１９９７年に逮捕された泥棒は、
盗みに出る前に壁一杯に日章旗を掲げて
「今日の盗みが上手く行くように」と
祈ってから出かけていました。
男は、一日１０万円を目標に２年間で
約２，０００万円を盗んでいたようです。
この犯人の男の様に泥棒稼業を際限なく続けていれば、
日本警察は、有難いことに
真面目に仕事をしてくれていますから
最後には捕まることがほぼ確定しています。
前に一度位はと神戸地方裁判所を訪れて
裁判を傍聴させてもらった時に行われていたのが
被害額もかなり少ない窃盗事件だったので
このような犯罪まで警察は、犯人の逮捕まで
真面目に捜査してくれるんだと驚く共に、
警察への感謝の気持ちが起きたんですよね。
日本で起きる数多くの犯罪の中には
人員を割けず、証拠があがらずに
犯人へと辿り着けない事件もあるかと思いますが
日本の警察は、人員や予算の限りのある中で
頑張ってくれているようです。
窃盗犯と言えども上の犯人の様に
際限なく窃盗を繰り返していると
連続窃盗犯として警察の人員が割かれるようになるし、
事件現場に残された証拠や目撃者等も次第に集まり、
最近では、防犯カメラが至る所にありますから
かなりの確率で逮捕されることになるかと思います。
上の犯人は、
窃盗の成功を願って神棚や仏に祈るのは
さすがにまずいだろうと思ったのか、
それとも力を貸してくれるはずはないと思ったのか、
日章旗に祈っていたというのが
罪悪感や良心の表れだと思いたい所です。
自分では力が及ぼないようなことについて
神様にお願いするのは良いとしても
そもそも神頼みの目的は、
神様に何かをしてもらうためではなくて
神様に誓いを立てる行為です。
なかなか始められないダイエットなんかも
始めるより先に周りに宣言をすることで
自分で自分の背中を押すことで
行動を起こしやすくするのと似ているかも知れません。
誓いを立てる際には、催眠的に考えると
何々をしないとするより
何々をするとした方が効果的かと思います。
油っこいものを食べないとするより
あっさりとしたものを食べるとか。
夜更かしをしないとするより、
早めに就寝すると言う感じ。
また自分が言った言葉は、無意識にとっては、
自分に向かってだろうと誰かに対してであろうと
大きな違いがないのだそうで
ゆえに誰かに向かって言う感謝の言葉は、
同時に自分に対しても
何らかの良い影響をもたらすのだそうです。
そして、人間って弱いものですから
何か大きなものに守ってもらいたい、
助けてもらいたい的な想いが
心のどこかにあるので
神様に参拝することで心の深いレベルで、
細やかなレベルで得られる安堵感が
心身に良い影響をもたらすことに
繋がったとしても不思議ではありません。
そして、悪い面に注目すれば悪く感じるし、
善い面に注目すれば良く感じるものなので
神様に日々の感謝を伝えることで
善い面を確認し気持ちを明るくすることに
繋がるかも知れません。
衣食住足りて礼節を知るとも言いますが、
毎日、寒さに凍えることもなく
毎日、空腹を満たすことが出来て、
毎日、気持ち良く睡眠を取れる住居がある。
有難いな。幸せなんだよなと
幸福のど真ん中にいることを確認すると
身体は、多幸感を感じさせてくれるものです。
