7月に酒粕に漬け込んだ瓜を出してみた。
漬けるときに酒粕の状態を心配していたので、粕から出して食べるのをためらっていた。
先週、最初の1枚を食べてみたら美味しかった。
なんかホッとして、今日もまた1枚切って食べてみたらOKだった。
炊き立てのご飯と奈良漬の取り合わせは、なんとも言えません(笑)
画像は後日アップしますが、画だけでは失礼になりそうですけど・・・
衣被(きぬかつぎ)・・・小ぶりの里いもを皮のまま茹で塩味で食べる。
衣を脱ぐようにつるりと皮が剥ける。中秋の名月のお供えには欠かせない。
もとは、「きぬかづき」で衣を被く(かづく)からきている・・・と歳時記に。
例句は・・・
子にうつす故里なまり衣被 石橋秀野
生活の中で、ああそうだったなと思うことがありますね。
作者は里芋の剝き方や茹で方、塩加減などを子に話しているのかもしれません。
衣被に限らず、何かやって来たことを知らずに子に語り掛けている自分に気づいたのかもしれませんね。
その語りの中に故里鈍りがあるのに気付いたのでしょう・・・
母が奈良漬を漬けながら独り言のように、切り方や塩加減を言っていたのを思い出しました。
作者は故里訛りだけでなく、生活そのものを子に伝えていたのでしょうね。
本日、運転免許証更新完了でした。