夕べの「そのとき歴史は動いた」
先週番組表見た時から、絶対見ようとチェックしてた。
石井筆子さんがテーマでした。
国立市にある知的障害児学園・滝之川学園の創始者。
長崎生まれの筆子。(敬称略)
成人後、津田塾創始者の津田梅子らと共に、海外留学を経験。
3ヶ国語を操る才女として「鹿鳴館の華」と歌われる。
華族女学校の教師となり、貞明皇后にも教える。
大村藩家老の子息と結婚。
親友の津田梅子とともに女性教育を進めていく。
スーパーウーマンそのもの。
しかし。。
結婚後授かった3人の娘。
長女は知的障害を持つ。
次女は生後10ヶ月で他界。
3女は結核性脳膜炎で他界。
元々病弱だった夫も若くして亡くなる。
全て手にしていたはずの筆子は、その全てを無くし
絶望の淵に立つ。
長女の知的障害をきっかけに、石井亮一と出会う。
アメリカで障害児教育を学んだ亮一。
志を等しくした二人は、生涯の伴侶となる。
障害児教育の先駆者となる。
亮一の言葉
「小さな者になしたるは すなわち 我になしたるなり」
「誰かを支えている時は、自分が恵を受けているということを忘れてはならない」
という意味。
この言葉を残して、亮一は亡くなる。
一人残された筆子。
力を落としていた時に、かつての教え子から
自立して生きていることを綴った手紙が届く。
手紙を読んだ筆子は、亮一の言葉を思い出す。
「自分のほうが恵を受けている」ことの実感を取り戻し、
滝之川学園を始める。
***
筆子さんのお墓には、自分より先に亡くなった3人の娘達の墓標が並んでいる。
長女の墓標にはこう書かれている。
「鳩足止めるところなく 舟にかえる」
障害児だった娘には、生きる場所がなかった。
だから天に帰って行った、という意味だそう。
番組の解説者はこう言っていた。
当時の日本は富国強兵政策で
兵隊になれない人=役に立たない
という図式があからさまだった。
障害を持つ人には生きづらい世の中だったと。
でも、今現在の状況は、一体どれだけ変わっているだろうと疑問を持つ。
鳩の足をとめる所はあるだろか?
頭が良い子じゃなくちゃいけない、可愛くなくちゃいけない、お金持ちじゃなくちゃいけない、痩せてなくちゃいけない、健康じゃなくちゃいけない。
この価値観で成り立つ世界。
ここで私たちは生きている。
では。
そうでない人は生きる意味がないの?
障害や美醜は、生まれつきのものなのに?
その人が選んだものではないのに?
どうして差別されなくてはならないの?
では。
そもそもどうして、人間は平等じゃないの?
どうして神さまは、差別を作ったのか。
どうして人間に、優劣の感情を授けたのか。
どうして全ての人に健康な体を与えないのか。
神さまに会って、私は直接聞いてみたい。
人間は何のために、今にも滅んでいきそうなこの地球に生を受けるのか。
石井筆子さんの伝記的映画が撮られ、夏ごろから小さな映画館で上映されていたみたい。
「とくダネ」で取り上げられたことが反響を呼び、
上映される映画館が増えたそうです。
筆子さん役は常盤貴子ちゃん。
私も見てみたいなー。
クリスマスの直前に、愛情深く聖人のような石井筆子さんを知ることができて、
とても感動しています。
「誰かを支える時、自分も恵を受けていることを忘れてはならない」
この言葉が胸に突き刺さります。。
先週番組表見た時から、絶対見ようとチェックしてた。
石井筆子さんがテーマでした。
国立市にある知的障害児学園・滝之川学園の創始者。
長崎生まれの筆子。(敬称略)
成人後、津田塾創始者の津田梅子らと共に、海外留学を経験。
3ヶ国語を操る才女として「鹿鳴館の華」と歌われる。
華族女学校の教師となり、貞明皇后にも教える。
大村藩家老の子息と結婚。
親友の津田梅子とともに女性教育を進めていく。
スーパーウーマンそのもの。
しかし。。
結婚後授かった3人の娘。
長女は知的障害を持つ。
次女は生後10ヶ月で他界。
3女は結核性脳膜炎で他界。
元々病弱だった夫も若くして亡くなる。
全て手にしていたはずの筆子は、その全てを無くし
絶望の淵に立つ。
長女の知的障害をきっかけに、石井亮一と出会う。
アメリカで障害児教育を学んだ亮一。
志を等しくした二人は、生涯の伴侶となる。
障害児教育の先駆者となる。
亮一の言葉
「小さな者になしたるは すなわち 我になしたるなり」
「誰かを支えている時は、自分が恵を受けているということを忘れてはならない」
という意味。
この言葉を残して、亮一は亡くなる。
一人残された筆子。
力を落としていた時に、かつての教え子から
自立して生きていることを綴った手紙が届く。
手紙を読んだ筆子は、亮一の言葉を思い出す。
「自分のほうが恵を受けている」ことの実感を取り戻し、
滝之川学園を始める。
***
筆子さんのお墓には、自分より先に亡くなった3人の娘達の墓標が並んでいる。
長女の墓標にはこう書かれている。
「鳩足止めるところなく 舟にかえる」
障害児だった娘には、生きる場所がなかった。
だから天に帰って行った、という意味だそう。
番組の解説者はこう言っていた。
当時の日本は富国強兵政策で
兵隊になれない人=役に立たない
という図式があからさまだった。
障害を持つ人には生きづらい世の中だったと。
でも、今現在の状況は、一体どれだけ変わっているだろうと疑問を持つ。
鳩の足をとめる所はあるだろか?
頭が良い子じゃなくちゃいけない、可愛くなくちゃいけない、お金持ちじゃなくちゃいけない、痩せてなくちゃいけない、健康じゃなくちゃいけない。
この価値観で成り立つ世界。
ここで私たちは生きている。
では。
そうでない人は生きる意味がないの?
障害や美醜は、生まれつきのものなのに?
その人が選んだものではないのに?
どうして差別されなくてはならないの?
では。
そもそもどうして、人間は平等じゃないの?
どうして神さまは、差別を作ったのか。
どうして人間に、優劣の感情を授けたのか。
どうして全ての人に健康な体を与えないのか。
神さまに会って、私は直接聞いてみたい。
人間は何のために、今にも滅んでいきそうなこの地球に生を受けるのか。
石井筆子さんの伝記的映画が撮られ、夏ごろから小さな映画館で上映されていたみたい。
「とくダネ」で取り上げられたことが反響を呼び、
上映される映画館が増えたそうです。
筆子さん役は常盤貴子ちゃん。
私も見てみたいなー。
クリスマスの直前に、愛情深く聖人のような石井筆子さんを知ることができて、
とても感動しています。
「誰かを支える時、自分も恵を受けていることを忘れてはならない」
この言葉が胸に突き刺さります。。