今回は「ベスト・キッド2(CS)」です。
空手ボーイ・ダニエルの闘い、そして彼とミヤギの師弟愛を描く大ヒットシリーズの続編。
主演:ラルフ・マッチオ
共演:ノリユキ・パット・モリタ、ダニー・カメコナ、タムリン・トミタ、ユージ・オクモト、ノブ・マッカーシーなど
<ストーリー>
父危篤の報を聞いたミヤギは、ダニエルとともに沖縄へ向かうことに。そこでミヤギを待っていたのは、ライバルのサトウだった。一方、ダニエルはミヤギのかつての恋人、ユキエの姪にあたるクミコに心惹かれていく。そんな中、サトウの弟子チョーゼンがミヤギの道場を襲撃。ダニエルはそれに立ち向かうが……。
まずこの「ベスト・キッド」シリーズは、通信空手を二か月しかやっていなかった少年が、空手不良少年たちに目をつけられながらも、謎の日本人ミスターミヤギに稽古をつけてもらって、その後成長する作品・・・ということになっている。
その第一作は、実は見ていない。
予告編を見ただけで「何か、ツマんなそう」と思ったからだ。
しかし、このパート2は、ピーター・セテラ(シカゴのボーカル)が歌う主題歌「グローリー・オブ・ラブ」が良かったのと、ヒロイン役の女優さんが好みだったので、ちょっと見てみようと思ったわけだが・・・
まあ、ここまでヒドい映画だとは思わなかった。
後でネットでの評価を見たら、それ相応に低かったので、もっと早く気が付くべきだった?
まず、舞台は沖縄ということになっているが、どう見たって日本ではない。
いちおう出演者は日系の俳優さんを選んでいるし、話し言葉がすべて英語というのは、まあしょうがないとしても、よくあんな場所を日本として映画を撮ったなあ、という感じだ。
まず、ド田舎すぎるし、沖縄なので米軍基地(嘉手納基地)があるのだが、なぜか主人公ダニエルの師であるミヤギの実家があるのは、その基地の中だ!?
まわりには滑走路さえ見えないし、これを基地として描いているのは、制作しているアメリカとしてどうなの?
生活・習慣も、いったい「いつの日本?」という感じだし、葬式で精霊流しをやっていた時には、ちょっと笑ってしまった。
ミヤギの敵役であるサトウは、かなりイカれたおっさんで、ミヤギとの過去の確執を根に持っていて、とにかく「オレと決闘しろ」しか言わないし、それをミヤギが拒否すると、村全体をぶっ潰そうとする。
何なん?
一方でダニエルは、サトウの弟子たちのイヤガラセに遭いながら、クミコという女性と恋仲になっている。
そんなこんなで、とうとうミヤギとサトウが決闘することになるのだが、ちょうど決闘となる時間の直前に、ダニエルとクミコはイチャイチャしていた。
そこへ突然・・・
何と台風がやってくる???
事前に警戒警報が出ているわけでもなく、ホントに突然やってくる
はあ??である。
アメリカのハリケーンだって、突然やってくるのではなく、ある程度の進路はわかっているだろうから、来る直前はみんな警戒しているはずなのに、もしかして台風って、ハリケーンと同じようなものだってことを知らないの?
しかも、どっかのバカ・ガキが、あろうことか暴風雨が吹き荒れる中、なぜか電柱によじ登ろうとして、下りられなくなっていた。
どういう描写?
もしかして日本人をバカにしてるのか?
その直前に、敵役のサトウの家がぶっ壊れてしまい(地域を牛耳っている大金持ちのくせに、いったいどんな家に住んでるんだか)ダニエルとミヤギがサトウを助ける。
その瞬間(?)サトウが突如「いい人」になり、ほんのさっきまで村の畑をグチャグチャにしようとしていたくせに、台風でボロボロになった村の再建に力を貸すようになる。
このあたりの豹変具合がさっぱり理解できない。
自分を助けてくれたから、というのかも知れないが、助けてもらっている最中にも「この臆病者が!こういう時でないとオレには勝てないのか」などと悪態をついていたのだから、余計に理解できない。
とりあえず決闘だけはやれば?
