芳賀明夫の思いつくままに

フィジーから帰国して

すみだ北斎美術館

2017年04月22日 | Weblog
すみだ北斎美術館に行ってきた。明治新政府によって破壊された、世界を凌駕していた日本の江戸文化は、外国人には理解されているとみられ、館内の半数は、外国人で、バンガロールから観光に来たという若いインド人夫妻にも出会った。一般的には、もっと観光する場所があるであろうに、両国というあまり知られていない土地にわざわざ来ているのには驚いた。観光バスツアーの寄り道になっているらしく、館前の道路には、外国人を乗せた大型観光バスが何台も止まっている。墨田区行政の文化度の高さでもあろう。シーボルトが大枚をはたいて買った北斎の絵はオランダの美術館に所蔵されているのだ。欧米の模倣に走った明治政府高官の無知ぶりがうかがえる明治以降の文化政策を感じさせられた。
尚、北斎の波の絵に影響を及ぼすした波の伊八の千葉県の彫刻をいずれ見たいと思う。

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2 コメント

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ありがとうございました (シドウ)
2017-04-23 20:16:36
芳賀さんに触発され、すみだ北斎美術館に行ってきました。
コンパクトながら入館者が多く賑わっていました。
ここは江戸東京博物館のついでに立ち寄る人が多いと思います。

その他、東京都写真美術館の長倉洋海展、国立新美術館の草間彌生展も良かったです。
長倉氏のフォトジャーナリストとしての視点には心を打たれました。
草間氏は天才だと思いました。
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シドウさんへ (hagaakio)
2017-04-26 14:42:05
草間彌生は注目していますがまだ見ていません。北斎は素晴らしい。紫式部と二人を格別に思っています。
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