『あいのうた』

設定もストーリーもありきたり・・・なのに何故こうも心惹かれるのだろう？
やはり菅野美穂の演技力につい引き込まれてしまうんだろうな。

・・・あと半年の命、それを言い渡された片岡は笑っていようと決心する。
そうすれば子供たちや仲間たちが、いつも笑顔の自分を思い出してくれるから・・・。

昔はこんなベタなファンタジーでは泣けなかったが、今ではボロボロ涙をこぼしながら観ている。
もう難しい理屈には辟易するんだ。
純な気持、それだけでいい。

水曜日には片岡が「死にたくないよ」と号泣するシーンがある。
早く観てみたいなぁ・・・。

みっともなくても、かっこ悪くても、本音をさらけ出せないんじゃ、そんなもの「愛する人」じゃないからね。

とにかく、そんな優しい気持になれるドラマです。

障害者自立支援法

日本国民の皆さん、自民党が政治的・経済的特権階級の利益のための政治をする政党であることはご存知でしょう？

・・・なぜ、あんなに勝たせたんですか？

障害者は、障害者になりたくてこの世に生まれてきたのではない。
そして障害者は、贅沢をしたいとは言っていないし、そんなこと考えてもいない。

彼らは生活できなくなるのです。
自民党に投票した日本国民は、弱者切り捨て論者であるようだ。

弱者なんてどうでもいいですか？
自分には関係ないことですか？

もう少し思いやりの精神をもてないかなぁ・・・。
構造計算書の偽造問題もあの通りだし、この国は確実に腐りはじめている。

こういう軽佻浮薄な風潮が蔓延した時、ファシズムが台頭する。
・・・俺なんか、真っ先に銃殺だろうな・・・。

『宇宙戦争』

・・・なんなんだ？この映画は・・・？
たしかに特撮はすごい。
だが、それだけだ。

考えさせられるテーマは？
手に汗握るスリルは？
涙さそうカタルシスは？
これらのものはどこへ行ったんだ？

こんなものを面白いという奴がいれば、是非ともお目にかかりたい。

映画史上最高額となる莫大な費用がかかったというが、これじゃ金をどぶに捨てるようなものである。

トム・クルーズの演技もいただけないし・・・実につまらない映画であった。
責任者出て来い！
レンタル料450円返せ！

『石の森』

ここのところ、キリスト教文学者三浦綾子の作品を読み続けているわけであるが、これはどうも「ハズレ」だったようだ。

なんでも、雑誌『セヴンティーン』に連載されていたとのことで、なんだか少女漫画を読んでいるような気分であった。

ただ・・・主人公の少女が恋に破れ、やけくそになり、素裸にオーバー一枚だけはおり、街をうろつく部分は刺激的で、性的に興奮してしまった。
アダルトビデオなんぞには全く興奮しないのだが・・・。

やはり「性」は、「聖」のすぐそばでこそ妖しく光るもんなんだなぁ。

日本国

昭和56年、僕は教育実習の反省会で「もし今マルクスが生きていて、世界中の国を視察して回ったとすれば、この日本がいちばん『社会主義的』だと言ったであろう」と発言した。

だが、それから25年経った現在、日本は確実に本来の資本主義国化しつつあると言わざるを得ない。

貧富の差はもっと開いていくであろう。
しかし、それは国民が選択した途であるから誰も文句は言えないはずだ。

労働者諸君、これからもっと大変なことになるぞ。
過労死の十人や二十人、当たり前になっていくであろう。

あなた方日本国民がそれを選んだのだ。
おとなしく死んでいってください。
・・・僕は日本人には、「大きな政府」の方が性に合っているとしか思えないんだがなぁ・・・。