はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

最後は「公明党」頼み

2006年04月22日 | 仕事

 昨日のエントリーで、千葉7区補選の予想をしてみました。状況はかなり自民党が不利のようです。今日は、補足をしたいと思います。
 自民党苦戦は、相次ぐ大物議員の選挙区入りが続いているのですが、候補者にとっては逆効果になっている点だと思います。街頭演説を繰り広げる大物議員に名前は記憶に残るのですが、その分、候補者の名前が薄れていくようです。
また自民党千葉県連の頭を飛び越えて、党本部がテコ入れをしているのですが、これまた地元議員のやる気を削いでいます。
 私も一度補選を手伝ったことがあるのですが、自民党の大物が連日来ると大変なのです。誰が駅まで迎えにいくのが、どこで街頭演説してもらうのか。上げ膳据え膳での対応ばかりに気が取られます。
そしてこの議員たちの対応に、地元議員が躍起になりますから、本来の選挙活動がおろそかになります。結構自分の選挙用にツーショット写真を撮ったりしていました。外から見れば、事務所はお祭り騒ぎで盛り上がっているように見えるのですが、実際の活動まで手を回せなくなるのです。
その時も、党本部から職員が来ていましたが、地元の感覚がわからないのも痛手です。土地柄にあった選挙がありますから、主導権は地元に握らせるべきなのです。
 とくに今回の千葉7区は公募という落下傘候補ですから、なおさら、地元に任せた方がよかったのでしょう。
今後の自民党で考えなければいけないのですが、あくまで地元自民党支部の意向を大切にしないといけません。実際に、事務所を切り回しているスタッフは分かり始めていると思います。「やばそうだ」と。
 こうなると、あとは公明党頼みです。期日前投票を参考にすると、どうやら投票率が低そうです。明日は、組織票がモノをいいそうです。
公明党が本気で動けば、自民党の辛勝があるかもしれません。
騒いでいるのは選挙区外の人たちで、当の有権者の興味は郵政選挙で決着が付いていて、明日の補選での1議席は気にしていないのではないでしょうか。
 この選挙期間中で、問い合わせがゼロ件でした。こんな選挙も珍しいです。

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千葉7区補選・「どうしたチーム世耕」

2006年04月21日 | 政治

 千葉7区補欠選挙について、最終の予想をしておきます。はずれたならばお許しください。
 自民党の齋藤健VS民主党の太田かずみ。
決着は民主党・太田へ軍配が上がるのではないかと思っています。
その根拠を順に説明します。
 まずはマスコミの偏り。
とにかく民主党に勝たせたい。小沢一郎の剛腕を見てみたい、新聞記者が多いのかもしれません。
そして、週刊誌は今後の購買数を考えると、特集まで考えているフシがあります。選挙後は、小泉神話の終焉から小沢民主党との自民党反主流派の連携へ。それが現実味を帯びるように、当選した太田かずみ叩きを繰り返し、民主党バッシング。といった感じです。
 次は自民党内。
負けるのではないかというムードを払拭できていません。そのせいか森前首相が新人議員の協力を非難したりしています。
また、応援に入れと言われている代議士も、その場しのぎの演説を繰り返しているだけで、有権者に届いていません。
電話作戦も、これまでの使い古された名簿をひっくり返して再利用していますから、効果は期待できません。
 最後は有権者の反応。
小泉首相の演説には、多くの市民が集まったようですが、それでおしまいのようです。物見遊山だけで投票にいくかどうかがわかりません。
ここで問題になってくるのが、千葉都民と言われる有権者の動向。勤務地が都内である勤労者の投票行動ですが、自民党に対する期待が薄らいでいると思っています。
それよりも、“面白くしてやれ”という感じが先週末よりも強くなってきているように感じています。
自民党、民主党ともに勤労者をターゲットに絞りきる事ができていません。そのために双方空鉄砲的な選挙戦術の繰り返しでした。
 ここまで書いて、予想が外れたら謝るしかありません。しかし自民党の不利を予想してしまうのは、世耕率いる広報本部があまりにもマスメディアをコントロール出来ていないからです。
 つまりは、「何故、齋藤健でなければならないのか」、ちっとも説明がしきれていません。

