ベルサイユのばら  首飾りは不吉な輝き

2013-03-31 12:30:00 | ドラマ/映画/ドキュメンタリー
 しばらく実写版と重なるため「ガラスの仮面」の感想はお休みします。

 ルイ15世がボバリュー夫人のために作らせたという首飾りが、マリー・アントワネットの所に持ち込まれた。渡す前に死去され、高額で誰も買うことができないのだ。

 しかし今の金額で192億はするという首飾りをいかなマリーアントワネットといえど、買うことはできず、やんわりと断る。

 そして、後継ぎのご懐妊。

 王女に続いて王子の誕生。名実ともにフランスの母となられたと喜ぶオスカルだが、マリー・アントワネットは違う。

 貴族の謁見が仕事なのに、公務に追われて子どもとの時間が取れないという。(あら、どこかの国のお偉い皇太子夫人と同じようなことを?)事実上、謁見という公務を取りやめ、同じ敷地内にあるトリアノン小離宮に移った。

 出入りできるものも限られ親子の時間がここでは持てた。

 それを聞いたオーストリアの母はわが子の愚かさを嘆く。

 わが娘よ、民を愛し、愛される女王たれ

 そして63年の生涯を閉じた。

 そのショックも冷めやらぬ中、陰謀がマリーアントワネットを待ちわびていた。

 ヨーロッパ、ロシアまで足を延ばしても売れない宝石に業を煮やした宝石商が、何を間違ったか、マリーアントワネット様と親しいと聞くジャンヌを訪ねてきて、どうしてもあの方にお買いいただきたい途中階を頼んできた。
 
 親しいなんてまっかの嘘もいいところ。マリーアントワネットになど会ったこともない、ジャンヌは好機到来と、再び、ローアン大司教を訪ねる。
 マリーアントワネット様はどうしても欲しくお買い上げになると決心した、分割で払うが、そうすると身元保証人が必要となる。
 それなりの身分が会って…と口八丁を並べ立て、ローアンを保証人に仕立て上げる。

 そして首飾りを手に入れると夫・ニコラスはイギリスへ行かせ、そこでばらばらにして売り飛ばせと言い、マリーアントワネットの偽造の支払い証書を書いたサインの偽造ができる偽司法書士はスイスに逃がす。
 ジャンヌ自身はもうしばらく残って状況を見ることになった。

 王妃がベルサイユ宮殿にいないということに貴族の怒りが爆発する。
 何日もかけて訪ねてきたのに、追い返されるのでは無理はない。
 少しだけでも謁見を再開してくださえうよにとオスカルがマリーアントワネットを訪ねるが、今が母となり1番美しいとき、そして幸せなときだともう少し進言は差し控えた。

 パリにはイギリスから独立を勝ち取った兵士たちが戻っていた。マリーアントワネットも参加したフェルゼンを心配し、オスカルもまたそれを聞けば心穏やかじゃない。

 遺族に遺品を渡したいとアメリカから戻った兵士に出会う。

 アンドレはフェルゼンが戦死したというニュースは聞いていないと聞いたと言ってもオスカルは更に不安を募らせ、酒場に飲みに行っても酔えるどころじゃない。
 ロベスピエールと偶然再会するが、彼は民衆のための弁護士をしているという。

 そしてオスカルが近衛だと聞くと王室の犬かと一斉に客の暴力が始まった。

 パリは想像以上に荒れていた。

 そんなとき、マリーアントワネットの所に第1回目の支払いをという書面が届くが宝石商から届く。
 なんのことかしら?とマリーアントワネットはそれを火にくべて燃やしてしまう。
 陰謀の始まりはマリーアントワネットにいやでも暗い影を落とし始めていた。


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