ネジバナ たくさんの小さな花が「ネジ」のようにらせんを描いて付いているために、この名前がついた野生ラン。
ここ札幌でも今時期には、陽当たりの良い芝地などに自生しているのをよく見かけます。
当園の他の山野草の鉢に落ちた種子から発芽した株があちこちに開花しています。
ただ、単独での増殖、栽培が難しいので、春先にネジバナの、あちこちの鉢中にある株をピンセットで抜き取って集める作業となります。
それにしても、よく見れば見るほど不思議な咲き方です。
どうして‘らせん状’に花をつけるのか、考えると不思議ですね。
■ネジバナ <ラン科ネジバナ属> Spiranthes sinensis var. amoena Spiranthes
ネジバナはモジズリとも呼ばれ、北海道から九州、樺太・千島・朝鮮・中国・ヒマラヤ日本・中国・カラフト・ヒマラヤ・オーストラリア・北アメリカに分布する多年草。
特徴は、何と言ってもその螺旋形の花の付き方にあります。
この螺旋形には右巻きと左巻きの両方があることが知られています。
ごく稀に真っ白い花をつける個体が見られる。