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もともとは、ちあきなおみの「酒場川」のB面として発表された「矢切の渡し」。
何でも「矢切の渡し」をA面で…という声が内部でもあったのをちあき本人が押し切ってしまったとか。 理由は本人がマイナー調の曲を好んでいたから、演歌に乗り気ではなかったから…などと言われています。
それから後、梅沢富美男が舞台の踊りのBGMに「矢切の渡し」を使用したところ、好評を博します。 さらに、ドラマ「淋しいのはおまえだけじゃない」(TBS)の影響もあり、ちあきバージョンは有線チャートの上位に。
折りしも当時は、競作ブーム。八代亜紀も北島三郎も高田みづえも内田あかりも北原ミレイ皆、何らかの競作に参加。 当然、「矢切の渡し」も競作に…。 有線を賑せているちあきバージョンは既に廃盤。 コロムビアは早速シングルを作成します(B面:別れの一本杉) が…。
当時「北酒場」でレコード大賞を受賞した細川たかしサイドが この曲に目をつけます。 細川もコロムビア、当然細川サイドがジャマなモノは、まずちあき盤ということになります。 ちあき本人も、当時はビクターで自分の好きなジャンルのファド・シャンソンのアルバムを作り、それ中心に歌っていた上 、どちらかといえば女優業としての活躍が多かったこと、演歌 のカテゴリー分けにトコトンウンザリになっていて、それも原因で干された関係上、コロムビアとの仲は最悪。 …ということで見事廃盤に。
結果、細川サイドの大プッシュもあり、見事細川は、初のレコ大2年連続Vの栄誉+紅白大トリをゲットしました。 ただし、有線では圧倒的にちあき>細川という結果に。
作曲の船村徹もちあきバージョンを絶賛、細川はカラオケの歌い方という評価を下し、氏のウン周年番組ではちあきバージョンのVTRが流れるという現象まで起きています。
近年のちあきなおみ再ブームと細川のバーニング独立のゴタゴタも手伝い、現在は「矢切の渡し」=細川・ちあき の表記が よくなされるようになりました。
なお、ちあき盤「矢切~」のB面:「別れの一本杉」のオリジナルシンガー・御大・春日八郎も、この競作に参加し、当時の新人歌手・藤野とし恵とのデュエットでシングル化しています。また、島倉千代子は船村徹と、美空ひばりはLPに入れ、お千代とお嬢が同じ唄を歌う、たまらない聞き比べができることを余談として書き記しておきます。
そこで出てきたのが、ちあきなおみさんです。
その後も細川さんの曲の方ばかりが注目されて、ちあきさんの方は注目されなかったですね。
いまでも、ちあきなおみさんの矢切の渡しが大好きです。
いっらしゃいませm(_ _)m
ちあきバージョンは絶品ですね、細川は喉自慢で鐘鳴らしたがって出るカラオケマニアな感じが…(汗)
ちあき盤が当時世間で騒がれなかったのは、当時の細川サンの事務所が圧力をかけたかららしいです。
有線では画像のような結果になってますが…。
よっちゃんさん
m(_ _)m
ちあきの「矢切の渡し」ネタ、布教活動してくれてありがとうございます。
うちのサイトで載せてたネタ
http://park15.wakwak.com/~chiaki_naomi/AH268.html
より一層濃くて満足です。諸事情によりうちのサイトでは書ける内容に限界がある場合も多々、なので。
あまりにブログの内容が濃く、一気に読むのは困難なような気がするので、徐々に読ませてもらいます。
>うちのサイトで載せてたネタ
http://park15.wakwak.com/~chiaki_naomi/AH268.html
より一層濃くて満足です。諸事情によりうちのサイトでは書ける内容に限界がある場合も多々、なので。
お褒めの言葉、ありがとうございますm( )m
確かにしがらみが色々ありますよね…。
それでもウシオさんトコは充分過ぎるぐらい「濃さ」を維持しているのは敬服します…。
当時、学生でしたが、細川が横取りしてレコード大賞を取った時には、芸能界の汚さを見た思いがしました。
ちあきさんはすごくくやしい思いをしているだろうと思いましたね