kouheiのへそ曲がり日記

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なんちゃあない

2014-11-24 13:39:29 | 日記
マンガ家、西原理恵子さんのエッセイを読んだ。
彼女は言う、人生の極意は「なんちゃあない」だ、と。
これは高知の方言で「どうってことない」、「気にしない、気にしない」というほどの意味だそうな。

僕はいま56歳だが、本当に「なんちゃあない」だよなぁ、と思う。

若い頃クダラナイことに神経を使いすぎた。
バカだったなぁ・・・。
何かっていうと腹を立てていた。
我ながらアホらしかった・・・。

どうせ死ぬ時はあっと言う間にやってくる。
もっとみんなと話せばよかった。
もっと笑えばよかった。
もっと愛せばよかった。

会社でいやな思いをしてる人はいませんか?
いやだったら、我慢せず辞めちゃいな。
一人食っていくくらい、どうとでもなるから。
会社を辞めるなんて「なんちゃあない」。

彼女は言う、いやな会社って上から下までいやな奴ばかりだ、と。
逆にいい会社はみんないいひとばかりだ、と。

いやな会社で安い給料で我慢しつつ働いていて文句も言わない。
家庭や学校で忍耐強くあれと教育されたから?
そんなの資本家にとって都合がいいだけじゃん!

もちろんお金は大切です。
ビートルズが Can't Buy Me Love! と歌おうとも、お金は絶対必要です。
でも自殺したくなるくらい働くというのは間違っている。

それに給料が高くとも、嘘をつく仕事では心が晴れない。
もらいは少なくとも、人から感謝される仕事の方が心の健康にもいい。

とにかくカッコつけて拘ってると損だよ。
受験も恋も就職も、なんちゃあない、の精神で生きましょう(合掌)

教育に悪い仕事

2014-11-15 14:22:24 | 日記
ちょっと前のことであるが、水道局員の方が仕事をする様子をテレビでやっていた。
真夜中に町中を歩き回り、集音器で道路の下の水道管の異常を確かめておられた。
こんな細かいことを毎晩やるのは、世界でも珍しいのではなかろうか?

その寡黙な局員の方は、名声に飢えているようには見えなかったが、僕は心の底から感動し、拍手喝采をおくりたい気持ちになった。
日本ていい国だなぁとつくづく思った。

ドイツの哲学者ゲオルク・ジンメル(1858~1918)は、貨幣だけの報酬では満足しない職業について書いている。
すなわち、教師・政治家・芸術家等である。
彼らは貨幣以外に、称賛(それが蓄積したものが名声ということになろう)を欲する。

しかるに現代日本の教師や政治家は何なんだ?
称賛どころか、貨幣報酬をやるのも躊躇われるような連中ばかりだ。
とくに現代日本の政治家の活動内容は、教育に悪いとしか言いようがない。

こんな連中が「愛国心教育」などと言うと、苛立ってしまう。

誰からも称賛されないが、誰かがきっちりやってくれないと日々の生活に支障が出る仕事・・・そういう仕事人たちの姿を魅せる方が、おそらく教育にはいいと思う。

また巨額の費用を使って選挙だと・・・「愛国心」を高めたかったら、お前らがしっかりせい!