kouheiのへそ曲がり日記

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この国は確実に狂いはじめている

2015-10-24 16:21:52 | 日記
MARUZEN&ジュンク堂書店は10月23日、渋谷店で実施されていた「自由と民主主義のための必読書50」と題するブックフェアを中止し、店頭にあった書棚を撤去した。

何なんだ? このニュースは?

「反日的」「偏向」などという批判があがったというが、本屋さんが「親日的」「公平」に本を売らなければならないなどという法がどこにあるのだ?

日本は少しずつ狂いはじめている。
だが、まだ間に合う。
間に合うはずだ。
いや・・・手遅れになるのを座して待っているわけにはいかぬ。

別に「親日的」思想家がいなくなればいいなどと言いたいわけではない。
逆に「左翼的」思想ばかりでこの世が埋め尽くされればいいと思っているわけでもない。
多様であることが望ましいと思っているだけだ。

いろんな意見を自由に言える世の中であってほしい、というだけなのである。

二回目の安倍政権になってから、どうもおかしい。
官僚が裏で糸を引いているのだろうか?
この経済的・文化的閉塞感・・・嫌な予感がする。

異常に同調圧力が高い日本だったが、少し個人的やり方を寛容にみる余裕がでてきたのかいな、と感じはじめたのが数年前のことだった。
だがこの一二年、大学は文科省の圧力で人文・社会系の学部を改編する動きを示しているし、企業はなかなか賃金を上げず、非正規雇用の増加で貧富の格差はひらいていっている。

自立して生活できない同国民の面倒をみる必要はない、という共助の精神を否定する者の割合は日本が突出して多かった。

委縮して自粛を続けていると、たいへんなことになるのではなかろうか?

国をつぶすにゃ刃物は要らぬ

2015-10-08 09:28:34 | 日記
本日現在、二人の日本人研究者がノーベル賞に輝いた。
テレビでちょっと観ただけであるが、お二人ともじつに人格が高いように思えた。

微生物の研究から、多くの人が苦しむ病によく効く薬を開発した先生は、文科省が理想とする「学問」の在り方を体現した方であろう。
ご本人も「人の役に立つ」ことを信条としておられるようだ。
こういう研究者には国は喜んで金をだすだろう。

そのことはそのことでよい。
僕が文句をつけることは何もない。

ただ科学というものは、金儲けに直接はつながらないものもあるのだ。
ニュートリノが質量をもつことを証明した研究は、なかなか金儲けに結びつけづらい。
だがこういう研究がいかに大切か、多くの人々に理解してもらいたい、と痛切に思う。

こういう基礎研究や人文・社会科学の研究を「役に立たない」として軽視するような国は先進国ではない。
日本つぶすにゃ刃物は要らない、安倍さんや橋下さんの思いどおりの教育政策を推し進め、そのまま50年もほっとけば、日本は衰退し、遠からず滅ぶであろう・・・。