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『ままらぶ』 感想

2017-03-06 00:19:44 | エロゲ感想@えむあい
『ままらぶ』 HERMIT
2004年発売、HERMITの丸戸作品第二弾。
もちろん存在は知っていましたが、そこまで高評価を得ていないこと、
そして何より絵がキツくて手をつけていませんでした。


・シナリオ 70~80点
ちょっと…いやかなり、荒削りです。
フルハウス×るーみっく×エロゲ、という感じ。
無茶はあるけど難しいこと考えずにホームコメディしましょう!という理解でいいかと。

ただし、主人公にはゲーム開始時点から付き合い始めの恋人がおり、
その恋人というのは・・・お隣の1つ年下の可愛い幼馴染・・・の、母親なのです!!
・・・20歳過ぎたらBBA呼ばわりされるエロゲで、メインヒロインがアラフォー未亡人。
非処女がどうのってレベルじゃねえぜ! やるな丸戸史明!!
ということで、とにもかくにもこの点が最大の特色です。

後に発売されるNG恋と同じく、順番にルートが現れる他ヒロイン達を無視し続けると
最後に辿り着くのが、メインヒロイン涼子さんのルート。
ので、基本的に涼子さんは最後に攻略推奨です。

涼子さんのひとつ前に登場するのが、彼女の娘(主人公の幼馴染)である小雪ルート。
これ、作品の性質上、わりとさっぱり終わらせてますが、
真面目に書いたらWHITEALBUM2以上の修羅場だと思います・・・。

小雪エンドは正直いまいち納得がいかないし、他ヒロインエンドもあまり・・・ですが、
この作品はとにかく涼子さんが可愛い!
きちんと母親で、手に職をもった大人で、家庭的で良識があり・・・という涼子さん(30代後半)が、
実は一番駄目な女であることが少しずつバレてくるあたりがたまりません。
さすがは丸戸ヒロインだけあって、何でもかんでも受け入れてくれるだけの聖母ではなく、
譲らないところは譲らないし、往生際が悪くてめんどくさい。
うん、これはきっちり丸戸真ヒロインです。それだけで満足。
点数のほとんどは「涼子さんというヒロインを生み出した」ことに対する評価です。


・グラフィック 20~30点
ちょっと・・・その・・・。

まず思うのが、「女体描くの好きじゃないんだろうな」ということです。
おっぱいも腕も脚もしっちゃかめっちゃかで、どういうポーズしてるのかわかりにくい。

なおかつ、顔も安定しません。
立ち絵・フェイス画・一枚絵、これらが同じキャラに見えないこと多数。

フェイス画が一番良い仕上がりだったと思います。
表情パターンが多く、ストーリーを盛り上げるのに一役買っていました。


・音声 70~80点
まきいづみさんだろうなと思ったらまきいづみさんでした。(涼子さんのCVが)
パケの絵を見た瞬間にわかるレベル。
そしてこれわかってもなんも偉くないくらい誰でも察するレベル。

しかも思った以上にハマり役で、
あの脳髄とろとろボイスの涼子さんが素晴らしいのなんのって・・・!
普段の優しい声、いざというときの静かな迫力、恋人モードのダダ甘っぷり。
最・高・です。

BGMは特に記憶に残らなかったな・・・。


・システム 60~70点
フルハウスのオマージュということで、ちょっと変わった演出が。

・ウィンドウの四隅が丸くトリミングされ、昔のテレビのように見える
・ギャグシーンで「HAHAHAHA!」とモブの笑いが入る

↑の二点。これらは演出カットを選ぶことも出来ます。
私は笑い声だけカットしてプレイしました。なんか合わなかったので・・・。

他は特に問題なく、快適です。


総評
涼子ママ萌えゲー。
涼子さんに萌えられないと、得るものが少ないように思います。
人気投票では圧倒的一位だったようなので、
作品としては成功したといえるのではないでしょうか。

丸戸信者目線でいうと、後のWHITEALBUM2の雪菜タイプのヒロインです。
雪菜と違うのは、最初から主人公に「一番愛しい人」として想われているところかと・・・。
あのめんどくさ可愛いところとか、最後にキレて色々ぶちまけるところとかが好きな方は是非。
コメント
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