いや~本当に凄かったあ。
5月6日は、私達ボクシングファンにとっては
最高に面白い試合を観れたんじゃないかなと。
宿敵ネリとの一戦は、予想通りに
ドネアとの一戦と同じくスリリングな試合となり、
井上尚弥選手が1ラウンドでダウンを喫したものの
3度のダウンを奪って6ラウンドKO勝利!
試合結果が分かっているなかで
ユーチューブにアップされた見づらい映像を観て
興奮度がさらに上昇して、何度も映像をリピート。
井上尚弥選手は、ここ最近の試合で
ファンの期待に応えようとするあまりに
強引な試合運びになりがちなのが気になる所で
あれ止めて欲しいなあ。
今回も2ラウンド以降、
ドネア2の試合のように丁寧な試合運びになってからは、
まさにモンスターでした。
井上尚弥選手の弟の拓真選手は、日本人対決で判定勝利!
この試合は、確か指名試合的だったと思うのですが
拓真選手も1ランドにコテンとダウンを喫したものの
以降は、安定の試合運びで大差の判定勝ち。
4団体統一を目指すと言っていた拓真選手。
前回の試合で実力者をKOで下していたので
ここは大差判定勝利かKO勝利だと思っていましたが、
1ラウンドで出会い頭的ではありましたが
コテンとダウンを喫したのは、えっ―――!
武居由樹選手は、マロニー選手に判定勝利をして
見事に世界王座を奪取!
私は、武居選手がスコンと致命的な一発入れてのKO勝ち
があるかもと思っていましたが、さすがは実力者のマロニー選手。
武居選手のあの強烈でトリッキーなパンチを
真面に喰らうミスは犯さなかったけれども
モロニー選手が繰り出すパンチの殆どはぺシぺシと浅く、
武居選手の繰り出すパンチは、ガツガツと深く届く。
牛若丸のように前後左右のステップを駆使して
武居選手に距離の主導権を奪われたまま
あれよあれよと最終ラウンドに。
ダメージを与えるパンチをヒットさせたのは、
モロニー選手の方でしたが遅かったあ。
八相飛びのようなステップを最後まで刻むには
パッキャオのような無尽蔵のスタミナが必要で
それも次第に身に付けてさらに強くなる予感が。
武居選手の勝利でバンタム級の主要4団体のベルトが全部、
なんと全部、日本が独占!日本ボクシング史上初。
そして、同じジムの選手同士が試合をすることが無いので
井上尚弥選手がフェザー級に階級を上げて
武居選手がスーパーバンタム級に階級を上げるまでは
井上拓真選手の4団体統一は、なくなりましたね。