一句鑑賞

硯の里

打ち水をしても・・・ほんの気休めだった。

35℃で照り付けられては、暑さという尺度が分からない。

 

夜になっても町中が火照っている感じ。

20時前にウォーキングへ出た・・・そのときの西の空をスマホで。

あの下に福岡市がある。夕焼というより熱帯の夕空!

まだ水の流れもあるし、此方はいい方かな?と思いながら歩いた。

 

 

明日は六日で七夕の前日・・・季語の硯洗うを思い出したが秋の季語、旧暦の七夕ですね。

硯で思い出すのが、山口県の赤間硯。

20年ほど前だったかドライブの途中に案内標識が目に入り訪ねたことがある。

それこそ山間の里のような記憶がある。

空き地に車を止めて一軒の硯製造屋さんへと入った。

ご主人と息子さんだったろうか、それこそノミの柄を肩に当てて石を削ってありました。

見学を問うと快くお相手をしてくれた・・・昔はというか今も私は厚かましいのかもしれない。

 

原石の一枚一枚を手にして、その特徴などにこやかに話をして下さった。

そのあとご自宅の方に招かれて展示してある硯を見せて頂いた。

奥様がお茶を入れて下さって、楽しいというか勉強をさせて頂いた時間を過ごした。

そのころ母が高齢者大学の習字教室へ通っていたので、小さい硯を一つ求めた。

 

母が習字を止めてからはしばらく私が使ったけど・・・仕舞ったまま。

いつかまたあの硯でと思っているのだが・・・

そのころの作句は、真ん中にノート、左に広辞苑、右に漢語辞典で歳時記を繰りながら(笑)

できた句を筆ペンで書いては作り直ししていたが・・・硯は稀に使いました。

その後にパソコンで作るようになってからは、広辞苑を捲らない字も書かない状態となりました。

変換に頼りすぎました、自戒です。

 

熱帯夜は当分続きそうです。

コメント一覧

一句鑑賞
Re:博多の街あかりだぁ!!
こんばんは
40代から50代にかけて、山陽路山陰路を何度かドライブしました。
印象に残る町もあります。
また何処かの記事を書くかもしれません(笑)
ふじ
博多の街あかりだぁ!!
http://blog.goo.ne.jp/fuji96
「硯洗う」という季語! あるんですね。
なるほど~~七夕様の願い事が叶いますようにと、素直に襟を正すというか、身辺を整理^^?するというか、そんな神妙な気持の表れの季語だったのでしょうか。

もしもし、「厚かましい」と言うよりむくむくと湧く好奇心あらわれでしょう!
未だにいろんなことに引き寄せられる気持!! 素晴らしいです。
俳句に好奇心は欠かせないことでしょう。 大楠の木も赤間硯も 「知ってる知ってる・・・」 で終わってしまってるダレかとはチガウ(><;;

パソコンに頼りすぎて、鉛筆ではしっかり字が出てこなくなりました 、私も大いに反省です。
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