はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

映画評1204 ~ ミレニアム2 火と戯れる女(CS)

2024-09-01 | 映画評
今回は「ミレニアム2 火と戯れる女(CS)」です。

全世界40カ国で2600万部を売り上げた、スウェーデンの作家スティーグ・ラーソンによるミステリー小説を3部作で映画化した第2作。

主演:ノオミ・ラパス
共演:ミカエル・ニクヴィスト、アニカ・ハリン、ペール・オスカルソン、レナ・エンドレ、ペーター・アンデション、ミカエル・スプレイツなど

<ストーリー>
敏腕ジャーナリストのミカエルと天才ハッカーのリスベットが協力し、大富豪バンゲル家で起きた連続殺人事件を解決してから1年。リスベットはこつ然と姿を消したままだったが、少女売春組織を追っていたジャーナリストの殺害現場でリスベットの指紋がついた銃が発見される。無実を確信するミカエルは、仲間とともに事件の真相を追うが……


2010年9月に公開された作品で、全3作のうち、第一作目は2010年1月公開だが、後の2作はいずれも2020年9月公開となっている。

聞けば、最初は第一作目だけの予定が、思ったより評判が良かったので、あわてて後の2作をまとめて作ったのだとか(諸説あり?)

今作ではリスベットの生い立ちが描かれているのだが、それが現在問題となっている買春組織に関連していることから、彼女がそれに巻き込まれる形で物語は進む。

前作同様、全体的にエグいしグロいし、とにかく壮絶の一言だ。

リスベットの生い立ちからして、彼女が人をまったく信用しないのはよくわかるが、とにかくほとんどが単独行動なので、何度も何度も危ない目に逢う。

そこに、何とか信用されているミカエルが援護射撃をしている感じなのだが、終盤でザラが実は自分の父親であることを知って、彼の隠れ家に行くものの、簡単に捕まってしまう。

ここで、ザラはすぐにリスベットを殺さずに、随所に登場しては殺人を繰り返す金髪の大男であるニーダーマンが、実は彼女の異母兄であることを明かす。

そして、一通り話をした後で、彼女を殺して穴に埋めようとするのだが、隙をついて逃げようとするものの、ザラに撃たれて気を失ってしまい、結局穴に埋められてしまう。

この後どうなるのかと思っていたら、何と穴の中からリスベットが這い出てくる。

これにはちょっとビックリしたのだが、その後家の外にある小屋にザラを誘い込んでザラを斧で叩きのめす。

その物音に気が付いたニーダーマンと争いになるのだけど、拳銃を撃ったことでニーダーマンは逃げようとする。

そこにミカエルが到着したことで、リスベットは何とか一命をとりとめることになるのだが、このあたりの描写が、ハラハラ・ドキドキするとは言え、ちょっと違和感があった。

ザラが、リスベットは死んだと思って、穴にそのまま埋めたのはまだいいとして、リスベットが穴から這い出てきてザラに一撃を加えて時に、どうしてトドメを刺さなかったのか疑問だ。

この時には単にザラを傷つけることだけが目的だと思っていたのだが、実は第三部も冒頭だけ見たのだけど、リスベットはザラを殺すつもりであったことがわかるので、そうなるとこの時の行動はちょっと理解できない。

斧で頭を強打した後、右足に叩きつけるのだが、それだけでは死なないだろう、ということくらい予想できるだろうに。

とは言え、第二作としてはここまでなので、それ以上批判するわけにはいかない。

ということで、第一作とは違って、サスペンス面はちょっと控え目で、全体としてはバイオレンス感が満載だった。

ちょっと盛り上がりには欠けたように思うが、評価としては「B」にしておきます。


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