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「腹芸」の報告がありました。

2006年04月20日 | 政治

 「あなただけしか頼れる人はいない」と囁く政治家。こう言われて信じる人がいるでしょうか。普通の人だと、おだてられているだけだと気にもとめません。
しかし、言われる人が政治家だと話しが変わっていきます。
 今日、報告があったことが、このケースに当たりました。
登場人物は、
A議員、B村長、C村民です。たった3人の話しが、大きな波紋を広げました。
B村長に「あなただけしか頼りになる議員はいない」と囁かれたA議員。この話しには「次の村長はAさんしかいない。あなたがその気なら私は全力で支援する」とおまけまで付いていました。
これに気を良くしたA議員。そのまま村長の言葉を信じたのではありません。B村長の話を、こっそりCさんに話します。
このCさんにA議員は「あなたを信用しているから、これから話すことは他言しないように」と前置きして、村長から言われた話しを教えてしまいます。
 今回のケースで、腹黒い順序を付けるとどうなるでしょうか。
1位はA議員、2位がB村長といった感じです。
人がいいCさんは、A議員に言われたことを「他人は言わないで」と繰り返しながら、いろいろな人に「次の村長はA議員がいいとB村長が言っていた」と広げていってしまいました。
 事が露見したのは、B村長まで話しが回ってしまってからです。しかしA議員も百戦錬磨、Cさんを動かしただけですので尻尾を捕まれませんでした。
 この報告をしてくれた人に確認すると、Cさんも事の重大さに全然気がついていないようです。村長も議員も腹芸がお得意です。

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亀田三兄弟「勝つしかない」から葛飾区に引っ越す

2006年04月19日 | 仕事

 ある町の自民党大会に行って来ました。
いつもの顔ぶれ、いつもの演説に、少々疲れてしまいました。そんな空気が充満している会場に、ちょっと違った雰囲気が漂い始めました。
その雰囲気の張本人は、平沢勝栄代議士。突然の会場入りだったのですが、入ってきてから話をするまで15分ほどあり、会場内の人たちがいつ平沢の順番になるか心待ちにしているの空気が、雰囲気を変えた原因です。
 登場するや、満場からの拍手。
とにかく持ちネタが豊富ですから、何の話をするかと思っていたら、いきなり自分の選挙区の話。葛飾区、江戸川区の一部が小選挙区なのですが、葛飾区には有名人が多いとのイントロ。
つかみのネタは、麻原容疑者、堀江容疑者が葛飾の住人で、小菅の拘置所が葛飾区という展開。
場内は、ドッと沸き、続いて出たのが亀田三兄弟のネタ。
 タイトルに書いたように、大阪から引っ越してきて住居を構えたのが葛飾区。この間、亀田三兄弟とその父親と会食をしたときに、「何故、葛飾区に住むことにしたのか」と訪ねたら、「勝つしかない」からという回答だったそうです。
 トドメは、メール問題から小沢一郎攻撃。中でも場内が沸いたのが、次の話でした。
民主党の小沢一郎を喩えて、「小泉首相と鈴木宗男と田中真紀子が合体した人物」と分析。
トップダウンの小泉。
強引に役人を動かす、鈴木宗男。
そしてマイペース、要は自分勝手な田中真紀子。この3人合体が小沢一郎の正体であると言っていました。
そして期待を集める小沢代表を「富士山」と表現。遠くから眺めていると綺麗だが、いざ山に行くとゴミだらけ、もうすぐボロが出てくると言っていました。
 今日の会合の趣旨とは若干はずれましたが、参加者を満足させるに充分なトークでした。
個人的な感想は、「どうして政治家は、こんなに元気なんだろうか」に尽きます。今日一日、堂々巡りの会議に出ていたせいもあります。

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「やり手」がトラブルメーカー

2006年04月18日 | 仕事

 今日は仕事の話を少し。
 どうしても選挙に絡んでくる人がいます。ご自身は悪気はないのでしょうが、いつの間にか政治家に利用されているときがあります。
しかし、この手の人たちは“理”が分かるとあっさりと政治家との関わりを切っていくことができます。
 厄介なのはご自身が「自分は結構やり手」と思いこんでいる人たちです。こうした状況になっていると、政治家との関わり合いも微妙に変化しています。
自分の立場を主張するために、政治家の言動をコントロールしようとしてきます。そのなかでも一番厄介なのが、政治家と話をさせないで自分が代理人のように振るまうケース。また代理人として姿さえ現さず、間接的に話を持ち込んでくる人は特に要注意レベルと思っています。
 これまで、いろいろな選挙の運営にも関わってきましたが、「自分は結構やり手」と思いこんでいる人がかならず出てきます。そしてその対処に膨大なエネルギーを費やしてしまいます。
“理”を諭そうとしても、“情”で訴えてくる。時には感情丸出しで、周りのスタッフに当たり散らすこともあります。

ちょっとクドクド書きすぎました。愚痴だと思ってお許しを。

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