産炭地を抱える北九州には 大型蒸気の入線できない地方交通線も多く 産炭地と積出港苅田の間には 後藤寺機関区
の9600牽引の運炭列車が 数多く運転されていました。
1971年12月00日撮影 田川線 油須原~崎山 9600形牽引 上り石炭列車
石炭を降ろし空とは言え 長い急勾配の続く油須原への道を 勢いよく煙を噴き上げて上って来ました。
谷を渡り反対側で待っていると 9600重連が上って来ました。
9600形重連牽引 上り石炭列車
前補機は 力を持て余し気味か 煙が少ないです。
サミットを超え勾金方でも写しています。
1971年12月00日撮影 田川線 勾金~油須原 9600形牽引 下り石炭貨物
柿の実で有名なこの撮影地ですが 流石に年末ともなると 殆んど残っていませんでした。
同じ列車をカラーフィルムで写しました。
9600形牽引 下り石炭貨物
この頃撮影は 主にモノクロフィルムを使用していましたが 赤い柿の実とのコラボなので カラーフィルムを使いました。
稲わらを積み上げた「わらぼっち」もどこか懐かしい かつての農村風景が偲ばれます 因みに私の在所では 「つぼき」と
呼んでいました。