山野草・高山植物・宿根草の専門店 「八剣山園芸」

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小金湯憩いの森緑地の試験植栽

2009-10-31 19:26:03 | 店長の日記

ついに札幌にも初雪が降りました。

夕方にはうっすらと雪が残っています。

 

○赤エゾ松の盆栽にかかった雪

 

そんな寒い中、今日は熱い日本シリーズ。

日本ハム対巨人の第一戦が札幌ドームで間もなく始まりました。

どうなることやら…

 

 

さて、今日の午前中に南区の小金湯にて、札幌市と商工会議所との提唱で、

「桜の名所づくり構想」の公園(平成27年開園予定)の試験植栽に参加してきました。

桜の木の植栽の前に「アイヌ文化交流センターサッポロピリカコタン」にて

札幌市から基本計画案と今後のスケジュール等の説明がありました。

地域住民、関係者等、50名程の参加者です。

説明の後、現地に移動。

 

今回はエゾヤマザクラ、チシマザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ナデン、カンザンの

6種類の桜を試験植栽。

私は丈1.5mの「エゾヤマザクラ」を植えました。

正式の開園まで6年半かぁ…(長いなぁ)

新しい札幌の桜の名所として賑わってくれることを願います。

 

以下、経緯。

■札幌市が旧農業センター跡地を桜の景勝地に-11年度着工

(北海道建設新聞社 2009年09月09日 08時04分)

 札幌市みどりの推進部は、南区の旧農業センター跡地に計画する「小金湯憩いの森緑地」整備の2011年度着工を目指している。

総事業費は約4億円を想定。

09年度は基本計画を策定することとしており、桜の植樹の在り方や園路やトイレ、あずまやなどの施設配置を検討するほか、地域住民と意見交換しながら練っていく。

10年度は実施設計に着手し、11年度から4カ年程度で造成する考えだ。

市みどりの推進部では、これまでも南区民や札幌商工会議所と旧農業センター跡地の利活用について協議を重ねており、7日に開いた意見交換会では、旧農業センター跡地を桜の景勝地とする計画案がおおむね了承された。

桜は、商工会議所から約800本の寄贈を受け、造成工事の進ちょくに併せて地域住民らと一緒に植樹していく。

樹種については、花芽が鳥に荒らされにくいエゾヤマザクラをメーンとする方向で協議している。

小金湯憩いの森緑地の整備面積は約12haで、形状は土地は高低差のある長方形。国道230号に面し、北側に小金湯温泉、東西に果樹園、南側には山林が広がり、豊かな自然に囲まれている。

整備においては、旧農業センターの園路を活用するほか、今ある自然を最大限に生かしていく方針だ。

構想では、国道沿いに大型車10台、普通車80台分の駐車スペースを設け、その南側に集いの広場やピクニック広場を配置する。

また、ピクニック広場の中心部には、シンボルとして高さ5mほどの桜を植える。

商工会議所からの寄贈が予定されている約800本の桜は緑地の中腹付近に集中的に植樹。

緑地の最南端付近には、自然復元を目的にビオトープを整備するほか、展望あずまやなどの配置を考える。

また、跡地には下水道が整備されていないため、トイレ整備に当たっては、浄化槽やバイオトイレ導入の手法も視野に入れることにしている。

市みどりの推進部では、「緑地と小金湯温泉など地域を結びつけ、南区の活性化を図りたい。

今後は緑地完成後の管理方法や、イベント開催などを地域住民と一緒に考えたい」と話している。

 

 


○「札幌市アイヌ文化交流センター サッポロピリカコタン」

アイヌ民族の心を伝えるアイヌ文化交流センター
北の大地に先住し、独自文化を育んできたアイヌ民族の生活や歴史、芸術を楽しみながら学べます。
札幌アイヌの方々が製作した数々のアイヌ民族伝統工芸品を、その場で見て触れて体験できる先住民族の施設です。

開館時間 8:45~22:00 (展示室は9:00~17:00)
休館日 月曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)、毎月最終火曜日
〒061-2274 札幌市南区小金湯27

 

○エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)

バラ科。サクラ属  原産地:北海道、本州中北部、サハリンなど

北海道では野山で普通に見られる、最も代表的なサクラ。

街路樹や公園樹としても、広く利用されています。

日本で10数種ある、野生のサクラの中で、花色の赤みが濃く美しいことから、別にベニヤマザクラとも呼ばれます。

ソメイヨシノよりも開花が早く、5月上旬、葉の芽吹きとほぼ同時に、淡紅色の花を咲かせます。

和名はオオヤマザクラというのが一般的で、花や葉がヤマザクラより大きいところから名付けられました。

ヤマザクラと分布が重なる地域では、より標高の高いところに見られます。