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朝の詩・・「先生」

2024年08月11日 | 朝の詩

赤トンボ 夕焼け空に 染まったか

 

 

 

 

先 生

 

せんせい あのね

の書き出しではじまる

小学時代の日記帳

約半世紀ぶりに

押し入れから

顔を出した

汚い字で殴り書きした

文章にとても面白いと

朱色の感想と三重丸

おかげで初めての

三日坊主卒業

先生

とても今

あなたに会いたい

 

<大阪府東大阪市 西尾 学さん(53)の作品です>

 

「せんせい、あのね」の書き出しで

子どもたちが日々の思いをつづり

先生が返事を書く対話ノート

あのねちょう」

元神戸市立小学校教諭で昨年2月に87歳で亡くなられた

鹿島和夫先生が1970年代後半から実践し、

全国に広まった

 

「先生あのね」のドキュメンタリーをTVで観て

感動を貰ったことを思い出しました

 

半世紀ぶりに押し入れから顔をだした

「あのねちょう」

鹿島先生が実践された

最初の教え子さんなのですね

 

 

先生とクラス児童の交換日記

毎朝、児童が先生に提出

その日のうちに先生は

クラス全員のノートに目をとおし、

朱色のペンで感想と三重丸をつけて児童に返す

決して、て、に、を、は、等を指摘しない

あのね教育とも呼ばれたそうです

 

今でも「あのね教育」を

実践されている小学校もあるとか

 

 

(夕陽が家々をも染めてゆく)

 

 

市内夕刻散歩のスケッチより