心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

殴り殴られ

2023年06月26日 | 雑感・愚見

 

1594年にドイツの小都市フランケンベルクで

制定された法律は、妻が夫を殴ったり、

髪をむしったりした時は、

罰金刑か禁固刑に処せられるというもの。

 

これ傷害罪を適応するまでもないような

物理的攻撃行為に対してだと思うのですが、

この法律は、夫婦共にではなくて

妻側だけに向けたものであるのが

時代を感じさせる法律だとは思うのですが

夫側に対する法律は、特に無かったのだろうか。

 

昔のドイツでも家庭内の立場が

例え表面的にであったとしても

夫の方が妻よりも上位に立ちリーダーであるべき的な

価値観があったようにも感じ取れます。

 

 

またドイツのフルダ大公領と言われた土地では、

一家の主が、妻に殴られたことが分かると

自宅の屋根が剝がされることになっていたらしく

1768年と69年に

この処罰が行われた記録が残っているとのこと。

 

夫が妻に殴られたことが分かると

自宅の屋根をはがされる罰を与えられるって、

その後の生活が大変になるので

このしきたりは夫に対してと言うよりも

夫婦に対する処罰のようにも思えます。

 

長く夫婦関係を続けていく中で

妻側も感情的になることもあるかと思うので

つい手が出てしまって、夫に見事にヒットしたことが

世間に殴られたと知られてしまうと

自宅の屋根を剥がされて大変なことになります。

 

「おい。ちょっと落ち着け。家の屋根が無くなるぞ!」

「うるさい!この極潰しがあ。」

 

感情的になり走り出した妻を止めることは

簡単に出来るものじゃないので

夫は、妻から突然の攻撃があったとしても

完璧にかわすことが出来るように

バックステップ、スウェー、ダッキング等、

ボクシングの高度な防御技術を

結婚前に身に付けておくことが必要ですね。

 

屋根を剥がす処罰が実際に行われたという記録が

2回残っているとのことですが

でもこれって誰が漏らしたんだろうか。

 

妻が罰金を喰らうと家庭の支出だろうし、

妻が禁固刑を喰らうと夫は困るだろうし、

家の屋根を剥がされたら夫婦ともに困るだろうし、

純粋で正直な二人の子供から洩れたのかも。

 

この法律としきたりの真の意味は、

夫婦関係で夫と妻のどっちが上位とかなんとかを

公に定めたものじゃなくて

夫婦喧嘩を防ぐためのものだと思いたいですね。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。