はぶて虫のささやき

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(旧:はぶて日記)

2023映画総括

2023-12-27 | 映画評
2023年の映画総括

今年見た映画は54本。

特にプー太郎となった10月以降だけで20本見ていることもあり、久しぶりの50本超えとなった。

うち8本はテレビまたはCSで見たものなので、実際に映画館で見たのは46本ということになる。

内訳としては、邦画が30本、洋画が24本で、そのうち16本がアニメだった。

邦画の方が洋画を上回ったのは、もしかして初めて?

ただし、アニメが多かったので、実写版でいえば邦画・洋画ともに19本ずつ。

評価の内訳としては、A評価が4本、Bが23本、Cが22本、Dが5本と、本数が増えた分、評価も様々だったように思う。

まず、A評価だったのは以下の4本。

「鬼滅の刃~上弦集結、そして刀鍛冶の里へ~」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1111.html

「湯道」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1114.html

「浜田省吾A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1123.html

「キングダム 運命の炎」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1131.html

2本がアニメ、1本がコンサートであるが、何とすべて邦画だった。

まずは「鬼滅の刃」
このシリーズが良かったのは、「ドラゴンボール」みたいに、「いったい、いつまで成長させるの?」という流れではないし、「ワンピース」みたいに、毎回同じ展開で「いったい、ルフィはいつ海賊王になるの?」という詐欺みたいなアニメと違って、ダラダラと続けることなく、あっさりと終わらせたところだと思う。
もちろん、面白くないという人もいるし、批判する人もいる。
でも、私は好きな作品なので、今後の劇場版が楽しみだ。

続いて「湯道」
これは、正確には「まったく期待していなかったけど、意外と面白かった」ということなんだけど、ドタバタコメディではなくて、ちゃんとした「ほのぼの映画」だったのも良かったと思う。
もちろん、その直前に見た2作品(「蘇える金狼」と「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」)があまりにもつまらなかったので、その反動で余計に面白く感じたのかも?

続いては「A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988」
これはもう、私の大好きな浜田省吾の、しかも好きになったきっかけとなるアルバムを中心としたコンサートを映したものなので、感動して当然!?
今聞いても、ホントに傑作アルバムだと思います。

最後は「キングタム 運命の炎」
このシリーズも、実写版が元のアニメを上回った(と思っている)作品であり、邦画にしては(?)迫力もあって、とても良かったです。
もう、山崎賢人演じる主人公のウザさも気にならなくなりました!?


次は「D評価」にした5本。

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1113.html

「シン・仮面ライダー」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1115.html

「刀剣乱舞 黎明」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1117.html

「アナログ」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1143.html

「ドミノ」
http://habute.blog74.fc2.com/blog-entry-1149.html


まずは「「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
これは、「全人類の命運をかけた壮大な戦い」と謳っている割に、そんな描写はどこにもなく、ただただコインランドリーと税務署でのやり取りが描かれているだけのクソ映画だった。
こんなのが、アカデミー賞の作品賞・監督賞・主演女優賞に選ばれたのは、これらの人たちが単に非白人だったから、というだけでしかないので、そういうのも含めて、ホントにクソな作品だったと思います。

次は「シン・仮面ライダー」
これは、ストーリーも描写もキャストも最悪!という映画だった。
もともと仮面ライダーは、中学生の頃に放映されたものなのでリアル世代とは言えるのだけど、ほぼ見ることがなかったので、楽しみなわけでもなく、あまり期待はしていなかった。
それでも、「シン・ゴジラ」「シン・ウルトラマン」に続く庵野秀明作品なので、いちおう見てみようと思ったわけだが、ここまでヒドいとは思わなかった。
バトルシーンなども、下手くそなCGだったので迫力もクソもなく、いいかげんなストーリーとともに、見ていてある意味苦痛だった!?
キャストも、どうして池松壮亮のような地味な男を主役にしたのかよくわからなかったし、ラスボスが森山未來だった時点で拍子抜けしてしまった。


