ABC.com（出典）
ネットフリックスが配信している「ザ・クラウン」が時を越えてチャールズ皇太子のスキャンダルを呼び起こしている。
次の英国国王はチャールズ皇太子のはずなのに、その長男のウィリアム王子にという声が上がる。
エリザベス女王が来年95歳になるということもあり、王位継承が行われるのではないかという話からチャールズ皇太子が次の国王に相応しいかどうかの話が広がる。
市場・マーケティング調査およびデータ分析の英企業「YouGov」が次の国王を継ぐべきは誰かとツイッターによる調査結果を発表した。
ウイリアム王子 40％
チャールズ皇太子 32％
2019年から何度か行われいるが、差が今回最も差が広がっているそうだ。
ウィリアム王子推しが大きくなっている。
あくまで民意ということなんでしょうが…。この結果には「ザ・クラウン」シーズン4でチャールズ皇太子とダイアナ元妃のことが描かれたことが大きいと言われる。
ただ実際に、ウィリアム王子の即位があり得るかと言えば、無理だと思う。
エリザベス女王が高齢だということは判っていて、すでに皇太子に引き継がれている仕事がかなりあると新型コロナウィルスのニュースが出だした頃に言われていた。
仮にウィリアム王子を国王にということになれば、継承順位から行けば、ウィリアム王子の長男であるジョージ王子が皇太子になる。
7歳のジョージ王子がそのまま皇太子として即位できるのかどうか判らない。
例えば日本は、皇太子に即位できるのは成人してからだそうです。
同じような年齢制限があれば、その年齢に達するまでは皇太子は空位となる。
そうすると、ウィリアム王子が国王になった場合皇太子が助けてくれるということが期待できない。
まさか抜かされたチャールズ皇太子がそのまま何かの立場で引き続き支えるということは…ないでしょう。
ウィリアム王子が成人男子だけにどういう立場で仕事を補佐するのか判らない。
継承順位で行けば、ジョージ王子のあと、
4位シャーロット王女、5位ルイ王子、6位ヘンリー王子と続き、7位アーチー（ヘンリー王子の長男）、8位アンドルー王子（エリザベス女王の次男）、9位ベアトリス王女（アンドルー王子の長女）、10位ユージェニー王女（アンドルー王子の次女）
ヘンリー王子は米国にいて王位王族を離脱、その息子も1歳と更に幼く離脱、その次にいるアンドルー王子が公務引退中。その後の王女となると王位王族ではないので、王位王族の公務をしていない。助けになるかどうかは未知数となるらしい。
現実問題として、王を支えられるメンバーで王位継承者はウィリアム王子しかいない。ウィリアム王子が即位して王なら誰もいない。
それぞれの妻である妃や、エリザベス女王の三男のエドワード王子夫妻もいるけど…やはり手が回らない状態となるだろう。
何より、次の皇太子のジョージ王子の教育問題も急がれる。
王位継承者はいるけど、幼くてつくことができないという現実的な問題が大きい。
やはり順当にチャールズ皇太子しかいない…という現実になるのでは…。
そうなると、エリザベス女王が現役でもうしばらく頑張るしかないということにもなってきかねない。
ここ数年が英王室も勝負となるんでしょうかね…。
ただジョージ王子が未成年で皇太子になれ、摂政がつけば公務ができるとしても…その摂政がいないという現実も変わらない。
実際、チャールズ皇太子が今年前半で新型コロナウィルスに感染となったとき（あとからウィリアム王子も感染していたというニュースが流れたため、この幼い王位継承者たちが…という問題は起きた可能性が否定できない）、王室の揺れは大きかっただろうと想像される。
万全な準備を備えたつもりでも、やはり脆い部分はぬぐい切れない。
ヘンリー王子の自分を優先した生き方は…英王室には大きな痛手なのかもしれない。
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