・・・といってもドライバーの年齢じゃなく!車の年齢ですけどね。(ホッ・・・)
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先月散歩中に、Pレジ(ピーレジ=P registration の略)というかなり古い車を見つけました。
私が今の車のふたつ前に乗っていて2010年に手放した車がRレジだったけど、Pレジはそれよりさらに一年古いことになります。
車体の色も単色ではなくて、フロントガラス上部には FAKE TAXI (偽タクシー)なんても入っているし、なかなかユニーク
後部は赤錆色で、車の古さと相まって妙に馴染んでいました。本当にサビだったのかも。
驚いたことにその数日後、同じ通りにさらに古い車が駐まっていました。
別個の荷台などを後部にくくりつける際に取り付けなければならない余分なナンバープレート(車自体とは別のナンバー)が車内に見えましたが、なぜか前面のナンバープレートはついていませんでした。
でも後部のナンバープレートはついていて、この車はなんとNレジ、緑&赤錆色の車よりさらに1歳年上でした。
今ちゃんと調べてみたら、Pレジの車は1996年8月(1日)から1997年7月(31日)までの間に製造・登録された、満21歳の車ということです。そしてNレジの車はそれよりさらに1歳年上だから、満22歳ということに。
というわけで、イギリスの車はナンバーから製造年がわかるのです。というか、ナンバーに製造年が含まれています。ここから先は英語版ウィキからの受け売り、画像もすべてネットからの借り物であることをご了承ください。
イギリスの車のナンバー制度は過去に何度か変わってきました。1963年から1983年までは、ナンバーの末尾につけたアルファベットで製造年を表示していましたが、1983年から2001年までは製造年を示すアルファベットをナンバーの先頭につけることに。先ほどのNレジ・Pレジの車がまさにそれでしたね。ちなみにアルファベットのO・I・Z・Uは、数字の0・1・2とアルファベットのVとの誤認を避けるため年齢表示には使われませんでした。1992年にイギリスに来た私が覚えているのは主にこの形式のナンバーからで、ナンバーはアルファベット1文字に数字が3つ・スペース・アルファベット3文字という構成でした。(例: P481 DPZ)
私が1992年にオットーと知り合ったとき、オットーはEレジつまり5歳くらいの軽自動車に乗っていました。オットーの人生初の車だったそうです。(それまではバイク。)
現行のナンバー制度は、2001年9月1日に導入されました。それまでとの大きな違いは、製造登録年を半年ごとに区別できるようにしたこと、またアルファベット1文字の代わりにふたつの数字で製造登録年を示すようにしたことです。3月1日から8月31日までに製造登録された車のナンバーは西暦の下2ケタ、9月1日から翌年2月末日までに製造登録された車のナンバーは西暦の下2ケタに50を足した数字でその車の年齢を表示するようになりました。
今オットーが乗っている車は11だから2011年3月~8月製、私のは63だから2013年9月~2014年2月製ということになります。
1 任意でつけるEU圏内国識別票 2 製造登録年表示 3 地域コード 4 ランダムな3文字
もちろん緊急車両も例外ではありません。これで下のパトカーは2015年9月~2016年2月製、救急車は2015年3月~8月製であることがばっちりわかります。
運転していてピカピカの車を見ると(今年/去年製か!やっぱり新車は光ってるな~)なんて思ったり。古い車を見ると(うわぁ~もう20歳を超えてるのに、よく頑張ってるな、あの車)なんて思ったり。
というわけで、もしかしたらどこかでちょっと役に立つかもしれないマメ知識をお届けしました。
イギリスでの長いドライブの際、ヒマつぶしのお役に立てれば嬉しいです。
(あ、でもドライバーの方は主に運転のほうに集中していただければ幸いに存じます。)
でも高齢ドライバーが多い昨今、運転の危なっかしい高齢ドライバーの年齢は表示された方が世のためかも?なんて。
(オットー父はまさにそのうちの一人。)
私の場合、自分のイニシャルで始まるナンバーを見ると、そのあとに続く数字で何となく気分が浮き沈みします。
17だと(おっ若い)
64だと(まだそこまで歳とってないぞ)
なんて。
私も一応女なので、いつまでも若くありたいんでしょうね・・・
私もうっすら聞いたことがありましたが、車の年齢がわかるようになっているんですね。
うちの車なんてかなり古いのですが、まだまだ一度も壊れることなく走っていてくれています。(むしろ、よく故障車で見かけるのが意外と高い車だったりします。
◯ウディーが一番多いかも!?)
でも、そろそろ新しい車が欲しいです。
そうなんですね。不穏なコメントは嫌ですよねー。
承認制にしたほうがいいもかもしれませんね。