はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

“最初もパー”で“最後もパー”

2006年04月26日 | 仕事

 無事に出張から戻ってきました。
 24日は、大阪で会合。ある地域の首長選挙を巡る、議員同士の微妙な駆け引きを目の当たりにしました。東京とは違った雰囲気に多少とまどいを覚えながらも、無事に仕事を終えることができました。
 続く25日は、京都で人と会いました。午前中かけて、市内を散策し昼食へ。祇園のすぐそばの小綺麗なお店で、たまたま舞妓さんが来ているところに遭遇。
旦那さんの配慮で、舞妓さんが顔を見せてくださいました。いい社会見学にもなりました。帰りの新幹線を京都駅で待っていたら、大学時代の友人に遭遇。京都では遭遇が重なりました。
 955票差という極めて僅差で、民主党・太田かずみが当選しました。やはり多くの方のブログでも指摘されているように、“最初はグー、斎藤健”が自民党の敗因と言っていいでしょう。これをキーワードにしながら、自民党の敗因、民主党の勝因を考えてみます。
 朝日新聞に出口調査の結果が掲載されていました。興味深いのが以下の点。
①女性、20~30代が明らかな「自民支持」の傾向。
②男性、それも中年の男性が民主党支持の傾向
③無党派層が大きく民主支持の傾向。

①の傾向に関しては、
“最初はグー”や小泉チルドレンのパフォーマンスをすんなり受け入れているのではないかと思っています。
②の傾向に関しては、
“最初はグー”や小泉チルドレンのパフォーマンスを拒む姿勢とも取れます。
拒んだ理由には「小沢一郎への期待感」が、特に40代、50代の千葉都民である男性有権者に多かったのかもしれません。
③の傾向に関しては、
前回の総選挙で「もしかしたら自民党を勝たせすぎてしまったのではないか」という点でしょう。

 “最初はグー”と叫んでいる自民党。“負け組ゼロ”という民主党。いったいどちらを勤労者層は支持するでしょうか。折しも格差社会というキーワードだけが先走っていたのところですから、自民党の作戦負けと言えます。
 補選にしては予想外の高投票率で、自民党が期待していた公明党の票も、無党派層の票にかき消されてしまいました。所詮、2~3万票の固定票ですから、投票率が7%程度上昇すると効き目がなくなって当たり前です。

 25日夕方、東京に戻りました。都内のホテルで行われた政治資金パーティーに向かいました。
ニコニコしている武部幹事長やチルドレンの姿を見ていたら、“最初から最後までパー”だと思ったのは私一人ではないでしょう。

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