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飯能天文同好会会員のブログ

月の拡大撮影

2011年11月16日 | Weblog
シーイングの良好な日は、月の拡大撮影も1枚画像で十分な品位を得られます。
また、銀塩フィルム時代はそのような日を狙って撮影するしかありませんでした。
それがデジタル化の現在では、ある程度シーイングのが悪くても、
画像処理によってある程度の品位を得ることが可能です。

画像は、クラヴィウス付近を撮影した動画をRegistaxで処理したものです。
撮影した日のシーイングが中ぐらいから悪い条件でした。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるで、60フレーム/秒で撮影された動画の中には、
優れたフレームもいくつかあるということで、
右側は、動画の品位の高いフレームを30枚スタック(コンポジット)した画像で、
左側は、30枚の内でも最も品位の高いと判定されたフレームです。

左側の画像は、シャープネスは高く感じられますが、
右側の画像と比較すると、S/N比は悪く、クレータも歪んでいるように見えます。
恐らく、常に像に歪みを生じるようなシーイング状態だったのでしょう。

C11EX,テレコンバータ,EOS 60Dクロップ動画
Registaxで画像処理

by inoz
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