心の扉 神戸カウンセリング花時計

心理療法や催眠療法、ストレス解消や悩み等メンタルに関するもの、そして日常の出来事を自由気ままに掲載します。

足利氏菩提寺 等持院Ⅱ

2021年04月24日 | 名所めぐり(京都)

 

等持院には、書院から望む西庭(方丈北庭)の他にも

東側には、心字池を中心とした東庭があり

夏至の頃には、半夏生の白い葉が庭園を彩ります。

 

東庭は、東側奥に広がる庭園なので

東庭を観賞するには、

池泉回遊式庭園に降りて園路を歩きます。

 

等持院の方が言うには東庭の存在を知らずに

書院から西庭だけを観賞して

帰ってしまう人もいるようです。

 

 

 

西庭 茶室『清漣亭』

 

 

 

霊光殿と西庭

 

 

 

 

この景観、以前訪れた建仁寺塔頭の

両足院『半夏生の庭園』を思い出されます。

 

 

 

 

西庭の奥に続く園路を歩み進めます。

 

 

 

 

 

十三重の石塔

     

 

西庭と東庭の境目位にある十三重の石塔は、

室町幕府歴代の15代将軍の剃髪を供養する塔。

 

 

 

等持院 東庭

 

心字池と言うのは、草体の『心』の字を

かたどって造られた池のことで、

京都では桂離宮や西芳寺、ここ等持院の池が有名とのこと。

 

 

 

中島と石橋

 

以前、訪れた浄瑠璃寺や宇治の平等院には、

梵字の阿の字をかたどった阿字池がありました。

 
 

 

 

夏至から数えて11日目の7月2日頃から

七夕頃までの5日間の半夏生の時期に

葉の一部を白くする半夏生と言う面白い植物。

 

 

 

 

 

 

紅一点

 

自分が山の中に迷い込んだのではと

錯覚してしまいそうになります。

 

 

 

 

 

 

 

光ある所に影あり 水辺ある所に水鳥あり

このアオサギ(青鷺)も

私と同じように錯覚したのかな?

 

 

 

足利尊氏公の墓所

 

室町時代に入り武士の時代となり、

日本に新しい文化が誕生していくことになります。

そんな室町幕府を開いた人物にしては

予想外に小さな墓所です。

 

 

 

 

西庭、東庭をぐるっと一周。

最後に等持院の庭園をじっくりと見て

目に焼き付けてから帰ります。

 

仁和寺に近い場所にある等持院の拝観者が

数人だったのは意外でしたが、

手入れが行き届いた綺麗な庭園を

のんびりゆったりと観賞出来たのは幸運でした。

 

 

荒電の等持院駅から嵐山駅には向かわず

四条大宮駅に行きます。

 

特に目的はないのですが、

河原町まで出て何か適当なものを食べてから

神戸に帰ろうかと思っただけで、

 

気持ちは新福菜館か第一旭なんですが

京都駅まで行く気力は残っていません。

 

 

 

四条大宮駅前 京龍

 

お腹の虫が暴れすぎたので

河原町まで待てずに四条大宮駅前で

目に留まったお店『京龍』に入店。

 

 

 

 

見た目は、博多ラーメンに似ていますが、

豚骨スープに何かを合わせている感じで

文句のない味ではあるけれど

優等生の味で面白味に欠ける感じもあります。

 

ラーメンは、新福菜館の方が好みで

炒飯は、こちらの方が好みかな。

 

 

皆様、今回も私の名所巡りに

お付き合い下さり

ありがとうございました。

 

今回の京都名所巡りの計画は、

仁和寺の御衣黄の開花状態によって

仁和寺、等持院の後に御衣黄を追いかけて

平野神社、大報恩寺、雨宝院と

東方面へ流れていくか、

 

金閣寺、今宮神社と

北方面へと流れるかでしたが

どちらの方面にも流れることが出来ずに

がっかりするやらびっくりするやら。

 

次回の名所巡りの時も

お付き合い頂ければ嬉しく思います。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


足利氏菩提寺 等持院Ⅰ

2021年04月23日 | 名所めぐり(京都)

 

仁和寺の拝観を終えて向かったのは、

仁和寺からほど近い足利氏の菩提寺『等持院』

 

等持院のお楽しみは、

京都市から名勝に指定された庭園

足利歴代の室町幕府の将軍像(木像)

足利尊氏の墓所の観賞です。

 

 

 

等持院 総門

 

ちょっと混乱しそうになりますが

等持院は、等持の塔頭だったようで

応仁の乱で等持が焼失し

等持は、等持院に吸収合併となりました。

 

『等持院 お前もかあああああ。』

 

京都のありとあらゆる寺院が

応仁の乱の被害に見舞われていますね。

 

 

 

等持院 鐘楼

 

1341年 足利尊氏が天竜寺の夢窓国師を

開山に迎えて衣笠山の南麓に創建しました。

 

等持院の名称は、足利尊氏氏の戒名

等持院殿 仁山 妙義 大居士から。

 

