はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

具体的な政治的プロセス無しで選挙には勝てません。

2006年04月10日 | 政治

 今日は国会内で各政党の控え室を走り回った、民主党リサイクル軍団。
調子に乗りすぎている菅直人が、社民党の控え室でこんなことを言っていました。
「数年たったら福島さん(瑞穂党首)が後任になるかも」
本音なのか、冗談なのかわかりませんが、小沢代表から菅グループの力を削ぐために、左遷されている代行職だとは気づいていませんね。それよりも、テレビカメラの前にでられる自分が大好きなようです。
 そして、驚くのが小沢代表の大ホラ発言の連続です。昨日のブログでも書きましたが、今日は参院選に向けて共産党との共闘をぶちあげています。
以下は、読売新聞のインタビュー抜粋。

◇来年夏の参院選について
「私が直接(候補者選定を)やる。私の役割は、候補者選定を含む組織の整備と確立だ」
「反自公の人を立てる。(民主党)公認候補でない人の方が与党を倒せるなら、誰だっていい。共産党(の支援)もいらないという必要はない」

◇憲法改正の手続きを定める国民投票法案について
「個人的には賛成だ。(通常国会で)作れるなら、作ればいい」

 
 参院選では、共産、社民、国民新など野党との選挙協力しかないと考えてるようです。
ところが共産党の市田忠義書記局長から「社会保障や憲法など、国の基本政策においてまったくわれわれと一致点がない。選挙での協力はあり得ない」断られています。どう考えても、共産党の方がまだまだしっかりしています。
 「選挙に勝てばいい、政権交代したい。でもその後のことは、そのときに考えよう」と考えている政党の代表がどこにいるでしょうか。
小沢一郎のホラ話には、「具体的な政治的プロセスが何もない」ということが欠点です。
民主主義政治のなかで一番重要なのが「具体的プロセス」です。
小沢一郎が言っている事は、すべて「権力を与えてくれたらやれる」と言っているにすぎません。
政権交代して何をやるか、その現実味=有権者が実感できる、プロセスを示すべきでしょう。
 国民投票法案に関して、「作れるなら、作ればいい」と答えていますが、「やれるものなら、やってみな。そうはさせないよ」と言っているように思うのは私一人でしょうか。

応援のクリックをお願いします。