咲き分けのシモツケ、源平シモツケが咲いています。

■源平シモツケ
学名:Spiraea japonica
1株で白とピンクの2色の花が咲く日本~中国にかけて分布する落葉性の低木。...
シモツケという名前は下野国(しもつけのくに:現在の栃木県)ではじめて見つけられたところに由来。
学名は「スピラエア・ヤポニカ」といい、ヤポニカとは「日本産の」という意味。
バラ科 シモツケ属
草丈:30~80cm
しばらく続いた雨も終わり、ようやく回復しつつあります。
ガーデナーもそわそわしているのではないでしょうか。
当園のロックガーデンでは、石花(せっか)エニシダと呼ばれる黄色い花が満開になりました。
■エニシダ
学名: Cytisus scoparius
マメ科エニシダ属
江戸時代に中国を経由して渡来した地中海地方原産の落葉低木。
※石化: 帯化の園芸的な呼び方。切花業界で呼ばれることが多いようです。
たとえば帯化するヤナギやエニシダを石化ヤナギ、石化エニシダなど。
歴史的な暑さの後、北海道は記録的な雨が続いています。
札幌では、明後日にはようやく雨は降らないようです。
当園内で咲いている涼しげな白い花。
ミツバシモツケは、「シモツケ」という文字がつくものの日本の野草ではなく北米原産の外来種。
ですが、白い清楚な花は和の雰囲気で近年人気があります。
■ミツバシモツケ(三つ葉下野)
学名: Gillenia trifoliata
バラ科ギレニア属
北米原産の多年草。
八重咲きスズラン、縞斑スズラン ピンクスズラン…
そろそろスズランも終盤です。
■八重咲きドイツスズラン
学名 Convallaria majalis var. majalis
ユリ科スズラン属
フウロソウの季節になりました。
色々なフウロが咲き始めています。
■チシマフウロ
Geranium erianthum
礼文島産。本州北部から北海道に分布。
直径3cmほどの青紫色の花。
高さ:20〜50cmほど。
■ゲラニウム・ファエウム Geranium phaeum
ヨーロッパ地方に自生するゲラニウム
別名:黒花フウロ
高さ:90cmほど。
■ゲラニウム・サングィネウム(アケボノフウロ )
Geranium sanguineum
ヨーロッパ、アジアの西部原産。4cm程の淡紅色の5弁花。
濃色の脈が目立つ可憐な可愛い花。
高さ:20〜40cmほど。
■ゲラニウム・サングィネウム・ストリアータ
Geranium sanguineum var. striatum
ごく淡いピンクの花弁にピンクの脈が入る可愛らしい品種。草丈は高くならず横這い性。
高さ:40cmほど。
6月に入ると北海道では、青いケシや赤いケシがみられます。
特に青いケシは幻のヒマラヤの青いケシと呼ばれ、一時は貴重な植物で花の展示で話題になったようです。
今では道北などで普通に栽培され、苗が流通しています。
■メコノプシス・ベトニキフォリア
学名: Meconopsis betonicifolia
ケシ科メコノプシス属
原産地: 中国南西部からヒマラヤ
別名:「ヒマラヤの青いケシ」「ブルーポピー」とも呼ばれるケシ科の多年草。
花径5~6cmの神秘的で美しい青色の花を咲かせます。
■オリエンタルポピー
学名: Papaver orientale
赤いオリエンタルポピー(普通に栽培して大丈夫です)
オリエンタルポピーは大型の宿根草で、ボタンかシャクヤクを思わせるような豪華な花を咲かせます。
花径は大きなものでは20cm近くになり、色彩が鮮やかなので、遠くからでもよく目立ちます。
北海道の竹の子、チシマザサの子。「笹だけ」とか「姫だけ」と言われております。
お客さんからいただいた竹の子の一部を天ぷらにしてみました。
残りは、マヨネーズ付けてサラダ代わりに食べます。
■チシマザサ
学名 : Sasa kurilensis
イネ科の高山植物
別名・通称など:ネマガリダケ、チシマザサ。
稈は丈夫で籠用材。筍は美味でスズコ、姫竹と呼ばれ人気。
新年明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
皆様のおかげでこうして無事に新しい年を迎えることができたことを感謝し大切にしたいと思っております。
本年も変わらぬご指導のほど心からお願い申し上げます。
平成26年 元旦
八剣山園芸 本田 俊一
いよいよ今年も後わずかになりました。
お客様のおかげで、八剣山園芸はとても充実した2013年を過ごせました。
ありがとうございました。
また、ブログでは多くのアクセス、ご利用をいただき誠にありがとうございました。
来年も皆様にとって、幸せな年でありますように良いお年をお迎えください。
冬が近づくにつれ、落葉した木々にヤドリギの姿が目立つようになりましたなりました。
ヨーロッパなどでは、クリスマスの時期にヤドリギをを飾るそうです。
クリスマスといえば、ヤドリギにまつわるお話を皆さんはご存知ですか?
何でも、'The kissing under the mistletoe'といって、クリスマスの日にヤドリギの下にいる 女性には、男性はキスをしなければならないとか。
そんな風習から、クリスマスのオーナメントには ヤドリギを模した( Kissing Ball )というものがあるそうです。
ちなみに、恋人どうしがヤドリギの下で口づけを交わしたのなら、それは婚約の成立を意味するそうで、その二人は末永く幸せになれるとのこと。
ですが… そもそもは、ヤドリギの生えている樹の下で出会ったのなら、例え敵どうしであっても、争いを止め、互いにキスをして仲直りしなければならないという言い伝えであったと云われています。
クリスマスリースの起源は、古代ローマで神や英雄に捧げられた常緑樹のリース。
キリスト教会は、常緑のリースは、キリストの永遠の生命を表すと解釈して認めました。
こうして、セイヨウヒイラギ、モミ、ゲッケイジュ、ツゲ、キヅタ、ローズマリーなど生命力を表す常緑の枝でクリスマスリースは作られるようになリました。
なかでも、セイヨウヒイラギは、その常緑に生命力が、トゲには悪霊を追い払う力があるとされ、冬至祭で信仰されていました。
キリスト教会は、常緑の葉はキリストの生命、赤い実はキリストの血、トゲはキリストの受難を表すシンボリズムを与え、クリスマスの樹木にしました。
今でもイギリス、フランス、ドイツでは、クリスマスのグリーンにヤドリギが加わるようです。
古くから、冬至の頃のヤドリギは、太陽の精霊とみなされ、幸運の印にされてきました。
他の枝と混ぜてリースを作ったり、イギリスには、球状の枠からヤドリギを垂らして、天井から下げるキッシングボールがあります。
なので、フランスではクリスマス前になると花屋でヤドリギのブーケが売られています。
いかにも、今時の?クリスマスらしい言い伝えです。
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▲ヤドリギ
ヤドリギ科ヤドリギ属
北海道から九州に分布、特にブナ帯に多く、寄生して養分や水分を取る。
(自身で光合成もする)背丈と云うか長さ50-70cm程度になる寄生性の常緑樹。
花期2-4月、花は小さく黄緑色で、咲いていてもほとんど気付かない。
実は熟すと赤い液果となり、潰すとネバネバの液が出る。
これを食べた小鳥の糞が粘って木に付き、ヤドリギは他の木に芽生えるとか。
クリーム色の実がヤドリギで、オレンジ色の実がアカミノヤドリギといいます。