 

 

等持院 山門

 

室町時代を築いた足利氏の菩提寺

等持院の山門の前にようやく立ちます。

 

 

 

 

 

 

等持院 庫裡 拝観入り口

 

 

 

 

庫裡内から山門を眺めます。

 

 

 

庫裡 天井

 

吹き抜けの庫裡の天井。

元々の日本の建物には天井がなく

天井を張る文化が普及したのは室町時代以降。

 

 

 

庫裡 拝観受付

 

 

 

書院、方丈を結ぶ廊下

 

 

 

祖師像(達磨大師)

 

京都嵐山の世界遺産の天竜寺の庫裡にも

同じような画があったなあと思ったら

天龍寺派 元管長 関牧翁老師筆となっていました。

 

 

 

方丈 南庭

 

等持院方丈の南側の枯山水庭園。

方丈の縁側に腰を下ろして

手入れが行き届いた綺麗な庭園を眺めます。

 

 

 

方丈と枯山水庭園

 

 

 

方丈南庭と勅使門

 

 

 

霊光殿

 

霊光殿には、足利歴代の将軍像と

徳川家康公の像が共に安置されています。

 

 

 

 

霊光殿内の正面奥には、

足利尊氏公が念持仏として信仰していた利運地蔵尊と

その左右に達磨大師と夢窓国師が安置されています。

 

三尊像の手前の左右の壁面には、

足利歴代の将軍像と徳川家康公の

立派な像が安置されています。

 

 

 

霊光殿内部(等持院ホームページより)

 

歴代の足利将軍の木像は、

江戸時代に順次作成されたものらしいのですが、

5代将軍の義量14代将軍の義栄の像がありません。

 

そのことについて等持院の方に尋ねたところ

はっきりとした理由は分かっていないようでした。

 

将軍在位2年の19歳で亡くなった

大酒呑みの義量

将軍在位半年の義栄といった所が

関係しているのかも知れません。

 

 

 

等持院 西庭園

 

西庭園(方丈北庭)は、芙蓉池を中心とする庭園

高台にある茶室『清漣亭』は、足利正義が建てたものを

江戸時代初期に再建したものです。

 

 

 

 

蓮の花を形どった西庭は、

寒の頃から春先にかけて咲き始める有楽椿

初夏のサツキ、七月頃からのクチナシの花

初秋の芙蓉の花等の花々に彩られます。

 

 

 

等持院 書院

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶を頂きながら西庭を観賞した後は、

書院から庭に降りて

西庭、東庭を歩いて観賞します。

 

 

 

 

閉門の時間が近づき

緑色の庭園が少し赤みを帯びます。

 

 

 

 

 

 

芙蓉池

 

芙蓉池に棲む鯉は、無茶苦茶元気でした。

 

水面から魚体全部が出るほど

真上に高く飛び跳ねていました。しかも3度も。

ここまで元気に飛び跳ねる鯉を観のは初めてかも。

 

空中の羽虫を食べようとしていたのか

鯉だけに私に一目惚れをしたのかな?

あの鯉にキスしたら

煙と共に美女が現れたかも。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


世界遺産 仁和寺Ⅳ

2021年04月22日 | 名所めぐり(京都)

 

 

仁和寺の拝観に訪れて

御殿の観賞をしないで帰るのは

私にとっては真打ちの落語を聞かないで

帰るようなものなんですよね。

 

 

 

仁和寺 本坊表門【重要文化財】

 

本坊表門は、御殿の入り口。

 

 

 

仁和寺 前庭の這い松

 

前庭の見事な松の木。庭木好きな人は、

しばらく足止めするに違いありません。

1本の松の木の枝が

地面を這うように広がっています。

 

 

 

大玄関

 

御殿の見所は、素晴らしい3つの庭園です。

 

這い松が植えられた大玄関前の前庭。

白書院前の枯山水庭園の南庭。

宸殿前の池泉回遊式庭園の北庭

 

 

 

南庭

 

御殿を訪れた人が最初に目にするのが

白砂が庭一面に敷き詰められた南庭です。

 

白書院からの南庭の景観は、

正面奥の勅使門と右側の皇族門

宸殿前の左近の桜と右近の橘。

壁沿いに植えられた松が南庭を彩ります。

 

 

 

南庭 勅使門と皇族門

 

2020年11月20日に

文化審議会は7代目小川治兵衛の作庭による

京都府京都市の仁和寺御所庭園知恩院方丈庭園

神奈川県の神仙郷の3件を

名勝に指定するように文部科学相に答申したとのこと。

 

なので近く答申通りに

官報で告示される見込みとのことですが

昨年の11月のことなので

もうすでに決定されているかもわかりません。

 

 

 

南庭と勅使門

 

白書院から眺める南庭。

庭一面に敷き詰められた

白砂の砂紋が最高に映えています。

 

余白の美学、シンプルさの美学を

追求したかのような南庭。

本当の贅沢ってこういうことかなと。

 

 

 

南庭 勅使門と二王門

 

