【毎日新聞 2011年1月18日】
サントリーホールディングス傘下のサントリーフラワーズ(東京)は18日、世界で初めて開発した「青いバラ」の販売地域を29日から沖縄県を除く全国に拡大すると発表した。
これまでは販売を10都府県に限っていたが、好調なため全国に広げる。
北海道、青森、岩手、秋田では凍結の恐れがあるため、3月26日から販売する。
青いバラは09年に発売。
1本2,000~3,000円と高値だが贈答用に人気で10年は年間約5万本を販売した。
生産体制を拡充し、11年は10万本の販売を予定している。
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同製品はサントリーグループが世界で初めて開発に成功した、青い色素を花弁にほぼ100%含む「青いバラ」。
従来のバラにはない、夜が明けたばかりの空を思わせるほのかな青さと、華やかでみずみずしく上品な香りが特徴だという。
バラの開発の歴史は古いが、バラにはもともと青色色素がないことから、「青いバラ」は〝不可能の代名詞〟とも言われてきた。
サントリーグループでは1990年から「青いバラ」の研究を開始し、パンジーの青色遺伝子をバラに導入することで、2004年に開発に漕ぎつけた。
花言葉は〝夢 かなう〟。
不可能と言われていることに挑戦し続けて完成した「青いバラ」
夢をあきらめずに挑戦し続ければ、きっと夢はかなうという想いが込められた。
■青いバラについての過去ブログ http://blog.goo.ne.jp/hakkenzan/e/27687cd78d26c249119d7eb2d3b3a0bc