次は「刀剣乱舞 黎明」
前作はまったく期待していなかったものの意外と面白かったので、思わず「A」評価をつけたけど、今作はそこまで期待していなかったものの、期待以上(?)のヒドさでした。
一番の問題は、舞台を現代にしてしまったことで、あちこちで違和感が出てくる上に、登場する現代人(特に女子高生とかギャル)と刀剣男士たちとのコンピがほとんどギャグだった。
前作が面白かったのは、ストーリーは荒唐無稽ではあるものの、「本能寺の変」を中心とした戦国時代を描いていたので、それほど違和感がなかったからだと思う。
主人公である三日月たち刀剣男士がいるのは、「歴史修正主義者たちの陰謀を食い止めるため」だったはずなのに、今作では歴史修正主義者はまったく出てこない上に、鬼となった男のいきさつというのが「こんなんでいちいち鬼になってたら、世の中鬼だらけじゃん」と思えるほど、アホらしかったから。

続いては「アナログ」
ベタなラブロマンスだと思っていたのだが、見ようと思ったのは、予告編を見て「この先どうなるんだろう」とちょっと興味を持ったからだ。
ところが、波留演じるヒロインが二宮和也演じる主人公の前から急に姿を消した、という理由が判明してから以降の展開が、あまりにも「そりゃあないだろう」というものだったので、見ていて唖然とした。
そして何よりもがっかりした最大の理由は・・・ニノが下手すぎる!
こいつのことを絶賛する人が結構いるのだけど、発声のし方がヘタなのか、セリフが聞き取りにくくて、どこがウマいのかまったく理解できない。
などなど、前半と後半との落差が大きすぎたので、結果的に「D」をつけるハメになってしまいました。

最後は「ドミノ」
予告編を見た限りでは、どんな映画なのかよくわからなかったのだけど、実際に見てみて、さらに「わけわかんねえ!」映画だった。
この作品では「ヒプノティクス」という「脳をハッキングする」能力が用いられている。
前半から終盤までの出来事がすべて虚構だったという展開になっているので、ある程度はハラハラ・ドキドキするのだが、すべてが後出しジャンケンのようでスッキリしない上に、ラストで一気に「はあ?」となってしまった。
正確にはエンドロール後なんだけど、せっかく「いやあ、終わった。まあよかったじゃん」と思っていたところ、まさかの大ドンデン返しが待っている。
「ヒプノティクス」というのは、人の脳をハッキングする能力なのに、最後の最後に相手と瞬時に入れ替われる能力に変わっていたのだ。
もしかして監督は「ヒプノティクス」の設定を理解していなかったのか?
いずれにしても、エンドロール後にすべての感動を吹き飛ばすほどの大失態を演じた作品、として私の中では記憶にとどめたいと思っている。


上記以外で、「期待していたのに、そうでもなかった」あるいは「がっかりした」映画がいくつかあった。

「劇場版MOZU」は、テレビ版が面白かっただけに、かなり期待していたのだけど、終盤の北野たけしの変わりように違和感がありすぎて、一気に評価を落とした。

「蘇える金狼」は、名作と言われていたので見てみたのだが、アホみたいな展開と松田優作のヘタくそ演技がすべて。
ホントは「D」をつけたかったけど、過去作品なのであえてはずした。

「インディー・ジョーンズと運命のダイヤル」は、すでに前作「クリスタルスカル」で見切りをつけていたので、最初から期待はしていなかったのだけど、想像通りの駄作だった。
「最後の聖戦」でやめておけばいいものを、「スターウォーズ」と同様、続編を作ったばかりに、トンデモない結果になってしまったが、第一作の感動があるので、あえて「D」にしなかった。

北野たけしの「首」は、私の好きな時代劇なのでちょっと期待していたのだが、あまりの展開にかなりひいてしまった。
「構想30年」といううたい文句が、ここでは完全に裏目に出た感じ。


以上、2023年映画の総括でした。

来年も、たくさん見る予定です・・・ボケてなければ。



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