二王門が庭の外から顔を覗かせています。

 

 

 

宸殿と南庭

 

宸殿前に植えられている左近の桜と右近の橘。

 

 

 

白書院 室内

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白書院

 

 

 

黒書院(左奥) 宸殿(右)

 

大玄関から全ての建物が回廊で結ばれています。

この仁和寺の廻廊が生まれて初めて回廊体験で

私が回廊好きになった切っ掛け。

 

 

 

宸殿

 

 

 

宸殿 杉戸絵

 

 

宸殿

 

 

 

 

将棋のタイトル戦で最高賞金の竜王戦が

仁和寺で開催された際に使用された部屋。

大盤解説の会場は、どこで行ったのでしょうか。

 

 

 

宸殿 折上天井

 

折上天井が部屋の格式の高さを示しています。

 

ほんと有り難いと思うんですよね。

少し前の時代には、庶民には縁が無かった場所に

こうして足を踏み入れることが出来るんですから。

 

 

 

北庭

 

北庭は、池泉庭園となっています。

 

借景として眺め見る

重要文化財の五重塔と茶室『飛濤亭』

 

 

 

 

 

 

 

小高い所に設けられた霊明殿。

左側の小高い所には、五重塔と飛濤亭。

 

空の青、木々の緑、白砂の白、

風にそよぐ木々の音、流れ落ちる水の音。

宸殿の縁側に座ってしばし堪能。

 

仁和寺の庭園って、こんなに素晴らしかったっけ。

 

綺麗な庭園の印象が残っていたのですが

今日の仁和寺の庭園は、

醍醐寺の三宝院で受けた印象に匹敵します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊明殿

 

霊明殿には、秘仏の本尊・薬師如来坐像が安置され、

仁和寺の歴代門跡の位牌が祀られています。

 

 

 

霊明殿回廊

 

 

 

 

霊明殿に掲げられている扁額は、

昭和の激動の時代に内閣総理大臣に3度任命された

近衛文麿氏の筆によるもの。

 

 

 

 

霊明殿から観る北庭の景観も

外すことが出来ない素晴らしい景観です。

 

 

 

宸殿と北庭

 

 

 

黒書院

 

 

 

 

 

 

黒書院 南前庭

 

この黒書院の南側の苔庭自体は、素晴らしいのですが、

奥の白色の建物が残念なんですよね。

 

 

 

黒書院 東前庭

 

黒書院と宸殿の間にある坪庭。

 

 

 

本坊表門と二王門

 

名残惜しいですが御殿の拝観を終えて

二回目の仁和寺を後にします。

 

 

 

二王像

 

最後に、二王様に御挨拶。

 

仁和寺では、仁王門を二王門

仁王像を二王像としているのが気になる所で、

まさか誤字ではないですよね。

 

仁和寺の拝観を終えた時刻、

正午前後に終わる皮算用だったので

午後3時の表示を二度見。

 

気まぐれに訪れた雙ヶ岡で滞在した時間が

長くなったのが原因ではあるのですが

境内の食事処『梵』で昼食を食べている時点で

こうなることを察知していて

もう開き直っていたんですよね。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


世界遺産 仁和寺Ⅲ

2021年04月20日 | 名所めぐり(京都)

 

観音堂と五重塔の間を南北に延びる

もみじ参道の奥には、

仁和寺の金堂【国宝】があります。

 

 

 

仁和寺 金堂【国宝】

 

仁和寺の金堂は、

1613年に建立された京都御所の正殿・紫宸殿

1624年~1644年に移築したもの

現存する最古の紫宸殿。

 

 

 

 

紫宸殿とは、

即位の礼や大嘗会(だいじようえ)等、

重要な儀式が行われていた

御所において最も格式の高い正殿

 

 

 

 

そのような紫宸殿を下賜されることからも

当時の仁和寺が門跡寺院の中で

筆頭だったことを伺い知ることが出来ます。

 

 

 

経蔵【重要文化財】

 

経蔵の建物の中には、計768もの経箱が

収蔵されているとのことです。

 

 

 

 

 

 

九所明神

 

九所明神は、仁和寺の伽藍を守る社。

初回拝観時に印象に残った建造物の一つです。

 

 

 

 

『右殿』『本殿』『左殿』共に【重要文化財】

その社殿の正面にある石灯籠は、

織部形石灯籠と呼ばれています。

 

 

 

 

織部形石灯籠は、北野天満宮の中門近くにもあり、

天満宮の石灯籠の竿の部分は人型の彫刻、

仁和寺の石灯籠の竿の部分は文字が刻まれています。

 

天満宮の織部形石灯籠の人型の彫刻は、

マリア像の彫刻とされていて

マリア燈籠、切支丹灯籠とも記されています。

 

 

 

 

 

 

九所明神 拝殿

 

 

 

袴腰付き鐘楼【重要文化財】

    

 

 

 

 

 

 

ツツジ参道

 

ツツジ参道の奥に近畿三十六不動尊霊場

第14番札所の水掛不動尊があります。

 

