ジーコ監督「強い気持ちがあれば…」
18日夜(日本時間)、日本はクロアチアと対戦する。
日本はこの試合に敗れるとかなりの確率でグループリーグ敗退が決まるだろう。
ジーコは4バックで臨むようだ。とにかく点を取って勝たなければ行けないから、この布陣でしょうがないのだろう。
しかし不安はいっぱいある。
遅くなったが、オーストラリア戦を振り返るのを忘れたから振り返っておきたい。
この試合は
「日本代表の抱えていた課題」が全て出てしまった試合だったと思う。
まず「
決定力」。
この試合の2人のFWは最低だった。
ゴール前でも自分で蹴らず、消極的で不正確なパスを出してチャンスを何度もつぶした。連動もあまり見られなかった。
また他の選手も含めてだがミドルシュートを打つシーンもあまりなかった。そういう意味ではオーストラリアから見れば、あまり怖さを感じなかったと思う。
(試合後、「ミドルが有効だ。ボールが揺れる!」なんて報道がありましたが、「今頃気づいたんか!(怒)」といった感じですわ…)
また中盤の選手、特に中田英と中村がかなりマークされていた。そういう意味ではもっとサイドに散らしたり、ミドル打ったり多彩な攻撃を仕掛けたかったのですが、あまり工夫はなかったように思う。
左の“通訳”もゴール前までは持ち込むがあっさり奪われるシーンが何度もあった(この“通訳”はそのあと守備をせずピンチを招くから、さらにタチが悪い)
守備もひどかったな。ラインが低くてなかなか攻撃につながらなかった。あとは守備陣と攻撃陣の意志の疎通がうまくいってなかったですよね。でもこれも「今さら…」ということで、これまで何をしてきたのか!という感じですよ。
しかも小野の投入ミス。ジーコの意図とピッチの意図がバラバラ。これじゃ勝てませんよ。(小野もフレッシュなはずなのに、運動量少なかったよね… 宮本も限界だな…)
そして一番の敗因だと思われることは
やはり「
みんなが走っていない」こと!
三都主が代表するように、サボっているやつが一杯いたからだと思うのだ(後半もピンチだったのに、コイツはプレスにも行かず、タラタラしているだけ。ひどかった)
3点目の駒野の1対1のシーンを挙げて駒野を叩いているヤツもたくさんいるが、後半積極的に攻撃参加している駒野が、なぜあのシーンであそこまで戻っていたかをきちんと考えてみてほしい。そしてなぜ「1対1」にならざるをえなかったのかを考えるべきだ。
確かに抜かれたのはまずかったかもしれない。ただ点を取りに行かなくては行けないシーンだったこと。それ以上に、他の選手が走っていないことがあのシーンを生んだ原因のはずだ。
中田英が試合前に語っていた「懸念」がもろに出てしまった。
(それにしても駒野はかわいそうだ。加地のケガでドイツ戦から出ているのに、完全にスケープゴートにされている。
ドイツ戦の高原の2点目、そして中村のゴール。起点は彼のパスだ。そして“誤審”となったPA内での突破… 守備でも相手の左にほとんど仕事をさせていない。彼ほど攻守に動いていたのは中田英ぐらいしかいなかったはずなのに…)
今回4バックでクロアチアに挑むのだが、課題はクリアできたのだろうか。
決定力と運動量が一番の課題だが、モチベーションも含めあまりいい情報は聞かれない。
両サイドもポイントだが、あまり過信はしない方がいいだろう。
“病み上がり”の加地に過大な期待をしない方がいいと思う。
しかも左の“通訳”が上がりまくるから、バランスをとるために上がるチャンスも少ないだろうし、クロスも上げられないだろう。
問題の左の“通訳”。これまでの4バックでの試合で見られたように彼の裏をつかれて何度もチャンスを作られるだろう。ボランチやDF+加地が何度もフォローに入る場面が想像できてしまう。(その間“通訳”はテレテレ走っているか、無駄なファウルでカードをもらうぐらいしかしないだろう)
本当に勝ちたいのなら、右は加地でもいいから左に
駒野を入れるべきである
4バックの宮本もこわい。3バックでもドイツ戦や前の試合で不安をたくさんあったのに…
そういう意味でもオーストラリア戦を落としたのが本当にイタイ…
クロアチアもディフェンスに難があるから付け入るスキはあるのだが…
え~、
私はBSでこの試合を見ます