今回は「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者(TV)」です。
現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集めるメガヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章。
2015年の「ジュラシック・ワールド」でメガホンをとったコリン・トレボロウが再び監督に復帰し、シリーズ生みの親であるスティーブン・スピルバーグが引き続き製作総指揮を担当。「ジュラシック・ワールド」シリーズの主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で中心となったサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士もカムバックする。
主演:クリス・プラット
共演:ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー
その他:B・D・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ、ジャスミン・チウ、エルバ・トリルなど
<ストーリー>
ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノロジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める。
2022年の作品で、3部作のいよいよ完結編である。
テレビで放映されていたものを見ようとしたところ、内容がよくわからなくて、そこで初めて3部作であることを知り、あらためて前2作を見終わったところで、ようやくこの完結編にたどりついたわけである。
なので、状況は理解しているつもりだし、随所で感じる「何じゃ、これは?」はなるべく封印しようと思ってはいる。
従って、主人公オーウェンが多くの恐竜たちを手なずけているとか、恐竜が続々と生き返ってきていて、今ではそれが「普通」であるという状況というか前提条件についてはもう触れない。
ただ、私がパニックムービーをあまり見ない理由が、今回の3部作で何となくわかってきたような気がしてきた。
まず、主人公たちを襲う恐竜たちは、なぜか彼らの前にだけ現れる。
それ以外の場所には出てこない。
しかも、突然現れるのだが、連中は「鼻が利く」はずなので、当然のことながら主人公たちの存在に気が付いているはずである。
しかし、近くまで来ると、なぜか恐竜たちは動きを止め、主人公たちは目の前にいるのに、「えっ、どこにいるの?」とばかりに臭いを嗅ぎはじめる。
その間、主人公たちはそろりそろりとその場から逃げ出そうとし、そこで誰かの合図があったかのように突然一斉に走り始める。
もちろん、恐竜はそれを追いかける。
追って追って、そして追い詰めるのだが、なぜかそこでまた一旦停止する。
そして、主人公たちを前にして「ガオ~ッ」と威嚇する。
もちろん、主人公たちはその隙を逃がさず、再び走り始める。
以下、これの繰り返しである。
恐竜って、目が見えないのか?
獲物を目の前にして、何で今さら威嚇なんかするの?
そして、もはや逃げ場がなくて、これ以上上記の繰り返しをするわけにはいかない状況になると、突如別の恐竜が現れて、今度は恐竜同士のバトルとなる。
その間隙を縫って、主人公たちは無事に逃げ出せた、という展開になるわけだ。
そりゃあ、見ていてもハラハラ・ドキドキしないわな。
しかも、主人公たちの行動にもお決まりのパターンがある。
かなり危険な状況に追い込まれていて、これを乗り切るのにいくつかの難題をクリアしなければいけない状況で、主人公たちはそのうちの一つをクリアしただけなのに、なぜか大喜びして、お互いに抱き合ったり、談笑したりして、ゼッタイにすぐに次の行動には移らない。
そう、ゼッタイにだ。
私なら、このような状況で一つの難題をクリアしたら、連中が抱き合っている間に、20mは先に逃げていると思う。
当然のように、次の難題が降りかかってくるのだけど、主人公たちはここでも一旦動きを止める。
次の恐竜が出てくるに決まってんじゃん、という状況なのに、ドーン・ドーンという音を聞きながら「えっ、何なの?」と皆で様子をうかがう。
来る方向までわかっている状況なのに、である。
そして、またまた先ほどの繰り返しが行われるわけで、見ていて「またかよ」としか思わない。
ここまで今作のストーリーについて一切触れていないのだけど、それはわざわざ触れる必要もないからである。
「何でそんなことをするの?」とか「早く逃げろよ」とかいう場面はあっちこっちに出てくるので、いちいち取り上げる気にもならない。
特に、今回は巨大なイナゴが出てきて、畑を荒らし回るのだけど、これを作り出した連中の畑だけは襲われない・・・って、そんなのすぐにバレるに決まってるし、そんな化け物を作り出したら、他にも影響が出るだろう、ということなど一切考えていないアホな連中である。
しかし、そんなことにいちいちイチャモンをつけてるヒマなどない。
こんなドタバタを繰り返しておいて、最後になると「これからは私たち人間は恐竜たちと共存するしかありません」って、「監督、そりゃあないでしょう。強引すぎまっせ」と思うわけだ。
ということで、やっぱり私にはパニックムービーは向いていないことを再確認させていただいた作品でした。
評価は、いちおう「C」にしておきます。
現代によみがえった恐竜たちの姿をリアルかつスリリングに描いて人気を集めるメガヒット作「ジュラシック・パーク」シリーズの最終章。