 

 

水掛不動尊

 

私にとって水掛不動尊で馴染み深いのが

苔に覆われた大阪の法善寺の西向不動尊。

 

仁和寺の水掛不動尊は、

定期的に付着した苔を洗い落としているのか

像に付着している苔が皆無。

 

 

 

御影堂【重要文化財】

 

京都御所の清涼殿の用材を用いて建立されたもので

宗祖の『弘法大師』、開基の『宇多法皇』、

仁和寺第2世『性信入道親王』の像が祀られています。

 

 

 

 

 

 

御影堂 中門【重要文化財】

 

 

 

令和阿弥陀堂

 

 

 

御室桜と五重塔

 

仁和寺境内の伽藍と御室桜の観賞を終えて

仁和寺で外せない御殿の拝観に向かいます。

 

仁和寺の御殿を観賞すれば

もう神戸に帰っても良いような

そんな満足感を感じ始めています。

 

さてですが、

名所巡りの記事が続いたので

世界の人間模様の記事を挟ませてもらいます。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


世界遺産 仁和寺Ⅱ

2021年04月19日 | 名所めぐり(京都)

 

仁和寺 中門

 

 

 

仁和寺 御室桜苑【国指定名勝】

 

有難いことに名勝指定『御室桜苑』には、

まだ数多くの花びらが残っていました。

 

 

 

 

国の指定名勝を受けている桜だとしても

樹高の低い桜なので一般的な桜よりも

豪華さ、華やかさに欠けるだろうと

勝手に思っていたのですが、

これが凄かった!素晴らしかった!

 

御室桜苑の園路に一歩足を踏み入れると

密集した桜の花びらの中に

ダイブしているかのような感覚になります。

 

満開時期の『御室桜』に早くも興味津々。

 

 

 

 

緑色の苔の絨毯の上に

散り落ちたピンク色の花びら。

 

 

 

 

紅葉が散り落ちた様子を

散紅葉とか敷き紅葉とも言いますが、

桜が散り落ちた様子は、何と言うのだろうか。

 

 

 

 

春の風に促されて咲き、

春の風に促されて散り落ちていく。

 

久しく忘れていた記憶が

美しい花弁となって蘇り、

蘇った記憶が元の場所へとひらひらと

散り落ちるように戻っていく。

 

 

 

 

『御室桜』『観音堂』『五重塔)の三重奏が

春風に耳をすませば聞こえてきます。

 

 

 

 

御室桜の雲海から顔を覗かせる

仁和寺の五重塔。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁和寺 五重塔【重要文化財】

 

1644年の建立の仁和寺の五重塔は、

総高36.18m。

 

 

 

 

色鮮やかなドレスを纏った仁和寺の五重塔が

拝観者をお出迎え。

 

 

 

観音堂と御室桜

 

 

 

観音堂【重要文化財】

 

 

 

 

 

 

ミツバツツジと観音堂

 

仁和寺の境内には、桜に負けじと

ミツバツツジが咲き誇ります。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


世界遺産 仁和寺Ⅰ

2021年04月18日 | 名所めぐり(京都)

 

荒電 御室駅

 

荒電『御室駅』は、

世界遺産の仁和寺の最寄り駅。

 

 

 

真言宗御室派 総本山 

仁和寺 二王門【重要文化財】

 

江戸初期に徳川家光の寄進により再建された

京都三大門の一つ仁和寺の『二王門』

 

仁和寺には、本格的に名所巡りを始めた頃に

友人と共に参観に訪れて以来の

8年ぶりの2回目の拝観となります。

 

 

 

 

仁和寺は、門跡寺院の中でも最高位の寺院です。

 

宇多天皇が897年に譲位し、

899年に仁和寺第一世宇多法皇となって以降、

皇室出身者が代々住職を務めました。

 

第二次世界大戦後、昭和天皇に落飾してもらい

仁和寺門跡とする計画があったという話もあるようですが

それを確認できるものは残っていないので

実際の話か噂話でしかないのか分かりません。

 

仁和寺は、そんな話が出る程のお寺なんですよね。

 

 

 

仁和寺 仁王像 阿形

 

最高位の門跡寺院『仁和寺』も

室町時代の応仁の乱の戦火に見舞われ

伽藍の殆どが焼失しました。

 

 

 

仁和寺 仁王像 吽形

 

寛永11年(1635)に第21世覚深法親王が

上洛していた徳川家光に仁和寺再興を申し入れ

承諾されたことで再興事業が始まります。

 

 

 

 

慶長度の御所造替えも重なり、

御所から紫宸殿(現・金堂)、清涼殿(現・御影堂)等

多くの建造物が下賜され

正保3年(1646)に伽藍の再建が完了します。

 

 

 

 

世界遺産の仁和寺境内の『御室桜』と呼ばれる

樹高が低い約200本の桜の木は、

市中の桜が散り始めた頃に咲き始める遅咲きの桜で

京都の桜の季節の最後を飾ります。

 

