心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

重要なポイント

2022年03月20日 | 心理カウンセリング

 

中学、高校までは

皆の前で話をすることが苦手というより

どちらかと言えば好きだったのに

 

専門学校でクラスの皆の前で

ある課題について自分の考えを発表する際に

突然、強い緊張をしてから

似たような状況になると

決まって緊張が強くなっている。

 

最近は、人前で話すどころか

休日に自分の部屋にいる時でさえ

不快な感覚になるのが辛く、

とにかく不快な身体の感覚を無くしたい。

 

に類する相談を受けることがあります。

 

 

その人が体験している不快な身体感覚は、

身体の病気が原因であっても

精神的なことが原因であっても

感情と同じで身体感覚単独では起きないのが大原則。

 

身体の病気が原因でなかった場合には、

不快な身体感覚を起こしている心の中のイメージや

何かに対する思考や気持ちを改善する必要が有ります。

 

鍋の中の水が沸騰しているのは

鍋の下のコンロの火が燃えているからで

身体の痛みは、身体に矢が刺さっているからで、

 

沸騰している鍋の水を冷ますために

水を注ぐのでは一時的に温度が下がっても

また鍋の中の水は沸騰しますし、

 

刺さった矢の痛みを痛み止めで麻痺させたとしても

薬の効果が無くなれば痛みは復活しますし、

それだけを繰り返していると傷は悪化の一途をたどります。

 

なので不快な身体の感覚を解消するには

コンロの火を止めることであり

身体に刺さった矢を抜くことが重要です。

 

 

馬鹿にされてしまう。

笑われる。

人が自分から離れていく。

軽く扱われてしまう。

 

自分は何事も無難にこなさなければならない。

他人から重要視される存在でなければならない。

失敗してはならない。

本当の自分は駄目な奴だ。

 

情けないヤツに成り下がってしまう。

出来の悪い奴になってはいけない。等々。

 

そのような思考や気持ちが

ガスコンロの火であり、身体に刺さった矢です。

 

そのことを最初に相談者に説明し理解納得をしてもらい

一つ一つ相手に確認を取りながら進めて

取り組むべき思考や気持ちを確定する際になって

 

「そんなことはどうでも良いので

 私は、とにかく不快な身体感覚を消して欲しいんです。」

 

すごろくの『スタートへ戻る』状態?

 

不快な身体感覚を解消するために重要なこととして

最初に説明させてもらったんだけどなあ。

上手く伝わっていなかったのかも。

 

もう一度、相手が理解しやすいように説明を………、

 

「いやだから、治したいのは不快な身体の感覚であって

 出来事や気持ちではないんです。」

 

このような場合は、色々とやり方があるものの

こちらの思惑通りに進むとは限らず

施療が上手く行くこともあれば、

力及ばずで上手く行かなかったりとなるんですよね。

 

これは全ての心の悩みや問題に共通するものなので

自分で解決に取り組むにしても

専門家と一緒に取り組むにしても

頭の片隅に置いておくことは大切かなと思うのです。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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