あるがままに徒然雑記

日々の雑感を、時に任せて・・・

鮭の絵 高橋由一展

2012-07-07 | 日記
先月20日、近代洋画の開拓者「高橋由一」展を見に
東京芸術大学大学美術館へ行ってきました。

日本史や美術の教科書に掲載され、
切手にも採用された、日本一有名な「鮭」の絵
まるで実物を見ているかのような錯覚を覚えた。
「鮭」と「花魁」はいずれも重要文化財
明治時代を代表する洋画家、高橋由一の全貌を
紹介する展覧会でした。

プロローグから始まり6つのブースからなり、
1.油画以前、 2.人物画・歴史画、
3、名所風景画、4.静物画、5.東北風景画
それぞれ迫真のある作品を観賞し、
特に鮭の絵は身の断面やごわごわした皮には
触りたくなるような質感あふれるものでした。

また「花魁」の絵も良く見かけたものですが、
実際に見て感じたことは、
いわゆる美人画ではなくごく普通に
描かれている所が生々しい。

同時開催中の芸大コレクション
「春の名品選」芸大の創生期と依嘱事業は
楠木正成銅像製作から始まり、
総点数18万点を超える製品を世に送り出しているとのこと。
製品の種類は美校各科各人の持つ技術の多様性に応じて
多種にわたり製作され、その一部が特集展示されていました。

また、東京音楽学校の依嘱作曲部門では、
国産第一号オルガンが展示されていました。


1月のゴヤ展以来の美術館前からのスカイツリー


東京芸術大学大学美術館


重要文化財
1877年(明治10年)頃
140×46.5㌢
よく見かけた鮭


鮭の絵はよく描かれたそうです


重要文化財
花魁