中門を通り抜けて直ぐの所には、

国の名勝に指定されている御室桜林があり、

桜林に設けられた園路からの景観は

特に素晴らしいものがあります。

 

今回、あえて国指定名勝の御室桜の

散り始めの時期を選んで仁和寺を訪れたのは、

江戸時代に仁和寺で栽培されたのが始まり

緑色の桜『御衣黄』を観賞するためです。

 

 

 

仁和寺 御衣黄

 

御衣黄は、ソメイヨシノより開花が遅く

例年の開花時期のピークは、4月中旬~5月下旬。

 

 

 

 

生まれて初めて見る緑色の桜の花。

枝には蕾が多くあったので

御衣黄は、七分咲き位なのかも知れません。

 

 

 

 

だとしても十分に満足できる開花状態です。

 

平安時代の春を表現する貴族の衣装の伝統色の

萌黄色に似ていることから御衣黄と名付けられていて

仁和寺から東方向に御衣黄を拝める場所が

連なるようにある4ヶ所を訪れる計画です。

 

 

 

勅使門と御室桜

 

 

 

 

 

 

天皇皇后両陛下行幸行啓記念樹と勅使門

 

一般的な桜と比べると

御衣黄は一つの枝に咲く花弁の数が少なく

花弁に紛れて枝葉も目立つので

花弁の艶やかな色の割に地味な印象です。

 

一般的な桜の満開期間があっさりと終わるように

神様は、少しの足らずを好むようです。

 

 

 

仁和寺 和食処『梵』

 

時刻は午前11時過ぎ。

一番の目的が成就して気が緩んだのか、

お腹の虫が騒ぎが治まらず、

境内の和食処『梵』で昼食休憩。

 

 

 

ゆば丼

 

和食処『梵』のゆば丼、美味かったあ。

 

御飯の上に敷き詰められたゆば、

程よい太さの牛蒡のかき揚げが2個、

そのままでも美味しい餡が

ワサビで味変、梅干しで味変。

 

もう一品、何かが欲しいところですが

ここは少しの足らずを楽しむことにして

仁和寺の拝観を再び開始します。

 

 

 

金剛華菩薩像(花の仏さま)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仁和寺 境内参道の御室桜

 

 

 

 

 

 

仁和寺 中門【重要文化財】

 

中門を通り抜けた西側にある

国指定名勝『御室桜園』の観賞は今回が初めて。

 

満開の時期が過ぎているので

どれだけの花弁が残ってくれているのか

ちょっとドキドキしますが、

お目当ての御衣黄が鑑賞出来たので

どうであれ笑顔で受け入れ可能状態です。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


名勝 雙ヶ岡

2021年04月17日 | 名所めぐり(京都)

 

多くの桜が葉桜へと姿を変える頃に、

京都には見頃を迎える桜があります。

 

 

 

京都嵐山 渡月橋

 

京都市中の多くの桜が散り落ちたからなのか

渡月橋を往来する人の姿はまばらです。

 

 

 

 

桂川は、緩やかに流れ

月が渡る橋を春の香りが渡ります。

 

 

 

 

最高の天候に恵まれた朝に

渡月橋を渡る春の香りを辿って

今日、君に会いに行きます。

 

 

 

京都嵐電 嵐山駅

 

荒電がゆっくりと動き始め

嵐山駅から出ていきます。

 

ガタゴトと車内に響く雑音も振動も

不思議なことに心地良く感じます。

 

満開の桜並木の間を車両が走り抜ける

鳴滝駅と宇多野駅間の

『桜のトンネル』と呼ばれる区間を

葉桜の姿を車窓の外に観て通り抜けていきます。

 

仁和寺の拝観時間には

少し早い時刻に御室駅に到着です。

 

ぽっかりと空いた時間を利用して

今日の計画には入れていなかった

名所に足を運びます。

 

 

 

雙ヶ岡 一の丘登山口

 

世界遺産の仁和寺があるのは御室駅の北側。

国指定名勝『雙ヶ岡』は、

仁和寺とは逆の南側直ぐの所にあります。

 

登山口は、数か所あるようですが、

最初に発見した登山口から山頂を目指すことに。

 

 

 

 

京都盆地の卓越した展望地点として

昭和16年に国の名勝に指定された雙ヶ岡は、

標高116m程度で

山頂まで10分程度でとのことなのですが………。

 

 

 

 

山頂に向かって真上に伸びる階段は、

不揃いの段差のうえに滑り安く、

 

 

 

 

生い茂った木々が山頂を隠し、

後どれ位登ればの見当が難しく

精神と筋力を削ります。

 

 

 

 

雙ヶ岡は、単なる丘じゃなくて

3つの丘が連なる古墳群。

 

さらっと10分程度で頂まで行けるって

書いていた人、どんだけ健脚やねん。

 

 

 

一の丘 きたひろば

 

坂の上のコンビニまで行くような気分で

登り始めたのですがタフな道のりでした。

丘の頂で出会った地元の人が言うには、

私が選択したルートが一番キツイらしい。

 

