２０００年 宮城県仙台市に住む５３歳の男が
女性から奪ったバックに入っていた宝くじが当選していたので
銀行に当選金を受け取りに訪れたことで足が付き逮捕されました。
バックを盗まれた女性は、
購入した宝くじの番号を控えていたのかな。
確か当選金が５０万以上は本人証明が必要だったはずなので
犯人の男は、高額当選金を行き掛けの駄賃よろしく
銀行に行って本人証明をして受け取ったまでは良かったけれども
天網恢恢疎にして漏らさずの結末となった。
でもまあ置き引き犯なのか、ひったくり犯なのか分かりませんが
宝クジの５０万以上の当選金は、小金を狙う犯人としては大金なので
さすがにスルーすることは出来ないだろうなあ。
それと高額当選の場合は、銀行で本人証明以外に
どこの売り場で購入したのかを聞かれるらしいので
宝クジの胴元の銀行は、〇〇の売り場には、
何々組の何番から何番を卸したと
全部記録されているのだと思われます。
なのでたまたま拾った宝くじが高額当選していた場合、
人間って弱い生き物なので悪い心の囁きに屈して
神様が授けてくれたなんて都合良く解釈して
ウキウキ気分で銀行を訪れても
購入者本人しか知らない情報を答えられないと
拾得物横領で逮捕される可能性が大らしい。
でもまあ高額当選している宝クジを拾うなんてことは
購入した宝くじが高額当選するよりも確率が低そうなので
そんな立場になることは滅多にないので関係ないか。
万が一そのような状況に自分がなった時には、
ネコババしようとせずに「こんなの拾ったんだけど。」と
届け出をして、落とし主からの謝礼金を貰う方が良いっス。
謝礼金額は、拾った額の５％～２０％らしいので
そこそこの金額を安全に手にする方が出来るし、
確か落とし主が３ヵ月だったか現れなかったら
全額手にすることが出来たはずなので
欲をかいて全額手にしようと危険な橋を渡らずに
安全に金額を貰った方が賢い選択かと………。
ちなみにこれまで私が拾った最高額は、
給料袋に入っていた２５万円。
あの時は、さすがにビビったし、生活感を感じる金額だったので
迷うことなく届け出て、カッコつけて謝礼金の権利も放棄したのですが、
あれは映画『カサブランカ』の影響を受けての
やせ我慢のハードボイルな行動だったなあ。
