心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

盗聴

2019年07月14日 | 雑感・愚見


一昔、いや二昔前、特殊機器を必要とする盗聴行為は、

国家の諜報機関や映画の中の話でしかなかったように思いますが、

今や特殊な機器が一般の店頭で安価で販売されているようなので、

盗聴機器は私達と関係のないものでは無くなっています。

 

街を車で流して盗聴器が発する電波を拾って、

不法に仕掛けられた盗聴器を発見し、

取り外す仕事が成り立っていること考えても

街中には相当の数の盗聴器が仕掛けられています。


それらはKGBやCIA等の国家の機関や産業スパイによって

仕掛けられたものというよりも

一般の個人によるものが圧倒的に多そうです。


恨み持つ相手への嫌がらせ?せめてもの仕返し?

特定の異性が好きすぎて全てを知りたいから?

私には分からんなあ~。


単なる嫌がらせにしても、

自分を自分で惨めにしている気がして

仕返しになっていないような気がしますし、


大好きな異性のことを全て知りたいにしても、

知らない部分、秘めたる部分があるからこそ

魅力的に感じるのではと私は思ったりするのです。


さてですが、

自分が盗聴機器を仕掛けて音声を聞く場合を盗聴、

他人が仕掛けた盗聴機器から漏れる音声を聞くことを傍受と言って、

意外と知られていないことは、

日本の法律では盗聴・傍受行為自体は犯罪行為ではないようです。


しかし、

盗聴器を仕掛けるために他人の家に侵入すると住居侵入罪でOUT。

②盗聴器を仕掛けるために他人の所有物を改造すると器物破損罪でOUT。

③他人の固定電話に盗聴器を仕掛けると電気通信法違反でOUT。

④コンセントの内側に盗聴器を仕掛けたら電気工事士法違反でOUT。


⑤盗聴で知り得た情報で他人を脅迫、金銭を要求したら恐喝罪でOUT。

⑥盗聴で知り得た情報で他人を誹謗中傷したら名誉棄損罪でOUT。

⑦ストーカー行為とみなされる盗聴をするとストーカー規制法違反でOUT。


等となっているので、

盗聴、傍受行為そのものは犯罪行為ではないようですが、

その過程や目的で何らかの刑法や民法を犯す可能性が高くなります。


その逆と言うか何というか、

①公の場で全裸になったり性行為を行ったりして

 他人が知りたくも見たくもない情報を押し付けると公然わいせつ罪でOUT。

②自分の部屋やベランダ、敷地内の庭であろうが、

 不特定多数の人が目にする可能性のある場所で

 全裸で過ごすと公然わいせつ罪でOUT。


まだまだ日本の国家を信用している私としては、

ややこしいので日本もスパイ防止法を制定して、

国家機関の盗聴はOK。捜査対象者へのGPS装着もOK。


しかし、それによって知り得た情報を目的以外に使用した場合は

関わった者を厳罰にすれば良いかと思ったりするのですが、

どうなんでしょうね。


では、本人も他人に聞かれたくない見られたくないものを、

他人も聞きたくも見たくもない情報を

本人の過失で押し付けられたら……。


2015年のカナダ中部マニトバ州で22日の夜、

ヘリコプターで地上空を巡回パトロール中だった警察官らが、

プライベートなエッチな会話をしている最中に

誤って拡声器のスイッチを入れてしまいただ漏れになりました。


搭乗していた警察官らは、エンジンとプラぺラの音によって

自分達の会話が筒抜けになっていることに気が付かず、

やがて気が付き即座に拡声器のスイッチをオフにしましたが時すでに遅し。


上空から御下品でエッチな内容の会話が街中に降り注ぎ、

多くの市民が聞きたくもない情報を聞かされ、

それに困惑する市民もいたようですが、

面白おかしくSNSやソーシャルメディアで拡散されました。


ウィ二ぺグ市警幹部は、

記者会見で「会話の一部の内容が不適切だった。」と述べ

ヘリ乗員の警察官に代わって謝罪する出来事があったようです。


こういう場合、罪になるのかどうかは分かりませんが、

良いか悪いかで言えば、悪いので何らかの処分が下されたと思いますが、

それ以上に恥ずかしいやらバツが悪すぎる方が勝ちそうな……。


日本の場合、会話の内容がエッチなものでなくても

警察が巡回中にプライベートの会話を楽しんでいただけでも

問題になるのではなかと思われます。

 

油断大敵、火が茫々。失敗は慣れた頃にやって来る。

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計



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