kouheiのへそ曲がり日記

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刑務所より辛い娑婆

2005-07-31 09:39:00 | 日記
19歳の女の子が殺された。
犯人は「人を殺せば刑務所に入れると思った、刑務所に入った方が楽に暮らせると思った」と述べたという。

16歳の女子高校生が電車の中で4人の青少年から痴漢行為を受けた。
周りにいた大人たちは、皆「見てみぬふり」をしていたという。
この娘さんは、大人を一切信用できなくなるのではなかろうか?

刑務所の方が娑婆より楽とは、いったい何たることであろうか?
青少年に範を示すべき大人が「見てみぬふり」とは、どういうことなんだ!?

この国は確実に腐り始めている。
なるべく早いうちに手を打たなければならない。
僕はいわゆる「単独派」で、他人との共闘は、正直言って苦手中の苦手である。
だが事態は、そんなことを言っている場合ではなくなりつつある。

僕は何も、社会正義を打ちたてようというつもりはない。
それは危険なことである。
いつファシズムに落ち込むか分からないからである。

そうではなくて、僕は社会悪を撲滅しようとするだけだ。
人間は必ず間違いを犯す。
これが善である、と宣言することは、それが間違いであった場合、被害甚大だ。
だが、これが悪である、と宣することは、たとえそれが間違いであったとしても、相対的に問題は少ない。

皆さん、いっしょに闘いませんか?
どうぞ宜しくお願い申し上げます(合掌)
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静かな心で

2005-07-30 10:52:00 | 日記
僕は最近、折に触れて祈る。

おん あぼきゃ べいろしゃの まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん

良きにつけ悪しきにつけ、少しでも心が浮ついてるなと感じたとき、このお経を合掌して唱えるのだ。
すると不思議なことに、心がすうっと落ち着くのである。

いかようにもがけど、過去はどうにもならない。
どうにもならないものは、どうにもせず、放っておいたらよい。
生・老・病・死もどうにもならない。
気に病むだけ無駄だ。

ただ病は、自分の努力である程度コントロールできる余地がある。
その余地があるなら、努力すればよい。
かくして僕は、酒を止めた。

最近の僕の心は、とても静かだ。
当然のことであるが、金があろうと、出世しようと、名声を得ようと、心静かにしていられなければ、そこには「幸福」はないのである。

だが僕は、自分だけ幸せであればよいというような、いわゆる「エゴイスト」ではない。
全世界の貧困や戦争に苦しんでいる人々のことを考えると、それだけで胸が痛む。
某都知事のように、東西冷戦構造が崩壊したことをもって、イデオロギーが終焉したなどという軽佻浮薄なことを言っているアホではないよ、僕は。

とにかく、いかなる理由があろうとも、無辜の民を殺すことを是とするような「宗教」は、この地上から抹消せねばならない。
その方途について考えることが、今の僕の仕事だと思っています、合掌。
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小人閑居して善く為さず

2005-07-29 09:44:00 | 日記
最近、異常な凶悪犯罪が多発している。
ニュースをテレビなどで観ていると、いやに目につくフレーズがある。
それが「××容疑者『無職』が逮捕されました」という文句である。

日本人は仕事中毒のエコノミック・アニマルだ、などと外国人から揶揄されるが、どうも日本人は仕事をしていないとロクでもないことばかりしてしまう体質らしい。
以前にも書いたとおり、労働神事説の国だからか・・・?

去年のことであるが、あるデパートの食品部のマネージャーが、新規プロジェクトに取り組んでいる様子を取材した報道番組があった。
早朝から深夜まで働きづめで、しかも家には帰らず、近くのホテルに何日も泊り込んでおられた。

僕は観ていて気の毒になってしまった。
しかし考えようによっては、彼は幸せなのかもしれない。
やるべき仕事がたしかにあるのだから。

でも人間の人生って、仕事だけで埋め尽くされてしまうものなのだろうか?
芸術を愛する僕としては、それではあまりにも殺伐としすぎているように思われるのだがなぁ・・・。

故H教授がおっしゃっていたのを思い出す、「日本では人間を労働力としてしか観ない伝統があるような気がするんですけれどねぇ・・・」と。

現在働く機会をもてない皆さん、たしかに仕事も大事だけれども、人生それだけではありませんぞ。
仏様がお与えくださった Long Vacation だと思って、何か有意義なことをしてみたらいかがですか?

周囲の人々も、無職であることをまるで犯罪であるかのごとき目で見ないで、「働け!働け!」ばかり言ってやらないで欲しい。
世間の価値観を捨て、彼岸の価値観で見守って欲しい。
さしあたり仕事がないなら、専業主夫もいいんじゃないかなぁ・・・。
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『大銀幕』

2005-07-28 10:39:00 | 日記
中島みゆきの『大銀幕』を借りてきて焼いた。

いいよなぁ~~、自分で作詞・作曲して、自ら唄い、それでご飯が食べられるとは・・・。
おまけに多くの人々を感動させるのだから・・・。

あっ、『世情』が始まった。

♪世の中はとても臆病な猫だから 他愛のない嘘をいつもついている 包帯のような嘘を見破ることで学者は世間を観たような気になる シュプレヒコールの波通り過ぎていく 変わらない夢を流れに求めて 時の流れを止めて変わらない夢を見たがる者たちと闘うため♪

この唄を口ずさむたび、僕の心は慟哭する。
血みどろになって闘いぬいた若き日々を思い出して・・・。
あの闘いには目的なんかなかった。
敢えて言うならば、闘うことそれ自体が目的だった。

僕は敗残者となってしまったけれど、今の僕はあの闘いの中で造られたのだと思っている。
逃げずに闘って良かった。
だからこそ今、僕は自分自身のことが好きでいられるのだと思うから。

若人の諸君、人生はアタックであり、ウォーでありますぞ。
闘ってください、自分自身と。
そうしてこそ君らは君らでいられるのだから。
若いうちから逃げまくるような人生、そんなものは・・・ゴミである!
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『体の贈り物』

2005-07-26 10:36:00 | 日記
末期のエイズ患者たちと、彼らの世話をするホームケア・ワーカーとの交流を描いた小説である。
全編を通し、一切の虚飾を廃し、シンプルで端的な文章が連なっていく。
「お涙頂戴」的な部分が全くと言っていいほどないのが良い。

だが、そのことが逆に想像力の跳躍をも消し去っているのも否めない。

即物的な叙述は結構なのだが、全てのことが日常的な想像力の範囲以内で終始している。
日常的な因果律を超えて読者を幻惑させることによって、より深い真実に気づかせる小説が僕は好きだ。

そういう僕にはちょっと物足りなかったが、中学生や高校生など、人生で最も感受性の鋭い季節を生きている若人には、お薦めの作品である。
いわゆる「臭さ」が全くないから・・・。

リックが語り手である「私」に言う言葉が胸に突き刺さったままだ。

Will you miss me ? (君、僕がいなくなったら寂しい?)

僕がいつか死にゆくとき、誰かがそばにいてくれたらいいのだが・・・。
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