先週のある平日、久しぶりにドロイトウィッチを訪れました。
ドロイトウィッチは、以前私が住み込み介護で働いていたお宅から、約11kmの距離にあります。
残念ながら私の顧客さんジーンさんは亡くなられましたが、ご主人のボブさん(82歳)とはその後も折にふれて連絡を取り合っておりまして。
最後にボブさんと会ったのは、今年の5月、お互いの中間距離にあるテュークスビュリーのガーデン・センターででした。
我家とボブさん宅は90kmも離れていますが、先週は久しぶりに根性を出してボブさんを訪ねることにし、
でもその前に、久しぶりにドロイトウィッチを歩いてみることにしたのです。
だって、ドロイトウィッチ、街並が素朴で、素敵なんだもの~
でも、まずは腹ごしらえです。ドロイトウィッチには午前11時頃に到着。
グーグル・マップで目をつけておいた、良さげでお高くないカフェに、ランチに入りました。
ボードに書かれていた、期間限定らしい “ゴールデン・チャイ・ラテ” と、
“サン・ドライド・トマトとペストとモツァレラのホット・サンドイッチ” を注文。
両方合わせてちょうど10ポンド、1850円でした。ランチが10ポンドでおさまって、嬉しい!
こういう昔ながらの商店街って、ほんと歩いていて楽しいし落ち着きます。
商店街の突き当たりにある交差点。
この立派な建物はホテルだったようですが、コロナ禍の影響か、現在は営業していないようでした。
その手前の広場にあったのは、SALTWORKERS (塩労働者)の像。ドロイトウィッチは昔、塩産業で栄えたそうです。
あちこちお店に入りつつ、素敵な家並の写真を撮って歩きまわりました。(前にも載せたような写真ばかりでスミマセン )
私はこの国で生まれ育ったわけではないのに、なぜか郷愁をかきたてられるのが不思議。
ランチに入ったカフェ NELLY’S YARD の前を通って、車に戻りました。
ボブさん宅には、午後半ばに到着。
奥様を亡くされてからすでに3年半経ちますが、現在も居心地良いお宅で、独居を続けておられます。
下の画像の左下に見えるのがボブさんの足です
暖炉には本物の薪が燃えていました。
昨今は電気やガスのヒーターを暖炉に設置しているお宅が多いので、薪を燃やす暖炉を見たのは久しぶり。
私が持参したケーキでお茶にし、おしゃべりをしたあとは、家事のお手伝いと、夕飯の支度。
あまり料理が得意でない私ですが、ボブさんは 「美味しい」 と褒めつつ平らげてくださいました。
ボブさんには50歳代の娘さんが三人いますが、皆それぞれ忙しく、近居でないこともあって、
ほとんど訪ねて来ないそうです。
今年のクリスマスも、三人とも何も言ってこないので、ボブさんにはまだ何の予定もないそうで・・・
ボブさん、穏やかで優しくて本当に良い人なのに、何故・・・!?
夕食をご一緒し、後片付けをしたあと、午後7時半、帰途につきました。
きっかり1時間後に、無事帰宅。
もう少し近かったら、もっと頻繁に訪ねることができるんですが・・・
ボブさんが、娘さんのうちの誰かにお呼ばれして、クリスマスを家族と過ごせるよう祈ります。