「情動」とは
「怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に
引き起こされた一時的で急激な感情の動きのこと」です。
この「情動」が「大切なもの」と
私が悟ったのは、30歳も過ぎた頃でした。
子どもの頃の私の周りには
私の情動に共感を示してくれる
大人が存在しませんでした。
「人は自分の感情にふさわしい行動をしなければならないと
無意識に思い込んでいるがゆえに、感情が恐ろしいのである。」
しかし
「感情は必ずしも行動と結びついていなくてよい。」
「できるだけ感情に気づくのが重要なのである。」
以上は
「自己愛障害の臨床」
見捨てられと自己疎外
カトリン・アスパー・著
老松克博・訳
(創元社2001年)より引用しました。
このことを知っていたら
私は、自分を見捨てないで済んだと思います。
大切なことは、
自分の感情とつながって
それを知り
それに尋ねる能力ではないでしょうか。