 

 

雙ヶ岡 一の丘眺望

 

山頂に居合わせた地元の方から

右奥が嵐山方面で、左手前には太秦の映画村が

見えると教えてもらえました。

 

京都の人は、優しいですよ。

 

 

 

 

今日の私は、左奥の桂方面から

右奥の嵐山へと至るルートで上洛してきました。

 

 

 

 

世界遺産『仁和寺』の景観は、

雙ヶ岡一の丘のハイライト。

御室桜が境内を桜色に彩っています。

 

 

 

『右大臣清原真人夏野公墓』の石碑

 

清原夏野は、奈良時代から平安時代前期の

貴族・漢学者・政治家。

この石碑、小さく見えるかも知れませんが

私の背丈より大きな石碑です。

 

一の丘だけで終えるつもりが

二の丘の複数の木が台風で倒れたことで

京都タワーが拝めるとのことなので

嫌がる足をなだめて『二の丘』に向かうことに。

 

 

 

二の丘へ

 

ただの山の斜面のような山道を下り、

 

 

 

 

山の斜面の設けられた階段を再び登り、

 

 

 

 

さらに登り二の丘に到着。

 

 

 

雙ヶ岡 二の丘

 

展望台の様な場所に設置された案内板には、

奥に見える山は、比叡山。

手前には、北野天満宮と京都御苑と表記。

悲しいことに北野天満宮と京都御苑が全く分からん。

 

この場所から

もう少し先に登り進むと

 

 

 

 

ここが地元の男性から教えてもらった

台風で複数の木が倒れた場所のようです。

 

京都タワーが全く探せなかったのですが、

ここでも毎日のように二の丘に来ているという

地元の人が助けてくれました。

 

 

 

 

「あっみっけ!」

 

中央の山(東山)の手前に、

白いタワーがぼんやりと見えます。

 

さらに伏見城も見えるとのこと。

伏見城は、かなり遠いはずですが………

 

 

 

 

中央奥に、三角屋根の建造物を発見!

「あった。あれですか?すげえ!」

 

お世話になった地元の人と物理的距離を保ち

しばしの間、談笑を楽しみ、

教えてもらった緩やかな下山道で下山。

 

 

 

雙ヶ岡「こもれびのひろば」

 

1時間程度の予定で雙ヶ岡に足を踏み入れ、

『こもれびのひろば』での時刻を確認すると

約2時間ちょっと経過していました。

 

今日は、4ヶ所を巡る計画。

仁和寺の拝観が予定より1時間遅くなった以上に

足の疲労が気になります。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


京都 新福菜館 本店と京都駅

2021年04月03日 | 名所めぐり(京都)

 

京阪本線・七条駅で下車して

目的地まで京都の街を歩きます。

 

 

 

七条大橋と鴨川

 

これまでの鴨川の風景は、

四条大橋からが殆どなのですが

今日は、七条大橋からの鴨川の風景。

 

 

今回の京都名所巡りで

どうしても外せない。外したくなかったのが

新福菜館 本店。

 

 

 

京都 新福菜館 本店

             

 

今回に計画している参観場所と

最終参観時刻までの残り時刻を確認し

参観予定場所を一ヶ所削っても

昼食の時間も喫茶店に立ち寄る時間も

生み出せなかったんですよね。

 

その結果、最高のお腹の具合で

新福菜館 本店を食することが出来ます。

 

 

 

新福菜館 店内

 

店の外に出来ていた行列に並んだのですから

当然、店内は満員御礼。

 

離乳食から麺類を食べ続けてきた

私の身体が店内の香に興奮して

お祭り状態になっています。

 

 

 

新福菜館 本店 中華そば(並)とヤキメシ

 

これは黒い。本当に黒い。これほど黒いとは。

 

レンゲで口に運んだ黒色のスープは、

意外なほどあっさりとしていて

豚肉から出た味が絶妙に溶け込んでいます。

 

麺の上に盛られたネギが良い働きをしていて

助演俳優賞を与えたい。

 

新福菜館 本店のような毎日でも食べられる

これぞラーメン的な味わいが好みなので

美味い物ランキングと好みランキングの

並びは違ってきます。

 

『新福菜館 』は、『第一旭』『もっこす』と並んで

私の好みランキングの上位にランクイン。

 

 

 

竹田街道陸橋

 

新福菜館 から少し歩いて竹田街道陸橋。

その陸橋から見えるのが、

 

 

 

JR京都駅

 

今回は阪急電車ではなくJR京都駅から帰ります。

 

 

 

JR京都駅前 平安神宮の模型

   

 

陽が完全に落ちてしまいましたが

電車に乗車するのは京都駅を楽しんでからです。

 

 

 

   

 

 

 

大階段

 

大階段を歩いて降りてくる人達の黒い影が、

イルミネーションの一部のようになって

動いているのが面白い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大階段最上部から京都駅構内

 

 

 

屋上庭園

 

