心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

退化も進化もせず

2012年01月14日 | 雑感・愚見




約6500万年前の地層からの化石発見が途絶え、

現代でもその姿を確認することが出来ていないことから、

絶滅したと考えられていた魚が

1938年に南アフリカにて生存が確認されました。



しかも化石で発見された姿と殆ど変らない姿で発見されたことから、

生きた化石と呼ばれています。


このことは、学会を非常に驚かせたそうですが、

何でも地元の漁師達は

以前から時折網にかかるシーラカンスを

食べていたそうです。



シーラカンスの世界の時が止まっていたかのように、

気の遠くなるような時間が流れ、

変化する環境の中で

退化することもなく、進化することもなく、

生き抜いてこれたのは、

究極の最終形と言うことなのかもしれません。



私達は、人の喜びを第一にと始めた事業がいつしか

利潤を第一にと考えるようになってしまったり、

人気者や肩書が変わるほどに

態度や振る舞いが変わってしまったりすることも

あったりします。


この場合、シーラカンスから学ぶものとしては、

「初心わするべからず。」でしょうか。



また、「お前、変わらないなあ。」と

良い意味で言われたりする人は、

退化もせずに進化もせずでは、こうはいきません。


何故なら、自分を昔から知っている人は、

時を経て何らかの人間的成長をしているはずですから、

自分も同じように何らかの成長があってこその

「お前、昔と変わらないなあ。」となります。



自分の生息地における環境の変化や立場が変化しても、

それに流されず、惑わされず、心奪われずに、

自分の生き方の肝を変えずに成長するには、

真の強さを備える必要があるのではないでしょうか。



何かの歌詞に、

ドブネズミのように美しくありたいとありましたが、

私の場合、「シーラカンスのように強くありたい。」かな。



催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン