心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

浄土宗総本山 知恩院方丈庭園

2021年09月19日 | 名所めぐり(京都)

 

令和3年(2021年)3月26日に

国指定名勝に登録された知恩院の方丈庭園は、

東山を借景にした北池と南池を中心にした池泉庭園です。

 

 

 

知恩院 方丈庭園【国指定名勝】

 

前に知恩院方丈庭園を観賞した際の記憶が

方丈の前の長細くて狭い敷地に作庭された小さな庭で、

どうした訳か園池は無いことになっています。

 

なので同行者の友人には知恩院の庭園は、

『方丈庭園』より『友禅苑』の方が

規模も大きいし綺麗かもと話していた位です。

 

 

 

方丈庭園 佛足石

 

仏足石とは、基本釈迦の足跡を石に刻み

信仰の対象としたものです。

 

古代インドでは像を造る習慣がなかったために

仏足石や他のものを用いてお釈迦様を表現して

礼拝の対象としていました。

 

私は、方丈庭園に気持ちが行き過ぎて

門を入って直ぐの所に置かれていた佛足石

完全に見落としてしまっていたので

この佛足石の写真、実は友人が撮影したものです。

 

 

 

知恩院 大方丈

 

方丈庭園の敷地に入ると最初に

大方丈と南池がお出迎えしてくれます。

 

非公開の大方丈は、完全に閉ざされてはおらず

拝観受付の先で内部を覗き観ることが出来るのですが

タイムマシンで昔を覗いている感があるような

素敵な空間となっていました。

 

 

 

知恩院 方丈庭園 南池(心字池)

 

 

 

 

私の記憶には無かった園池が、何故だかあるんですよね。

 

 

 

方丈庭園 南池中島

 

中島には多くの石が据えられていて

一つ一つの石や石組みを見るだけでも楽しめます。

 

 

 

 

白砂に砂紋を描く作業をしていた庭師の方が

庭園の撮影をしている私の様子を見て

写真を撮りましょうかと声をかけてくれての一枚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知恩院 方丈庭園 慈鎮石

 

慈鎮石と称されるこの石は、

慈鎮(慈円)和尚の座禅石と伝えられていて

元々は、三門前にあったようです。

 

ここから先が方丈庭園の北池。

 

 

 

知恩院 方丈庭園北池(池泉回遊式)

 

 

 

 

 

 

北池 巨石の石島

 

北池の中島は、かなり大きな岩が据えられています。

その苔むす岩の中島の姿が美しい。

 

 

 

 

 

 

 

この場所の印象が強く残っていたんですよね。

 

大方丈と奥の小方丈の前の細長い敷地に

敷かれた白砂少しの緑地だけが印象に残り、

何故だか後ろの園池の部分は、

山肌の法面だったような感じとして記憶。

 

今回、記憶では山肌の法面だった箇所に

園池が登場して奥行きが生まれ

脳内の方丈庭園の印象が上書き修正されました。

 

 

 

 

 

 

青石橋

 

 

 

二十五菩薩の庭

 

方丈庭園の北端にある枯山水庭園の「二十五菩薩の庭」は、

知恩院が所蔵している国宝『阿弥陀如来二十五菩薩来迎図』

表現したものです。

 

配置された石は、阿弥陀如来と二十五菩薩を、

刈り込みは、来迎雲を表しています。

 

 

 

 

来迎図とは、臨終の際に念仏を唱えると阿弥陀三尊が

25人の菩薩と共に白雲に乗って死者を迎えに来て

極楽に引き取る様子を描いた画。

来迎雲は、私達を極楽浄土への乗り物ですね。

 

宇治の平等院では、来迎雲に乗った菩薩様が

音楽を奏でながら迎えに来ると表現されていたかな。

 

 

 

 

冬に刈り込みが雪に覆われて

来迎雲の雲海そのものとなった景観も素晴らしいので

是非観賞してもらいたいと庭師の方が。

 

ああ分かる。絶対に素晴らしいことは分かる。

前々から雪を羽織った金閣寺も観賞してみたい。

 

でもなあ。簡単じゃないんですよね。

京都に雪が積もる日と京都に足を運べる日が

なかなか合致しないんですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて方丈庭園を観賞した際には

二十五菩薩の庭奥の門は閉ざされていたのですが

今回は、その門は閉ざされていません。

 

 

 

知恩院 権現堂

 

権現堂には、現存の三門、御影堂等

知恩院の造営に力を入れ壮大なる伽藍を完成させた

徳川家康の位牌と肖像画、

歴代の徳川将軍の位牌が祀られています。

 

 

 

茶室『葵庵』と東照宮五重石燈龍

 

権現堂の下にある茶室『葵庵』

 

 

 

山亭庭園へ続く石段

 

方丈庭園の南池と北池の境辺りに

山亭庭園に続く石段があります。

知恩院初拝観の際には非公開でしたが

今回は拝観可能なので楽しみです。

 

 

 

石段から南池

 

何でまた初拝観の際に撮影もしていた

あれほど立派な園地が消え去っていたのか不明。

 

人間、見ていないことを見ていると思い込んだり

眼のレンズに見えていても見ていないことって

案外と多いんですよね。

 

 

 

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