ライトアップされた木の下に設置されたベンチに

多くのカップルが等間隔で座っていて

四条河原町の鴨川状態が再現されていました。

 

ソーシャルディスタンスのお手本は

四条河原町の鴨川河川敷で観ることが出来ます。

 

 

 

京都市内夜景

 

どうにもカメラのピントが合わないと思ったら

どうやら美し過ぎて感極まっちまったようだ。

とめどなく溢れる涙の所為で

京都の夜景がぼやけて良く観えねえや。

 

 

 

空中経路

 

SF映画の中にいるような気分になります。

 

連動しているのでしょうか。

大階段のイルミネーションが始まると

空中経路も照明がムーブし始めました。

 

 

 

 

 

 

空中経路から京都タワー

 

『白い巨塔』ってテレビドラマ、

あれって京都タワーの話だよね。

友人は、色白の教頭先生の話って言うんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空中経路の終わりにあったのは、

神戸ルミナリエでの光の聖堂でしょうか。

 

 

 

     

 

今回の京都名所巡りは、JR京都駅で終わりです。

この日は、桜真っ盛りの時期ではない3月の上旬で

新福菜館の食事代と交通費を含めても

私の元から4人の野口英世さんが旅立ち

数枚の桜が散っただけ。

 

今年は参観しておきたい京都の桜があるので

新型コロナウイルスの状況が気になる所ですが

近々また京都に訪れることになるかと思います。

 

桜の花は生ものなので

私が京都に足を伸ばせる日と

桜の絶頂期と上手く重なることを願いますが

どうなることやらです。

 

皆様、私の名所巡りにお付き合い下さり

ありがとうございました。

また次回の名所巡りも宜しくお願い致します。

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


京都 光明院

2021年04月02日 | 名所めぐり(京都)

 

鴨川デルタから出町柳駅から京阪本線に乗車して

鳥羽街道駅で下車。

 

ちょこっと足ごたえのある坂道を少し上り、

午後4時前に辿り着いたのが光明院

 

 

 

光明院 山門

 

光明院は、京都の紅葉の名所の一つ東福寺の塔頭寺院で、

何年か前に写真で見た光明院の枯山水の庭を

一度は参観しておきたかったんですよね。

 

 

 

 

 

 

玄関

 

 

 

 

 

 

光明院 摩利支尊天

 

仏教の守護神の天部の中の神で、

陽炎(かげろう)を神格化したものです。

 

陽炎は実体がないので傷つけられることも無く

捕らわれることも無いとして、

戦国武将の間に戦場の護神として信仰されました。

 

 

 

庫裡・拝観受付

 

拝観受付ではあるのですが、

拝観を受け付ける場所も人もいません。

特に決められた拝観料もありません。

 

玄関に備え付けられた竹筒に

自分の志に見合う金額を入れるようになっています。

 

この日、偶然にも背負っていた

金の延べ棒をと思ったのですが、

竹筒に目安として300円と書かれていました。

 

 

 

 

 

 

茶亭『羅月庵』

 

建物の中に入ると茶亭『羅月庵』から

三尊石組と呼ばれる3つの立石がお目見えします。

 

三つの石が釈迦三尊、阿弥陀三尊、薬師三尊を

表現しているのだそうです。

 

このような石組は、日本庭園に良く観られるものですが

ここ光明院の『波心庭』と呼ばれる枯山水庭園には、

三尊石組が3つ置かれています。

 

 

 

 

波心庭は、主に立石で構成されていて

大小75の石が配されています。

 

 

 

 

庭の背後にあるツツジが「雲」を、白砂は「大海原」を、

白砂と苔庭との境目に置かれている白い小石は、

海岸に打ち寄せ砕け散る波しぶきを表現。

 

 

 

茶室『観庭楼』

 

光明院には茶室とされる部屋が3つあるのですが

どの茶室もこれまで目にしてきた茶室とは違っていて

言われなければ茶室とは思えない部屋の造りとなっています。

 

 

 

 

茶室『観庭楼』には、山椒魚の画が飾られていて

庭先の二つの手水鉢の一つにも山椒魚が置かれています。

 

 

 

茶室『観庭楼』 手水鉢

 

 

 

 

何で山椒魚?

光明院と山椒魚の関係が気になって

お寺の人に聞きたかったのですが

拝観中に一度も姿を見ることは出来ず、

後で少し調べてみたのですが不明。

 

ナマズやオオサンショウウオが暴れると

地震が起きるとか言われていたし、

岡山県には、オオサンショウウオを祀る神社がある位なので

仏教と何か関係があっても不思議ではないのですが………。

 

 

 

 

 

 

高台にある茶室から波心庭を見下ろして

眺めることが出来るようなので行ってみます。

 

 

 

茶室「両行庵」

 

 

 

 

 

 

茶室「両行庵」 滝

 

 

 

茶室「両行庵」から波心庭

 

ちょいと小耳にはさんだ話ですが、

普段の波心庭は、枯山水庭園ですが、

大雨が降った時には

白砂の部分に雨水が溜まることで

池泉式回遊庭園に変化するらしい。

 

