今だから…昭和さ ある男のぼやき

主に昭和の流行歌のことについてぼやくブログです。時折映画/書籍にも触れます。

江利チエミ「夜ふかし気分」

2006-03-10 21:04:06 | 江利チエミ

「夜ふかし気分」
ハッキリ言って有名ではありません。曲自体は佳作ですが。
残念ながらヒット曲というほどの知名度も売り上げも無い歌です。
一部のファンくらいでしょうか、今でも愛好して聴いているのは。
私もなかなか気に入ってます。

その程度の知名度ですが、(特に歌詞?が)玄人受けしているのでしょうか、他の歌手によるカバーが存在します。

一人は中村晃子。そう「虹色の湖」です。どういう訳か封印されている彼女のもう一つのビックヒット「恋の綱わたり」(テイチク)のB面に収録。

※訳=おそらく、当時の恋人との三角関係のもつれかと…。大○し(略)がまだ…恐ろしきは女の怨念…(絶句)。 ↑ 勝手な推測

最近までこれだけかと思っていたんですがもう一人いました。

文化勲章受賞式のため、毎年文化の日はスケジュールを空けていたと噂の女、

そうあの方です。森光子です。「湯の町放浪記」(ビクター)のB面に収録されています。

こうなると他にも歌っている歌手がいそうな気がします。
こう二人も出てくると結構売れたのではないのか、と考え直さなきゃいけません。
いったいリアルタイムではどうだったのでしょうか?有線で好評だったのか?

ただ、中村・森の両氏が江利チエミと親しかったから、の線もありますが。
中村晃子=レコード会社(キング)が同じだった
森光子=62年紅白司会者、菊田一夫つながり

特に森は美空ひばりと親しかった関係から親交は大いに可能性がありますが。

ちなみにこの唄、作詞の阿久悠から「あまり売れなかったがなぜか愛しい歌」と言われています。ご当人の公式サイトにもコラムが載ってます。
♪貴方と三年三ヶ月 三日と二時間十五分