その一瞬にかける

2009-03-11 14:42:09 | 日記風
 ちゃんとしたカメラを持ってないくせに写真が好きです。

 この理由を考えていった時思い当たったのが、血でした。

 家、身内にカメラ関係の仕事してた人がいる。

 と言ってもこれは、撮る方ではなく、作る方です。
 渋い。
 
 撮る方だったら良かったのにねぇ。

 だから最新のカメラが身近にあったんですね。
 あるから親も喜んでそれでバチバチ撮っていたのです。

 そのせいじゃないかと思います。

 以前、知り合いで、会社の写真コンテストで賞をとったと言う方とお話したことがあります。
 もしできるなら、プロになりたいなって話をしていました。
 その方は人物を主に撮るらしんですが、ふと思って、どういう風に撮るんです?と聞いたことがあります。

 その方の答えとしたらポーズを取らせると気取ったり自然な表情が出ないから、座らせてすぐ、気づかれない内にシャッターを切るそうです。
 
 でもその話を聞いた時、疑問を持ちました。
 その方があくまで趣味で撮ってるっていうならそれでいいんです。
 でもプロ思考なら、それは違うんじゃないかなって。

 好きなカメラマンの方がいまして、報道写真を主に撮っていらっしゃいますが、エッセイの中で、そのスクープ写真を撮る為に、何十時間も何十日もそこで張り込みをし撮ると書いていらっしゃいました。

 そんなことが知識として頭にあったから、だと思う。
 
 芸術写真はまた違うでしょうが、指先1本とその決定的瞬間が訪れることに神経を使うということに変りはないと思います。

 だから違うな・・・って思ったんだと思う。

 絵画もまたその一瞬を切り取り描くものですが、カメラのそれもある一瞬を切り取り撮ることだと思います。

 それって何が違うのだろう。

 その誕生や、手法や、時代性もあると思いますが、カメラと絵画の差ってなんだろうと思います。

 私の浅はかな知識でも、1つ共通しているのは共に構図でしょうか。
 構図って画家、カメラマン、共に共通して大切なものらしいです。その人が考えて他の人にない一瞬のシーンを切り取る。
 
 それがまさしくセンスって奴かも知れません。

 そういう意味では文章を書くと言うことと一脈通じているかも知れません。これも何を切り取り書くということと違いはありませんから。

 なるほどね~。
 そんなことも惹かれる一因かも知れませんね。

 これってセンスがあるのかどうか、か。

 少なからずカメラに関しては怪しい私です。


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