2015年の「ジュラシック・ワールド」でメガホンをとったコリン・トレボロウが再び監督に復帰し、シリーズ生みの親であるスティーブン・スピルバーグが引き続き製作総指揮を担当。「ジュラシック・ワールド」シリーズの主演クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードに加え、「ジュラシック・パーク」初期3作で中心となったサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムが演じる3人の博士もカムバックする。
主演:クリス・プラット
共演:ブライス・ダラス・ハワード、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、サム・ニール、ディワンダ・ワイズ、マムドゥ・アチー
その他:B・D・ウォン、オマール・シー、イザベラ・サーモン、キャンベル・スコット、ジャスティス・スミス、スコット・ヘイズ、ディーチェン・ラックマン、ダニエラ・ピネダ、ジャスミン・チウ、エルバ・トリルなど
<ストーリー>
ジュラシック・ワールドのあった島、イスラ・ヌブラルが噴火で壊滅し、救出された恐竜たちが世界中へ解き放たれて4年。人類はいまだ恐竜との安全な共存の道を見いだせずにいる。恐竜の保護活動を続けるオーウェンとクレアは、ジュラシック・パーク創設に協力したロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女メイジーを守りながら、人里離れた山小屋で暮らしていた。そんなある日、オーウェンは子どもをつれたブルーと再会。しかし、その子どもが何者かによって誘拐されてしまい、オーウェンはクレアとともに救出に向かう。一方、ある目的で恐竜の研究をしている巨大バイオテクノロジー企業のバイオシンを追っていたサトラー博士のもとには、グラント博士が駆け付け、彼らはマルコム博士にも協力を求める。
2022年の作品で、3部作のいよいよ完結編である。
テレビで放映されていたものを見ようとしたところ、内容がよくわからなくて、そこで初めて3部作であることを知り、あらためて前2作を見終わったところで、ようやくこの完結編にたどりついたわけである。
なので、状況は理解しているつもりだし、随所で感じる「何じゃ、これは?」はなるべく封印しようと思ってはいる。
従って、主人公オーウェンが多くの恐竜たちを手なずけているとか、恐竜が続々と生き返ってきていて、今ではそれが「普通」であるという状況というか前提条件についてはもう触れない。
ただ、私がパニックムービーをあまり見ない理由が、今回の3部作で何となくわかってきたような気がしてきた。
まず、主人公たちを襲う恐竜たちは、なぜか彼らの前にだけ現れる。
それ以外の場所には出てこない。
しかも、突然現れるのだが、連中は「鼻が利く」はずなので、当然のことながら主人公たちの存在に気が付いているはずである。
しかし、近くまで来ると、なぜか恐竜たちは動きを止め、主人公たちは目の前にいるのに、「えっ、どこにいるの?」とばかりに臭いを嗅ぎはじめる。
その間、主人公たちはそろりそろりとその場から逃げ出そうとし、そこで誰かの合図があったかのように突然一斉に走り始める。
もちろん、恐竜はそれを追いかける。
追って追って、そして追い詰めるのだが、なぜかそこでまた一旦停止する。
そして、主人公たちを前にして「ガオ~ッ」と威嚇する。
もちろん、主人公たちはその隙を逃がさず、再び走り始める。
以下、これの繰り返しである。
恐竜って、目が見えないのか?
獲物を目の前にして、何で今さら威嚇なんかするの?
そして、もはや逃げ場がなくて、これ以上上記の繰り返しをするわけにはいかない状況になると、突如別の恐竜が現れて、今度は恐竜同士のバトルとなる。
その間隙を縫って、主人公たちは無事に逃げ出せた、という展開になるわけだ。
そりゃあ、見ていてもハラハラ・ドキドキしないわな。
しかも、主人公たちの行動にもお決まりのパターンがある。
かなり危険な状況に追い込まれていて、これを乗り切るのにいくつかの難題をクリアしなければいけない状況で、主人公たちはそのうちの一つをクリアしただけなのに、なぜか大喜びして、お互いに抱き合ったり、談笑したりして、ゼッタイにすぐに次の行動には移らない。
そう、ゼッタイにだ。
私なら、このような状況で一つの難題をクリアしたら、連中が抱き合っている間に、20mは先に逃げていると思う。
当然のように、次の難題が降りかかってくるのだけど、主人公たちはここでも一旦動きを止める。
次の恐竜が出てくるに決まってんじゃん、という状況なのに、ドーン・ドーンという音を聞きながら「えっ、何なの?」と皆で様子をうかがう。
来る方向までわかっている状況なのに、である。
そして、またまた先ほどの繰り返しが行われるわけで、見ていて「またかよ」としか思わない。
ここまで今作のストーリーについて一切触れていないのだけど、それはわざわざ触れる必要もないからである。
「何でそんなことをするの?」とか「早く逃げろよ」とかいう場面はあっちこっちに出てくるので、いちいち取り上げる気にもならない。
特に、今回は巨大なイナゴが出てきて、畑を荒らし回るのだけど、これを作り出した連中の畑だけは襲われない・・・って、そんなのすぐにバレるに決まってるし、そんな化け物を作り出したら、他にも影響が出るだろう、ということなど一切考えていないアホな連中である。
しかし、そんなことにいちいちイチャモンをつけてるヒマなどない。
こんなドタバタを繰り返しておいて、最後になると「これからは私たち人間は恐竜たちと共存するしかありません」って、「監督、そりゃあないでしょう。強引すぎまっせ」と思うわけだ。
ということで、やっぱり私にはパニックムービーは向いていないことを再確認させていただいた作品でした。
評価は、いちおう「C」にしておきます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます