千曲川工場は4１年前の昭和44年12月8日に第１期工事が完了し操業を開始しました。その後オーデオカセットの一貫生産ライン、ビデオテープ生産の工程等増設を繰り返し昭和59年には現在残されている工場建物の姿が整えられました。しかし昭和60年（1985年）をピークとして生産ラインの国内外の移転が始り、平成7年（1995年）にはテープ生産は停止しました。その後光デスクの生産を継続したものの平成18年（2007年）には工場閉鎖となりました。近々取り壊しが開始されることになり、OBの諸氏に最後の姿を目に留めて頂くよう8月26日に見学会が開催されました。見学会の後、午後5時より佐久グランドホテルで「思い出を語る会」が催され100名程の皆さんが参加されました。会社側からは元社長の佐藤相談役、TDKテープを国内外に広めた立役者の沖山昭八さん、千曲川工場拡張期の工場長の赤井信與さん等も一緒になって、磁気テープ全盛期時代の昔を語らいながら、消え行く千曲川工場に思いを馳せた一時でした。会は午後7時過ぎに中締めを行い午後8時に閉会となりました。
