心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

遠吠え

2022年12月10日 | 雑感・愚見

 

2007年 イギリスのあるホテルが

近所の住む夫婦が飼っている28頭の犬の遠吠えが

酷すぎるとして訴えました。

 

裁判所は、この夫婦に

約4400万円の支払いを命じました。

 

日本の動物の所有者又占有者についての規定は、

人の命、身体や財産に害を加え、

生活環境上の支障を生じさせ、

人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない。

とされてはいるのですが、

飼い主の努力義務を定める規定となっているようです。

 

なので飼い主が何らかの努力をしていれば

上の規定違反にはあたらないことになり、

また飼い主が努力をしていなかったとしても

法律上の罰則が定められていません。

 

赤ん坊の泣き声への理解と

同じような理解に寄っているのかな。

 

なので飼い主に直接苦情を言うか、

文書を届けることになるのですが、

ご近所とのトラブルを出来るだけ避けたいようなら

 

保健所や警察に連絡を入れると

一応の対応をしてくれるようですが

現在の日本の法律では、犯罪行為には該当しないので

あくまでも注意のみとなるので

解決まで期待することが出来ないようです。

 

地方公共団体に対して迷惑な飼い主に対する

指導等の権限が与えられているらしいので

市役所等の窓口に相談するのが一番良いのかも知れません。

 

あまりにも遠吠えが酷い場合、

損害賠償を求めて民事訴訟を起こし、

損害賠償請求が認められたことが数例あるようですが

簡単ではないようです。

 

私の場合は、犬好きの猫好きなので

少々の遠吠えや鳴き声が聞こえてきても

可愛い姿が浮かんでほっこりする方ですが

連日の28頭の遠吠えとなると

いくら犬好きであっても我慢ならないだろうし、

犬や猫が嫌いな人にとっては

かなり嫌な声となるどころか地獄かもね。

 

犬が遠吠えする原因は、様々あるようですが

雷やサイレンや赤ちゃんの泣き声に反応したものは

(私の実家では、近所の飼い犬たちが

花火大会の花火の音に反応するのが恒例となっています。)

普通は長続きはしないので

酷い近所迷惑となるまでにはならないと思います。

 

遠吠えが長続きしたり度々繰り返される場合は、

飼い犬が寂しさを感じていたり、

何らかのストレスを感じていることが原因の様なので

それらを解決することで遠吠えは止まるとのことです。

 

また2022年11月9日に日本で、

千葉県八街市内の自宅で221頭もの小型犬を

不衛生な環境で飼育し、4匹を衰弱させたとして

60代の女性が動物愛護法違反の罪で略式起訴されたようです。

 

犬達は排泄物に塗れていて

結膜炎等の影響で涙を流している犬も複数おり、

自宅周辺は、30m離れた場所でも

悪臭がするほど管理が行き届いていなかったとのことで

いわゆる多頭飼育崩壊という状態ですね。

 

ペットたちの酷い無駄吠えや排泄物の悪臭は、

飼い主がちゃんと管理し処理さえしたら防ぐことが出来るので

221頭と言えども世話が出来るのなら飼えば良いし、

多すぎて出来ないのなら繁殖を管理する。

それも出来ないのなら飼わないこと。

 

犬も猫も愛くるしいので飼ってみたいところですが

飼い主は、飼い犬や飼い猫に対する命と健康、

幸せな暮らしを過ごさせてあげる責任と覚悟が必要ですし、

近所の人々に対する責任も生じるので

可愛いからだけで飼えるものではありませんよね。

 

 

過去の日本の裁判で認められた賠償請求額が

30万円前後らしいので

イギリスの裁判で飼い主の夫婦に対して

約4,400万円の支払いを命じたことは

日本と比べると別格の賠償支払い命令となります。

 

イギリスの賠償金額について

私の意見や感想を述べたい所ではあるのですが

状況によっては、それ位は当然だと思うことも

それは厳し過ぎないかと思うこともあるだろうから

正直、何とも言いようがありません。

 

 

 

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