「eternal ties」「tears fall in glass」あたりは何度も聞き返します。
PS2版の出色は香奈子さんのキャラソング「満月へと寄り添った星」でしょう!
OP、ED、美里キャラソン、香奈子キャラソンが追加されているのですが…。
これ、すっごくいいです。
思い入れのあるキャラのイメージソングって耳を塞ぎたくなることが多いんですが、これは別。
これだけのために3000円のCD買っちゃったくらいです。歌詞もめちゃくちゃ合ってて切ない。
香奈子さんファンなら、この一曲のためだけにでもPS2版購入を考えていいと思います。


総評
まるねこ作品はここから始まった。
次の2作品と比べると明らかにレベルが落ちますが、
それでも翠と香奈子さんにはプレイするだけの価値がある!
ねこにゃん先生には失礼ですが、正直CGはおまけと思ってプレイしましょう。
『ショコラ』が優秀なのは、翠+香奈子さんシナリオ、音楽、あとPS2版ならシステム。

逆にいうと、翠と香奈子さんに萌えられないとあんまり得るものがありません。
しかし、口コミで「香奈子シナリオがちょっとすごいらしいぞ」
と少しずつ広まっていってヒットしたこの作品。
ぜひとも、ぜひともその底力を味わってみていただきたい! 非常にお薦めです!
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『機神咆哮デモンベイン』 PS2版感想

2007-11-04 00:40:53 | ギャルゲー感想@えむあい
『機神咆哮デモンベイン』 (Nitro+)
クリアした後にベスト版なんか出しやがってからに…!!
一番最初のPC版が『斬魔大聖デモンベイン』、それのPS2版がこの『機神咆哮』。
続編が『機神飛翔』というタイトルで出ていますが、PS2への移植はまだ未発表。
ジャンルが「荒唐無稽スーパーロボットADV」というあたり、かなり特殊なADV。


・シナリオ 70~80点
クトゥルー神話をベースに敷いてロボットものを中心に描き、
なおかつエロゲとしての恋愛要素も取り入れてみました、というてんこ盛りの内容。
すんげー長いけれど、充実した内容なのでダレません。
ロボット物としては超王道のため先が読めてしまう、という欠点はありますが、
これはわざとでしょう。
この王道・ストレートっぷりが「燃え」を求めるユーザーに支持されたのは間違いありません。
非常に熱いです。懐かしいほどに。

ただ、色々屁理屈をこねてるわりに大事なところが説明されなかったり、
勢いだけで突っ走ってしまったり、
そういう難は認めざるを得ませんね。
しかし、しかし…とにかくもうアルが萌える!!!
あんないかにもロリロリな格好で「わらわ」とか言うな!! 萌え死ぬだろ!!! 大好きだよ!!
『久遠の絆』並みに「メインのシナリオがとにかく力を注いだ」な構成になっているので、
他ヒロインに大差をつけての大人気。
ツンデレ人外ロリが…これほどの破壊力とは…!! アルかわいいよアル!!!
そんなわけで、個人的にちょっとロボット搭乗時間が長すぎました。
もっとアルといちゃいちゃしたかった。


・グラフィック 70~80点
ロボット好きな方なら、もっとずっと高い点をつけられるのではと思います。
エロゲとは思えない気合の入り方。これぞ「CG」ですよね。
一枚絵の量も、文句のないレベルでした。
ロボも美少女も描けるイラストレーター・Niθ(にっしー)氏が原画担当です。
機械系については私はようわからんのですが、
両方ばっちこいオッケーイ!というのがすごいことくらいはわかります。

そんでもって、わりと男性キャラも「かっこよく」キャラデザされてますね。
私は正直、アレですが。
まあ・・・女性向けエロゲも描かれるらしいので…
アルのビジュアルに関してはもう、文句なし最高!なのですが、
他のヒロインがいまいち…あんまり美少女系っぽくないですよね。
絵柄にもかなり癖があるので、好き嫌いが分かれそうです。


・システム 10~20点
お も い ・・・
何の冗談かと思うほど重いです。
CGや演出をたっぷり詰め込んだせいもあるでしょうが、それにしてもこの重さはありえない。異常。
立ち絵が切り替わるたんびにPS2がギッコギッコ言うのは仕様ですか。
うちのPS2古くないのに。
そもそも相当な大作なので、スキップがここまで遅いと話になりません。

アルシナリオももっと読み直したいのですが、こんな遅いとそんな気にもなれない。
PS2版スタッフ…もうちょっと何とかできんかったのか。


・音声 40~50点
作風に合わせて、「熱い」BGMが揃っています。
非常に迫力があり、聴き応えも十分。曲タイトルがちょっと暑苦しいことを除けば文句なし。
問題はCV。
み…みなさん、これで平気ですか…? 私はボイスオフにしてプレイしてましたよ。
ヘタというのもあるのですが、ミスキャスト感が溢れまくります。合わない!
特に九郎とアル。一番大事な二人がイメージにあまりにも合わないので、CVオフにしたほど。
アルがバカそうすぎ。もっと品のある、それでいてロリな声がよかった…
CVが(個人的に)ダメというのは大きなマイナスポイントになってしまいますね。


総評
みなさん仰っている通り、「燃え」と「萌え」が融合した稀有なADV。
中途半端なヘタレ加減はありません。好き嫌いはあれど、間違いなく一級品。
ロボット物が好きなら、男女問わずプレイして損なしです。熱くなれます。
そのかわりとんでもなく重いので、あんまりPS2の調子がよくない方はPC版を買うべき。
そしてわたくしが同人誌を買い漁るほど萌えてしまった、
アル・アジフ嬢の凄まじい萌えポテンショルをご堪能ください!
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