先週の、珍しく秋晴れで青空が広がった日、久しぶりにサイレンセスターに行ってきました。
サイレンセスターというと、それまではそこに住む元同僚のローズに会いにいくことが多かったのですが、
たまには一人でゆ~っくり、サイレンセスターを歩いてみようと思い立ったのです。
サイレンセスターは駐車事情が貧しくて、タウン・センターの駐車場はどこも有料。
田舎町に住んでいて無料の駐車場に慣れている私は、駐車料金をケチって、センターから離れた住宅地に車を置き、
歩いてセンターに向かいました。
途中にあったのが、存在は知っていたものの、それまで訪れたことがなかった、
ローマ時代の円形劇場跡です。
歩道の脇に突然こんな風に、入口がありました。
サイレンセスターのアンファシアター。
ローマ時代にエンターテインメントや、グラディエーターなどスポーツを披露する場として使われたそうです。
当時は石と材木でできた座席が、推定で約8000席あったとのこと。
下の画像は、イングリッシュ・ヘリテッジの、サイレンセスターの円形劇場の歴史に関するページからお借りしました。
この円形劇場は2世紀前半に建設されたもので、当時サイレンセスターはコリニウム(Corinium)として知られ、
人口は一万人以上あり、ロンドンに次ぐ大きな町だったそうです。
しかしながらローマ帝国衰退後は、秩序を保ち地域経済を支えるものがなくなり、町は急速に衰えてしまいました。
入ってすぐのところに、イングランドに残るローマ時代の遺跡の位置を示す盤がありました。
円形劇場跡を、反時計回りに歩いてみました。が、8000人も収容できたとは、ちょっと信じ難い気が・・・
私がたどったルートです。
この劇場跡、車の往来が激しい片側二車線の主要道路のすぐ隣にあったんですね。
次の写真、小バエが払っても払ってもすぐ戻ってくるので、小バエ入りです、スミマセン!
(虫が苦手な方はご注意を!)
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なるほど、推定では、最盛期にはこんな風だったんですね。
1780年にサミュエル・ラダーという人が、この地がローマ時代の円形劇場跡だと最初に気づいたとのこと。
1960年代に、発掘作業が行われたそうです。
遺跡であるにも関わらず、誰もがいつでも自由に出入りできます。もちろん入場も無料。
この近所に住んでいれば、毎日 「ローマ時代の遺跡で散歩」 できるんですね、何か、楽しいわぁ~!
《 サイレンセスター2023② につづく 》