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さみしさを受け入れるとやさしくなれる。

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昨年5月に結婚した娘、まだ24歳です。

私が結婚したのは、34歳でした。

娘も私も、ひとりっ子で、お相手は、どちらも長男です。

 

娘が自立した「おとな」になるように

精一杯の努力をしました。

私に比べたら、娘は、ずっと「おとな」になりました。

私自身が親からされて悲しかったことは、

娘には、絶対にしたくないと思いました。

 

でも、それには、どこか無理がありました。

私自身の「さみしさ」に向き合うことに蓋をしておりました。

これまでは、娘の成長を見ることで、間接的に

自身の「さみしさ」を満足させておりましたが。

 

結婚して、自分の家庭を築き始めた娘。

もう、彼女の家庭を感じて、自身の「さみしさ」を埋めることは不可能です。

 

私が感じているこの「さみしさ」は、

いまの自分の生活としっかり向き合い

その中に

楽しみや

豊かなこころを

育てていくことを教えてくれています。

 

もちろん、親子の縁は切れるわけではありません。

こんなふうに親子3人の楽しい時間を与えてもらい

感謝です。

 

そして、あらためて

私は、自身の「さみしさ」と向き合いたいと思います。

 

それは自己憐憫ではなく

私の中から、「苛立ち」を消して

「ほんとうのやさしさ」を育てるためです。

 

 

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