昨日のエントリーで、千葉7区補選の予想をしてみました。状況はかなり自民党が不利のようです。今日は、補足をしたいと思います。
自民党苦戦は、相次ぐ大物議員の選挙区入りが続いているのですが、候補者にとっては逆効果になっている点だと思います。街頭演説を繰り広げる大物議員に名前は記憶に残るのですが、その分、候補者の名前が薄れていくようです。
また自民党千葉県連の頭を飛び越えて、党本部がテコ入れをしているのですが、これまた地元議員のやる気を削いでいます。
私も一度補選を手伝ったことがあるのですが、自民党の大物が連日来ると大変なのです。誰が駅まで迎えにいくのが、どこで街頭演説してもらうのか。上げ膳据え膳での対応ばかりに気が取られます。
そしてこの議員たちの対応に、地元議員が躍起になりますから、本来の選挙活動がおろそかになります。結構自分の選挙用にツーショット写真を撮ったりしていました。外から見れば、事務所はお祭り騒ぎで盛り上がっているように見えるのですが、実際の活動まで手を回せなくなるのです。
その時も、党本部から職員が来ていましたが、地元の感覚がわからないのも痛手です。土地柄にあった選挙がありますから、主導権は地元に握らせるべきなのです。
とくに今回の千葉7区は公募という落下傘候補ですから、なおさら、地元に任せた方がよかったのでしょう。
今後の自民党で考えなければいけないのですが、あくまで地元自民党支部の意向を大切にしないといけません。実際に、事務所を切り回しているスタッフは分かり始めていると思います。「やばそうだ」と。
こうなると、あとは公明党頼みです。期日前投票を参考にすると、どうやら投票率が低そうです。明日は、組織票がモノをいいそうです。
公明党が本気で動けば、自民党の辛勝があるかもしれません。
騒いでいるのは選挙区外の人たちで、当の有権者の興味は郵政選挙で決着が付いていて、明日の補選での1議席は気にしていないのではないでしょうか。
この選挙期間中で、問い合わせがゼロ件でした。こんな選挙も珍しいです。
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