波心庭の白砂に水が溜まり

池泉式回遊庭園状態の写真を1枚発見したのですが

単に大雨でそうなってしまった状態なのか、

そうなるように造られているのかが不明。

 

 

茶室『両行庵』を離れて本堂の方へと向かいます。

 

 

 

      

 

 

 

山椒魚の襖絵

 

 

 

書院

 

書院の吉野窓は、月を表現しているそうです。

 

 

 

 

書院の上半分が摺りガラスは雲を表現。

 

 

 

 

 

 

書院 床の間

 

 

 

方丈から『波心庭』

 

波心庭の上部に見える赤い建物『夢影楼』は、

光明院の敷地の外の民家が波心庭から

見えないようにするために設置されたものです。

 

 

 

 

庭園に三組置かれている一番右側の三尊石組。

 

 

 

 

私が訪れたこの日のこの時間、

お寺の関係者の姿はどこにも見ることはなく

拝観者は、私以外にもう一人だけでした。

 

 

 

 

庭園には、静かで穏やかな時間が流れます。

 

 

 

 

光明院の庭園『波心庭』は、

私が期待した通りの庭園でした。

 

庭園の苔の部分が緑色に染まると

さらに庭園の美しい姿が現れると思われます。

 

 

 

鳥羽街道駅

 

京阪本線、鳥羽街道駅付近を夕陽が赤く染めます。

 

今回の京都名所巡りで私にとって

もう一ヶ所、絶対に外せない。外したくない。

重要な目的地がある七条駅へと向かいます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


京都御苑 近衛邸跡と鴨川デルタ

2021年04月01日 | 名所めぐり(京都)

 

京都御所参観の次は、

京都御苑の北側にある近衛邸跡に立ち寄ります。

 

日本の歴史遺産の神社仏閣などに

油をかけられる事件、建物や嵐山の竹林等への

落書き事件などがあったことから

 

京都御苑は、今年の5月以降10年間、

閉鎖されることが決まっていて

状況によっては閉鎖期間の延長もあるようです。

 

まあ今日のブログ記事をアップをしているのが

4月1日なんですけどね。

 

 

近衛邸跡は、五摂家の一つの

近衛家の屋敷が在った場所で

東京遷都に伴って

他の公家同様に東京へと移ります。

 

現在は、近衛池”を中心とした

池泉回遊式庭園の遺構と、

近衛邸跡の枝垂れ桜が見られます。

 

 

 

近衛邸跡 枝垂れ桜

 

出水の小川の枝垂れ桜近衛邸跡の枝垂れ桜は、

早や咲きの枝垂れ桜として

京都御苑で名所の一つとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

近くで花弁を見ると特に変わりがないのですが、

全体を観れる位置まで下がると

ガラス細工の透明の花びらが混ざっているかのように

キラキラと輝いているように見えます。

 

そういう種の桜のなのか、

この時、色々な条件が揃ったことによるものなのか、

どっちなんだろうか。

 

 

 

 

今回は、3月上旬の京都名所巡りだったので

桜のことは全く頭にありませんでしたが

京都御苑の有名な枝垂れ桜を観れたことは、

嬉しい誤算となりました。

 

 

 

鴨川デルタ

 

鴨川デルタは、京都御苑の北側を出て

東方向へ少し歩くと高野川と

賀茂川が合流する場所にあります。

 

この鴨川デルタの近くに

前々から少し気持ち惹かれながらも

まだ一度も参観していない場所があります。

 

今回、その場所を参観する計画でしたが、

現在の時刻は、午後3時前。

今回予定していた重要な拝観場所が、

他にもう一つあります。

 

最終拝観時間を考えると

二つの場所を拝観できそうにないので

デルタ近くか、少し離れた場所にするのか

選ばなければならない状況になっています。

 

 

 

鴨川デルタ 飛石

 

拝観場所をどちらにするのか、

近くの「出町ふたば」の豆大福を食べながら考えようか、

鴨川デルタの飛石を渡りながら考えようかと思案して

選んだのは飛石。

 

 

 

飛石 千鳥

 

ここはまだ賀茂川の上。

ほんの数メートル下流が鴨川となります。

発音は同じなんだよなあ。

 

 

 

飛石 亀

 

千鳥の次は、亀がお目見え。

鶴と亀じゃないんですね。

 

何度も四条大橋から

下を流れる鴨川を眺めてきましたが、

鴨川デルタは、その鴨川の起点なんですよね。

 

 

 

 

鴨川デルタの飛石には、古くからの言い伝えがあります。

鴨川デルタの飛石、目隠しをして渡ると川に落ちる。

当たり前体操

 

 

 

 

次の拝観場所は、飛石効果ですんなりと決定。

デルタから少し離れた場所へと向かうために

近くの出町柳駅まで歩きます。

 

 

 

催眠療法&心理療法 神戸ストレスカウンセリング・ルーム花時計


投票ボタン

blogram投票ボタン