はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

これも血のなせる業?

2016-08-29 | 日記
日本ハムの大谷翔平選手が、先日代打で登場してホームランを打った。

これで、通算38本塁打となり、「投手」としての本塁打記録である金田正一(カネやん)の記録に並んだそうだ。

これに対して、当のカネやんが「私にもプライドがありますから。はっきりと、ピッチャーで登板して打ったホームランと、DHで打ったホームランと区別して発表しなさいよ。中身が違う。そうしないと私にもプライドがありますから」と言ったそうだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160828-00000042-nksports-base


確かに、生涯ほぼ投手として活躍(一部代打での登場もあるため)したカネやんと、DHとして打線に名を連ねることが多い大谷とでは、比較の対象にならない。

おそらく、少しでもカネやんのことを知っている人であれば、誰もが「いやいや、カネやんの方がスゴいよ」と言うと思う。

つまり、大谷選手を「投手」として見るか「打者」として見るか、だと思うのだけど、投手として見るのであれば、カネやんとの比較は通算勝利数で比較してみればいい。

そうすると、トンデモないくらい差があることに気付くはずだ。

一方、打者として見るのであれば、通算本塁打38本って、屁みたいなものだ。

いずれにしても、現時点で大谷選手の記録についてどうこういう必要はないと思うわけだ。


そんなことより・・・

大谷選手のおかげで、カネやんという偉大な選手(だけど、すでにほぼ忘れられている選手)が再びクローズアップされるわけだから、カネやんとしても、名前を出されて損はないはず。

この点で、イチローに並ばれ、そして抜かれた張本(ハリー)と似ている。

二人に共通することは、「いやいや、オレの方が・・・」という自尊心である。

ハリーの場合は、すでにイチローに超えられているので、さすがにハリーもそれ以上言わなくなってきているが、カネやんの場合、通算勝利数で彼を超える投手が出てくるとはとても思えない。
と言うか、ムリだろう。

にもかかわらず、記録を達成した選手に敬意を払うのではなく、「いやいや・・・」などと言ってしまうあたり、言い方は悪いが「血」のなせる業なんだろうか。

ハリーと違って、カネやんの場合、少なくとも今のプロ野球で、彼の記録(通算勝利数、14年連続20勝、通算奪三振数等)が破られることはないと思う。

だったら、「大谷クンも、通算本塁打数では並ばれた(抜かれた)が、次は通算勝利数で抜いてほしいね」くらいのことを言えば、「いや、それはムリでしょ」ということで、カネやんの偉大な記録がもう一度見直されることになるし、「さすがカネやん」となるはずだ。

にもかかわらず、常に「オレの方が上」と言いたがるから、一方で「オレの全盛期は、球速が180km/Hもあった」などと言い出す始末。

そんな速い球なんか投げたら、捕手なんて捕球すらできないだろうし、打てる打者だっていないだろう。

こういうホラを吹くから、人間性そのものが信用されなくなってしまう。

まあ、あの「名球会」を設立した経緯などを見ても、「常にオレが中心」というのが見え隠れ(ミエミエ?)しているし、ホントもったいないと思う。

私だって、カネやんの全盛期なんかほとんど知らないし、巨人に移籍してからの記憶しかないので、「カネやん=超スローボール」というイメージしかなかった。

だから、今の若い人なんて、カネやんの存在自体を知らないだろうから、カネやんにとっても、名声が復活するいい機会なはずなのに、なぜか真逆の対応をしてしまう。

何だかなあ。

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