そして、ダニエルの要望によって、今やサトウの所有となっている岬のお城で盆踊りを開くことを了承し、盆踊り大会も大いに盛り上がるのだが・・・
そこへ突如サトウの弟子(この時点では破門になっている?)が乱入してきて、クミコを人質に取り、ダニエルに決闘を申し込む。
何でなのかはよくわからない。
いちおう「オレの面子が」とか言っていたけど、とにかく決闘を申し込む。
そして、この手の映画の多くの展開がそうであるように、前半はバカ弟子が有利に闘いを進めているのだが、突如(ホントに、この「突如」が多い!)ミヤギやサトウだけでなく、観客全員がデンデン太鼓を鳴らし始めた途端にダニエルが強くなり、一気に相手を叩き潰す。
このデンデン太鼓というのは、「空手の極意」らしい。知らんけど。
いずれにしても、ムチャクチャな映画だした。
とは言え、過去作だし、「怪作」であることは有名らしいので、あらためて年末に取り上げるのも何ですから、評価は「C」にしておきます。
空手ボーイ・ダニエルの闘い、そして彼とミヤギの師弟愛を描く大ヒットシリーズの続編。
主演:ラルフ・マッチオ
共演:ノリユキ・パット・モリタ、ダニー・カメコナ、タムリン・トミタ、ユージ・オクモト、ノブ・マッカーシーなど
<ストーリー>
父危篤の報を聞いたミヤギは、ダニエルとともに沖縄へ向かうことに。そこでミヤギを待っていたのは、ライバルのサトウだった。一方、ダニエルはミヤギのかつての恋人、ユキエの姪にあたるクミコに心惹かれていく。そんな中、サトウの弟子チョーゼンがミヤギの道場を襲撃。ダニエルはそれに立ち向かうが……。
まずこの「ベスト・キッド」シリーズは、通信空手を二か月しかやっていなかった少年が、空手不良少年たちに目をつけられながらも、謎の日本人ミスターミヤギに稽古をつけてもらって、その後成長する作品・・・ということになっている。
その第一作は、実は見ていない。
予告編を見ただけで「何か、ツマんなそう」と思ったからだ。
しかし、このパート2は、ピーター・セテラ(シカゴのボーカル)が歌う主題歌「グローリー・オブ・ラブ」が良かったのと、ヒロイン役の女優さんが好みだったので、ちょっと見てみようと思ったわけだが・・・
まあ、ここまでヒドい映画だとは思わなかった。
後でネットでの評価を見たら、それ相応に低かったので、もっと早く気が付くべきだった?
まず、舞台は沖縄ということになっているが、どう見たって日本ではない。
いちおう出演者は日系の俳優さんを選んでいるし、話し言葉がすべて英語というのは、まあしょうがないとしても、よくあんな場所を日本として映画を撮ったなあ、という感じだ。
まず、ド田舎すぎるし、沖縄なので米軍基地(嘉手納基地)があるのだが、なぜか主人公ダニエルの師であるミヤギの実家があるのは、その基地の中だ!?
まわりには滑走路さえ見えないし、これを基地として描いているのは、制作しているアメリカとしてどうなの?
生活・習慣も、いったい「いつの日本?」という感じだし、葬式で精霊流しをやっていた時には、ちょっと笑ってしまった。
ミヤギの敵役であるサトウは、かなりイカれたおっさんで、ミヤギとの過去の確執を根に持っていて、とにかく「オレと決闘しろ」しか言わないし、それをミヤギが拒否すると、村全体をぶっ潰そうとする。
何なん?
一方でダニエルは、サトウの弟子たちのイヤガラセに遭いながら、クミコという女性と恋仲になっている。
そんなこんなで、とうとうミヤギとサトウが決闘することになるのだが、ちょうど決闘となる時間の直前に、ダニエルとクミコはイチャイチャしていた。
そこへ突然・・・
何と台風がやってくる???
事前に警戒警報が出ているわけでもなく、ホントに突然やってくる
はあ??である。
アメリカのハリケーンだって、突然やってくるのではなく、ある程度の進路はわかっているだろうから、来る直前はみんな警戒しているはずなのに、もしかして台風って、ハリケーンと同じようなものだってことを知らないの?
しかも、どっかのバカ・ガキが、あろうことか暴風雨が吹き荒れる中、なぜか電柱によじ登ろうとして、下りられなくなっていた。
どういう描写?
もしかして日本人をバカにしてるのか?
その直前に、敵役のサトウの家がぶっ壊れてしまい(地域を牛耳っている大金持ちのくせに、いったいどんな家に住んでるんだか)ダニエルとミヤギがサトウを助ける。
その瞬間(?)サトウが突如「いい人」になり、ほんのさっきまで村の畑をグチャグチャにしようとしていたくせに、台風でボロボロになった村の再建に力を貸すようになる。
このあたりの豹変具合がさっぱり理解できない。
自分を助けてくれたから、というのかも知れないが、助けてもらっている最中にも「この臆病者が!こういう時でないとオレには勝てないのか」などと悪態をついていたのだから、余計に理解できない。
とりあえず決闘だけはやれば?
そして、ダニエルの要望によって、今やサトウの所有となっている岬のお城で盆踊りを開くことを了承し、盆踊り大会も大いに盛り上がるのだが・・・
そこへ突如サトウの弟子(この時点では破門になっている?)が乱入してきて、クミコを人質に取り、ダニエルに決闘を申し込む。
何でなのかはよくわからない。
いちおう「オレの面子が」とか言っていたけど、とにかく決闘を申し込む。
そして、この手の映画の多くの展開がそうであるように、前半はバカ弟子が有利に闘いを進めているのだが、突如(ホントに、この「突如」が多い!)ミヤギやサトウだけでなく、観客全員がデンデン太鼓を鳴らし始めた途端にダニエルが強くなり、一気に相手を叩き潰す。
このデンデン太鼓というのは、「空手の極意」らしい。知らんけど。
いずれにしても、ムチャクチャな映画だした。
とは言え、過去作だし、「怪作」であることは有名らしいので、あらためて年末に取り上げるのも何ですから、評価は「C」にしておきます。
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