心の扉 神戸カウンセリング花時計

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京都 大雲院祇園閣

2021年12月12日 | 名所めぐり(京都)

 

安井金毘羅宮から

次の目的地までの道中にあるのが高台寺表門

 

高台寺は、1606年(慶長11年)に

豊臣秀吉の正室『ねね(北政所)』

秀吉の菩提を弔うために創建した寺院で、

高台寺の境内から離れた所に

ポツンと高台寺の表門が建っています。

 

 

 

高台寺表門【重要文化財】

 

高台寺表門は、桃山時代(1573年~1614年)に

肥後熊本藩の初代藩主『加藤清正』

伏見城に建てたものを移築したものとされています。

 

明治40年(1907年)に

国の重要文化財に登録されました。

 

 

 

 

大雲院祇園閣特別拝観予約時間まで

まだかなりの時間が有るので時間調整で

高台寺公園で暖かい缶コーヒーを飲み

ねねの道』を八坂神社方面へとゆっくり進みます。

 

 

 

ねねの道石標

 

この石標の奥にあるのが高台寺塔頭の『岡林院』。

雰囲気的にちょっとした良い庭園がありそうなのですが

通常は非公開なので拝観することは出来ません。

 

 

 

 

ねねの道を八坂神社方面へと進んだ所にあるのが

本日2か所目の拝観場所となる大雲院祇園閣です。

 

通常は非公開の寺院で、

年に一度も公開されない年もあるようです。

 

大雲院は、1587年(天正15年)に

正親町天皇の勅令によって

織田信長・信忠公の菩提を弔うために

信忠が討たれた二条新御所跡(烏丸御池)に創建されました。

 

 

 

大雲院祇園閣 南門

 

ねねの道で、とにかく目立つ大雲院の祇園閣は、

祇園祭の山鉾をモチーフに設計された

高さ36mの3階建ての建物で

大雲院が公称しているわけではありませんが、

銅閣寺とも呼ばれています。

 

元々は、昭和3年に大倉財閥の創始者・大倉喜八郎が

この地にあった別邸『真葛荘』に建設したもので

大雲院が別邸『真葛荘』跡を購入して移転したら

祇園閣が付いていた感じ。

 

 

 

鐘楼

 

立派な鐘楼は、豊臣秀頼が北野天満宮に寄進したもので

梵鐘は、祇園感神院にあった室町時代に鋳造されたもの。

 

 

 

総門(左)と鐘楼(右)

 

 

 

平和観音像

     

 

 

 

仏足石

 

像を造る習慣がなかった古代インドで

仏足石や菩提樹等で釈迦を表現していました。

 

 

 

大雲院祇園閣 本堂

 

鉄筋コンクリート造りの2階建ての本堂は、

1973年に建立。

 

本日の特別公開の第一陣の20名の方々が

本堂で何やら説明を受けています。

 

今度、いつ訪れることになるのか分からないし、

これが最初で最後となるかもしれないと

一期一会で境内をじっくり観賞するので

どうしても全体の流れから遅れてしまうんですよね。

 

 

 

本堂外廊下 涅槃像

 

涅槃像は、お釈迦様が入滅する際の姿を描写したもので

お釈迦様が頭を北に向け、右脇を下に、右腕を腕枕にして

横たわった台座の周りを取り囲んだ

弟子や門徒達に最後の説法をします。

 

涅槃像のお釈迦様の眼が開かれていたら

入滅する前の姿で、

眼が閉じられていたら入滅後の姿だそうです。

 

葬式で亡くなられた方の頭を北向き(北枕)にするのも

お釈迦様の涅槃の姿からなので

涅槃像は、お釈迦様の頭は北向きのはずなんですが

この涅槃像は、南向きなんですよね。

 

なので涅槃像じゃなくて休憩中の姿かも。

 

 

 

本堂北側

 

 

 

大雲院祇園閣 書院【登録有形文化財】

 

本堂の北側にある大雲院の書院は、

大倉喜八郎の別邸『真葛荘』だったもので

特別拝観と言えども書院内部を拝見することは出来ず、

趣のある外観を本堂の外廊下から

眺めるだけになりました。

 

 

 

祇園閣と紅葉

 

 

 

 

大雲院祇園閣は、平成9年(1997年)に

国の登録有形文化財に登録されました。

 

 

 

 

1973年(昭和48年)に

大雲院が現在の祇園・東山界隈の位置に移転した年に

初層に阿弥陀象が安置され、

 

1987年(昭和62年)には、

大雲院が開祖400年を迎えた記念に

祗園閣内部の通路、階段、壁面に

世界遺産でもある中国の敦煌莫高窟の壁画が模写されました。

 

 

 

 

祗園閣入り口の両側に鎮座する獅子は、

片方は口を開き、片方が口を閉じていて

狛犬と同じ様に阿象と吽像の形になっています。

 

 

 

 

高さ36mの3階建て。

祇園祭の山鉾をモチーフにした外観。

内部の天井の十二支の装飾。階段部の魑魅魍魎の照明。

壁に描かれた仏画。地下には隠し部屋があるとの話も。

 

全体のデザインの纏まりが無いようにも感じられるし

バイキングの和、洋、中の複数の料理を

上手に一皿に盛られているような感じもして

 

私の中で高評価と低評価の真逆の感覚が

引っ張り合っているような奇妙な感覚になりました。

 

 

 

 

祗園閣からの東西南北の眺望は、素晴らしかったあ。

同じような感覚になった場所を

ぱっと思い出せない位に良かったあ。

 

祗園閣からの高過ぎず低すぎない東西南北の眺望が

それぞれ見事な位に違っていて

お釈迦様の四門出遊の生・老・病・死の話のように

4つの違う眺望に出会えました。

 

 

 

石川五右衛門・織田信長・信忠公の墓所

 

 

 

 

祗園閣の室内装飾、眺望の次に楽しみにしていた

石川五右衛門・織田信長・信忠公の墓所。

立ち入り禁止となっていました。

 

 

 

 

以前はOKだったはずの眺望の写真撮影の禁止。

石川五右衛門・織田信長・信忠公の墓所は、

写真撮影どころか立ち入れなかったのがなあ。

 

美味しいカツカレーを食べに行ったら

カツが売れ切れていたので

旨いカレーライスを食べて店を出た感じです。

 

不満があるという訳ではなく

せめて眺望だけでも撮影出来ていたら

より満足感があったということなんですけどね。

 

 

 

大雲院祇園閣 総門

 

総門は、東京から移築されたもので

旧宮家の門と伝えられています。

 

大雲院祇園閣の拝観を終えて

初の試み同行者の友人とはここから別行動となり

夕方4時半に河原町で待ち合わせ。

 

友人は、高台寺~圓徳院へ。

私は、少し北上して新選組発祥の地へ。

 

私も高台寺と圓徳院を拝観したいところなんですが

今回は、未拝観の場所を訪れようと思っているので

奥歯が欠けるほど噛み締め、

掌から血が滲みほど拳を握り締めて、

わおーんと一声遠吠えをして気持ちを振り切ります。

 

 

 

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